ツアー・オブ・ジャパンを走った海外チームのプロバイクにフォーカスを当てる。スワットクラブやシーキャッシュ、リーニンスターなど、日本最大のステージレースを彩ったチーム機材を紹介します。
フランチェスコ・カロッロ(イタリア、スワットクラブ):ジャイアント PROPEL ADVASNCED SL

山岳賞を獲得したフランチェスコ・カロッロ(イタリア、スワットクラブ)のジャイアント PROPEL ADVASNCED SL photo:So Isobe
クラブチームながら、ワールドチームを相手に昨年のイタリアナショナル選手権を制して一躍話題をさらったのがイタリアのスワットクラブ。2026年はUCIコンチネンタルチームに昇格し、昨年のツール・ド・おきなわに続いてツアー・オブ・ジャパン初出場を果たすとともに、積極果敢な走りで大会を大きく盛り上げた。

ピレリのP ZERO Race TLR SL-Rタイヤをセット photo:So Isobe 
軽量なRACE INTEGRATED HANDLEBARを組み合わせる選手も photo:So Isobe

ひときわ目を惹く華やかなカラーリング photo:So Isobe

DURA-ACEにThe Mechanic Partsのチェーンリングを組み合わせる photo:So Isobe 
ペア重量1250gを誇るカデックスのMAX 50ホイール photo:So Isobe
チーム力もさることながら、スタイリッシュなチームキットでも注目を集めるイタリアチームが駆るのはジャイアントの新型PROPELで、軽量モデルのTCRは使用せず。チームカラーにペイントされた最高峰のADVANCED SLグレードがいち早く供給されていることからもプレゼンスの高さを窺い知れる。写真のゼッケン121は山岳賞を獲得したフランチェスコ・カロッロ(イタリア)のバイクだ。
ホイールやハンドルバー、サドルも含めてジャイアントのハイエンドコンポーネントブランドであるカデックス製品で統一し、ペア重量1250gのMAX 50ホイールにピレリの最新タイヤP ZERO Race TLR SL-Rを組み合わせている。コンポーネントはシマノDURA-ACEだが、チェーンリングのみオランダのThe Mechanic Parts社製。どの選手も56-44Tを基本にしている模様。
オスカー・ギャラガー(オーストラリア、シーキャッシュxボディラップ):ジャイアント PROPEL ADVASNCED SL

オスカー・ギャラガー(オーストラリア、シーキャッシュxボディラップ)のジャイアント PROPEL ADVASNCED SL。相模原ステージで勝利した直後に撮影 photo:So Isobe
日本を含め、アジア/オセアニア圏のレースを転戦するシーキャッシュxボディラップが使用するのもジャイアントのエアロロード、PROPEL ADVASNCED SL(先代モデル)。今年のツアー・オブ・ジャパンではシーキャッシュxボディラップ、スワットクラブ、VC FUKUOKA、そしてシマノレーシングと16チーム中4チーム(1/4)がPROPELを運用することとなった。

ステムはOverDrive Aero対応のジャイアント純正品。ハンドルは自由にセレクトされていた photo:So Isobe 
相模原ステージの20分パワーは317ワット photo:So Isobe

カデックスの50 UltraホイールにピレリのP ZERO RACE TLR RSタイヤを組み合わせる photo:So Isobe
写真のゼッケン53は「OG」のニックネームで呼ばれ、圧倒的なスプリント力で相模原ステージを制した19歳のオスカー・ギャラガー(オーストラリア)のバイク。シマノDURA-ACEにカデックスのホイール+ピレリタイヤという構成はスワットクラブ同様だが、シーキャッシュは50 UltraホイールにP ZERO RACE TLR RSを運用する。4年連続でツアー・ダウンアンダーに出場しているリアム・ウォルシュは富士山ステージで56-34Tというシマノの許容範囲を遥かに飛び越えたチェーンリング構成で臨んでいたとのこと。サドルやハンドル類は選手の好みによって比較的自由にセレクトされているが、ステムは独自の大径コラムに対応したジャイアント製。
アレクサンダー・サルビー(デンマーク、リーニンスター):トレック Madone

アレクサンダー・サルビー(デンマーク、リーニンスター)のトレック Madone photo:So Isobe
前戦のツール・ド・熊野ではニルス・シンシェク(オランダ)がステージ2勝+総合2位、ツアー・オブ・ジャパンでも元ワールドチーム選手のエドアルド・セプルベダ(アルゼンチン)が総合4位と展開を作った中国籍のリーニンスターはトレックのMadone SLRを駆る。チームロゴを加えた赤と白基調の複雑なカラーリングが目を惹くが、トレックのカスタムペイント「PROJECT ONE」のロゴがないことから、おそらくチーム側で塗装を施したものと思われる。

総合4位、エドアルド・セプルベダ(アルゼンチン)はコンピュータとハンドルの隙間を埋めるパーツを導入 photo:So Isobe 
トップチューブにはリーニンのブランドロゴが記される photo:So Isobe

