開幕して早2か月が経った2026年のJプロツアーを走る、各チームのバイクを連載形式で紹介。第2弾は好調岡篤志が所属するAstemo宇都宮ブリッツェンやヴェロリアン松山、チームユーラシア-iRCタイヤの3チームを紹介します。
Astemo宇都宮ブリッツェン/メリダ REACTO

Astemo宇都宮ブリッツェンのメリダ REACTO photo:Michinari TAKAGI
2026年に創設18年目を迎えたAstemo宇都宮ブリッツェン。地域密着型プロチームとして活躍を続けるUCIコンチネンタルチームは、JクリテリウムツアーのNTT東日本宇都宮清原クリテリウムにて、強力なチームワークから岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)が優勝した。
そんな宇都宮ブリッツェンが使用するのは、昨シーズンに引き続きメリダ。チームピットにはツール・ド・台湾でお披露目された特別デザインのREACTO(エアロロード)がチームブースに揃った。昨年登場したSCULTURA(軽量バイク)と同様にチームカラーである赤を纏い、各所にチームのシンボルである稲妻をあしらったマークやチームロゴが散りばめられ、プロトン内でも一際目立つバイクだ。

4iiiiの両足計測のクランク型パワーメーター photo:Michinari TAKAGI

トライピークのビッグプーリー photo:Michinari TAKAGI 
全選手がパナレーサーの新型レーシングタイヤ「AGXERO」の28Cを使用 photo:Michinari TAKAGI

VRECORDのオールラウンドモデル”VRECO ONE 50”を使用 photo:Michinari TAKAGI
コンポーネントはシマノ DURA-ACEとULTEGRAをミックスして使用。今シーズンからドライブトレイン周りのサプライヤーが新しくなり、4iiii 両足計測のクランク型パワーメーターをはじめ、SUMCのチェーン、トライピークのビッグプーリー、ライデアのフロントチェーンリングを使用している。
ホイールはブリッツェンが手がける新興パーツブランド、VRECORD(ブイレコード)のオールラウンドモデル”VRECO ONE 50”を使用。タイヤは全選手がパナレーサーの新型レーシングタイヤ「AGXERO」の28Cを使用していた。

VRECORDの一体型カーボンハンドルのプロトタイプ photo:Michinari TAKAGI

ブリッツェン特別仕様のステッカーでカスタムされたワフー ELEMNT VOLT V3を秋元碧(Astemo宇都宮ブリッツェン)が見せてくれた photo:Michinari TAKAGI
ハンドルはVRECORDの一体型カーボンハンドルのプロトタイプが取り付けられ、シクロベーションのバーテープが巻かれる。サドルはプロロゴで、3DプリントパッドモデルやSCRATCHなど、選手によって異なるモデルを使用していた。
サイクルコンピューターは引き続きワフー ELEMNT VOLT V3で、今シーズンからブリッツェン特別仕様のステッカーでカスタム。要望があれば、チームグッズとしても発売されるかもしれないとのことだった。
ブレーキローターとブレーキパッドが今年からブラコ、ボトムブラケットとブレーキローターロックリングはトライピークにカスタムされていた。昨シーズンから細かい変更はあれど、例年通り隙がなく、勝利に向けたカスタムが施されていた。
ヴェロリアン松山/ジャイアント TCR Advanced Pro 0

新開隆人(ヴェロリアン松山)のジャイアント TCR Advanced Pro 0 photo:Michinari TAKAGI
今シーズンで創設3年目を迎える、愛媛県松山市が拠点の地域密着型プロチーム、ヴェロリアン松山。チームキャプテンは鈴木譲が務め、阿部嵩之らベテランから若手まで、幅広い層の選手が所属しているチームだ。
そんなヴェロリアン松山が使用するバイクは、昨年のWHEELERから変更されたジャイアント。ゼッケン225をつけるこのバイクはJプロツアー第1戦 鹿屋・肝付ロードレースで7位に入った新開隆人(ヴェロリアン松山)のジャイアント TCR Advanced Pro 0。
「TCRは立ち上がりやコーナーでも踏みの加速が良くて、セカンドグレードであってもよく進むバイクです。エアロロードのPROPELよりも硬さはなく、誰でも乗りやすいバイクですね」とオールラウンドバイクの特性についてコメントしてくれた。

コンポーネントはシマノ ULTEGRA DI2で統一 photo:Michinari TAKAGI

ハンドルはジャイアント Contact SLR photo:Michinari TAKAGI

ステムがジャイアント Contact SL AeroLightの90mm photo:Michinari TAKAGI 
ドリンクはグリコのパワープロダクションを使用 photo:Michinari TAKAGI
ベースはジャイアント TCR Advanced Pro 0のULTEGRA完成車であるため、コンポーネントはシマノ ULTEGRA DI2で統一されている。ギア比はフロントが54-40T、リアのスプロケットは11-34T。ハンドルはジャイアント Contact SLRで、ハンドル幅は上が390mmでフレアして420mm、ステムはジャイアント Contact SL AeroLightの90mmだ。
ホイールはジャイアント SLR 0 40と同ブランドで統一。完成車ベースのため、Jプロツアーのレースで十分戦える完成度の高さを感じる。

タイヤはパナレーサーの新型レーシングタイヤ「AGXERO」の28C photo:Michinari TAKAGI

シーズデザインワークスのゼッケンホルダー「とめるちゃん」 photo:Michinari TAKAGI
タイヤはパナレーサーの新型レーシングタイヤ「AGXERO」の28C。「AGILESTはトレッドパターンがありませんでしたが、AGXEROはパターンがついたおかげか、コーナーでバイクをより倒せるようになり、かなりグリップが増した感じがします」と、ライドフィーリングは進化しているとのこと。空気圧は新開の体重が65kgで、フロントが4.0bar、リア4.2bar。
また、Jプロツアーで多くのチームが採用しているシーズデザインワークスのゼッケンホルダー「とめるちゃん」でゼッケンが取り付けられていた。
チームユーラシア-iRC/ヨネックス TRACE

鈴木道也(チームユーラシア-iRC)のヨネックス TRACE photo:Michinari TAKAGI
2026年プロバイク紹介第2弾のラストを飾るのは、さいたまディレーブ、新潟佐渡ゴールデンアイビス、KASUGAI ReNEW 部 KOZOJI RACINGから選抜されたメンバーが集う、複数地域連携型のJプロツアー登録チーム「チームユーラシア-iRCタイヤ」だ。
チームバイクは引き続きヨネックスだが、昨シーズンで使用していたセカンドグレードの軽量モデル「GROWENT」から、1月に発表されたばかりの新型ロードバイク「TRACE」に乗り換えている。ゼッケン243をつけるこのバイクは鈴木道也のTRACEだ。
コンポーネントはシマノで統一されている。「TRACEの場合、DURA-ACEでコンポーネントを組んでしまうとUCIルールの6.8kgを切ってしまうので、ULTEGRAで組んでいます」と、チームユーラシアの岩村メカニックは贅沢な悩みを話してくれた。

パワースポーツのステム一体型ハンドルを使用 photo:Michinari TAKAGI

「TRACEのフレームとハンドルのヘッド周りのパーツ、は自分で3Dプリンターで作成しました」と岩村メカニック photo:Michinari TAKAGI

ブレーキローターは軽量なガルファーを使用 photo:Michinari TAKAGI 
ゼッケンプレートホルダーも岩村メカニックのお手製 photo:Michinari TAKAGI
ギア構成はフロントが53-39T、リアは11-34T。ホイールやハンドル、ステム、シートポストは、選手それぞれが乗りやすいバイクにカスタムしているという。
鈴木のバイクはパワースポーツのステム一体型ハンドルを使用。「TRACEのフレームとハンドルのヘッド周りのパーツ、そしてゼッケンプレートホルダーは自分で3Dプリンターで作成しました」と、岩村メカニックの自転車愛が伝わってくる。

iRCのフラッグシップモデルである第6世代のFORMULA PRO TLR photo:Michinari TAKAGI

チームのスペアバイク「GROWENT」 photo:Michinari TAKAGI

身長が異なる選手の誰もが使用できるようにドロッパーシートポストが搭載されていた photo:Michinari TAKAGI 
手元のレバーでサドル高を調整可能 photo:Michinari TAKAGI
タイヤはもちろんiRCのフラッグシップモデルである第6世代のFORMULA PRO TLRで、ほとんどの選手が28Cを愛用中とのこと。ブレーキローターには軽量なガルファーを使用していた。
また、チームのスペアバイクとして用意されているのは、昨シーズンまでメインで使用していたGROWENT。レース中のメカトラブルで身長が異なる選手も使用できるように、ドロッパーシートポストが搭載されていた。創意工夫が施され、メカニックの職人魂が光るチームバイクだった。
photo&text:Michinari TAKAGI
Astemo宇都宮ブリッツェン/メリダ REACTO

2026年に創設18年目を迎えたAstemo宇都宮ブリッツェン。地域密着型プロチームとして活躍を続けるUCIコンチネンタルチームは、JクリテリウムツアーのNTT東日本宇都宮清原クリテリウムにて、強力なチームワークから岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)が優勝した。
そんな宇都宮ブリッツェンが使用するのは、昨シーズンに引き続きメリダ。チームピットにはツール・ド・台湾でお披露目された特別デザインのREACTO(エアロロード)がチームブースに揃った。昨年登場したSCULTURA(軽量バイク)と同様にチームカラーである赤を纏い、各所にチームのシンボルである稲妻をあしらったマークやチームロゴが散りばめられ、プロトン内でも一際目立つバイクだ。




コンポーネントはシマノ DURA-ACEとULTEGRAをミックスして使用。今シーズンからドライブトレイン周りのサプライヤーが新しくなり、4iiii 両足計測のクランク型パワーメーターをはじめ、SUMCのチェーン、トライピークのビッグプーリー、ライデアのフロントチェーンリングを使用している。
ホイールはブリッツェンが手がける新興パーツブランド、VRECORD(ブイレコード)のオールラウンドモデル”VRECO ONE 50”を使用。タイヤは全選手がパナレーサーの新型レーシングタイヤ「AGXERO」の28Cを使用していた。


ハンドルはVRECORDの一体型カーボンハンドルのプロトタイプが取り付けられ、シクロベーションのバーテープが巻かれる。サドルはプロロゴで、3DプリントパッドモデルやSCRATCHなど、選手によって異なるモデルを使用していた。
サイクルコンピューターは引き続きワフー ELEMNT VOLT V3で、今シーズンからブリッツェン特別仕様のステッカーでカスタム。要望があれば、チームグッズとしても発売されるかもしれないとのことだった。
ブレーキローターとブレーキパッドが今年からブラコ、ボトムブラケットとブレーキローターロックリングはトライピークにカスタムされていた。昨シーズンから細かい変更はあれど、例年通り隙がなく、勝利に向けたカスタムが施されていた。
ヴェロリアン松山/ジャイアント TCR Advanced Pro 0

今シーズンで創設3年目を迎える、愛媛県松山市が拠点の地域密着型プロチーム、ヴェロリアン松山。チームキャプテンは鈴木譲が務め、阿部嵩之らベテランから若手まで、幅広い層の選手が所属しているチームだ。
そんなヴェロリアン松山が使用するバイクは、昨年のWHEELERから変更されたジャイアント。ゼッケン225をつけるこのバイクはJプロツアー第1戦 鹿屋・肝付ロードレースで7位に入った新開隆人(ヴェロリアン松山)のジャイアント TCR Advanced Pro 0。
「TCRは立ち上がりやコーナーでも踏みの加速が良くて、セカンドグレードであってもよく進むバイクです。エアロロードのPROPELよりも硬さはなく、誰でも乗りやすいバイクですね」とオールラウンドバイクの特性についてコメントしてくれた。




ベースはジャイアント TCR Advanced Pro 0のULTEGRA完成車であるため、コンポーネントはシマノ ULTEGRA DI2で統一されている。ギア比はフロントが54-40T、リアのスプロケットは11-34T。ハンドルはジャイアント Contact SLRで、ハンドル幅は上が390mmでフレアして420mm、ステムはジャイアント Contact SL AeroLightの90mmだ。
ホイールはジャイアント SLR 0 40と同ブランドで統一。完成車ベースのため、Jプロツアーのレースで十分戦える完成度の高さを感じる。


タイヤはパナレーサーの新型レーシングタイヤ「AGXERO」の28C。「AGILESTはトレッドパターンがありませんでしたが、AGXEROはパターンがついたおかげか、コーナーでバイクをより倒せるようになり、かなりグリップが増した感じがします」と、ライドフィーリングは進化しているとのこと。空気圧は新開の体重が65kgで、フロントが4.0bar、リア4.2bar。
また、Jプロツアーで多くのチームが採用しているシーズデザインワークスのゼッケンホルダー「とめるちゃん」でゼッケンが取り付けられていた。
チームユーラシア-iRC/ヨネックス TRACE

2026年プロバイク紹介第2弾のラストを飾るのは、さいたまディレーブ、新潟佐渡ゴールデンアイビス、KASUGAI ReNEW 部 KOZOJI RACINGから選抜されたメンバーが集う、複数地域連携型のJプロツアー登録チーム「チームユーラシア-iRCタイヤ」だ。
チームバイクは引き続きヨネックスだが、昨シーズンで使用していたセカンドグレードの軽量モデル「GROWENT」から、1月に発表されたばかりの新型ロードバイク「TRACE」に乗り換えている。ゼッケン243をつけるこのバイクは鈴木道也のTRACEだ。
コンポーネントはシマノで統一されている。「TRACEの場合、DURA-ACEでコンポーネントを組んでしまうとUCIルールの6.8kgを切ってしまうので、ULTEGRAで組んでいます」と、チームユーラシアの岩村メカニックは贅沢な悩みを話してくれた。




ギア構成はフロントが53-39T、リアは11-34T。ホイールやハンドル、ステム、シートポストは、選手それぞれが乗りやすいバイクにカスタムしているという。
鈴木のバイクはパワースポーツのステム一体型ハンドルを使用。「TRACEのフレームとハンドルのヘッド周りのパーツ、そしてゼッケンプレートホルダーは自分で3Dプリンターで作成しました」と、岩村メカニックの自転車愛が伝わってくる。




タイヤはもちろんiRCのフラッグシップモデルである第6世代のFORMULA PRO TLRで、ほとんどの選手が28Cを愛用中とのこと。ブレーキローターには軽量なガルファーを使用していた。
また、チームのスペアバイクとして用意されているのは、昨シーズンまでメインで使用していたGROWENT。レース中のメカトラブルで身長が異なる選手も使用できるように、ドロッパーシートポストが搭載されていた。創意工夫が施され、メカニックの職人魂が光るチームバイクだった。
photo&text:Michinari TAKAGI
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