ボントレガーのAeolusホイールにコンチネンタルのGRAND PRIX 5000タイヤを組み合わせ photo:So Isobe
ホイールや一体式のハンドル、サドルはボントレガー製品で統一し、コンポーネントはシマノDURA-ACE。多くの選手がセラミックスピードのビッグプーリーケージを取り付けていた。クランクセットはローターやサイブレイの製品が混在していた。タイヤはコンチネンタルのGRAND PRIX 5000シリーズ(28C)。コンピューターはワフー製品で揃えていた。
トレンガヌサイクリングチーム:ポリゴン Helios A

トレンガヌサイクリングチームとポリゴンのタッグは今年も健在。ハイエンドモデルのHelios Aを駆る photo:So Isobe

ほかチーム同様56-44Tが基本。選手供給専用品だ photo:So Isobe 
ハンドル周りやサドルはPROで統一。Vibe Evoハンドルバーを使う選手が多数 photo:So Isobe
マレーシアの老舗名門チーム、トレンガヌサイクリングは今年もインドネシアのポリゴンとのタッグを継続中。同社のオールラウンドモデルであるHelios Aで統一。ジャージデザインの変更に伴い、エメラルドグリーンとシルバーだった昨年と比較してバイクのイメージも大きく変貌を遂げた。
トレンガヌサイクリングは長年シマノがサポートを行うチーム。コンポーネントとホイールはDURA-ACEで、コックピット、サドル、ボトルケージ類は全てPRO製品で固められ、パーツ統一感はプロトン随一。昨年までは別体式ハンドルを使う選手が多かったが、今年はマッシブなルックスが特徴のVibe Evoハンドルバーを使う選手が多かった。タイヤはコンチネンタルのGRAND PRIX 5000シリーズだ。
ソウルサイクリングチーム:ファンタジア RADAR

ソウルサイクリングチームのファンタジア RADAR photo:So Isobe

ハンドルバーには鳥のマーク photo:So Isobe 
タイヤはヴィットリアのCORSA PRO。珍しいブラックサイドモデルで統一 photo:So Isobe
急遽ツアー・オブ・ジャパンに出場したソウルサイクリングチームが駆るのは、韓国で展開されているバイクブランド「ファンタジア」の「RADAR」というバイク。コンポーネントはシマノDURA-ACEだが、クランクセットやブレーキローターはサードパーティブランドが使われていた。ホイールはDTスイスのARC1100で、タイヤはヴィットリアがサポートしている模様。CORSA PRO特有のコットンカラーではなく、限定品として販売されたブラックサイドモデルで揃えていた。
text:So Isobe
フランチェスコ・カロッロ(イタリア、スワットクラブ):ジャイアント PROPEL ADVASNCED SL

クラブチームながら、ワールドチームを相手に昨年のイタリアナショナル選手権を制して一躍話題をさらったのがイタリアのスワットクラブ。2026年はUCIコンチネンタルチームに昇格し、昨年のツール・ド・おきなわに続いてツアー・オブ・ジャパン初出場を果たすとともに、積極果敢な走りで大会を大きく盛り上げた。





チーム力もさることながら、スタイリッシュなチームキットでも注目を集めるイタリアチームが駆るのはジャイアントの新型PROPELで、軽量モデルのTCRは使用せず。チームカラーにペイントされた最高峰のADVANCED SLグレードがいち早く供給されていることからもプレゼンスの高さを窺い知れる。写真のゼッケン121は山岳賞を獲得したフランチェスコ・カロッロ(イタリア)のバイクだ。
ホイールやハンドルバー、サドルも含めてジャイアントのハイエンドコンポーネントブランドであるカデックス製品で統一し、ペア重量1250gのMAX 50ホイールにピレリの最新タイヤP ZERO Race TLR SL-Rを組み合わせている。コンポーネントはシマノDURA-ACEだが、チェーンリングのみオランダのThe Mechanic Parts社製。どの選手も56-44Tを基本にしている模様。
オスカー・ギャラガー(オーストラリア、シーキャッシュxボディラップ):ジャイアント PROPEL ADVASNCED SL

日本を含め、アジア/オセアニア圏のレースを転戦するシーキャッシュxボディラップが使用するのもジャイアントのエアロロード、PROPEL ADVASNCED SL(先代モデル)。今年のツアー・オブ・ジャパンではシーキャッシュxボディラップ、スワットクラブ、VC FUKUOKA、そしてシマノレーシングと16チーム中4チーム(1/4)がPROPELを運用することとなった。



写真のゼッケン53は「OG」のニックネームで呼ばれ、圧倒的なスプリント力で相模原ステージを制した19歳のオスカー・ギャラガー(オーストラリア)のバイク。シマノDURA-ACEにカデックスのホイール+ピレリタイヤという構成はスワットクラブ同様だが、シーキャッシュは50 UltraホイールにP ZERO RACE TLR RSを運用する。4年連続でツアー・ダウンアンダーに出場しているリアム・ウォルシュは富士山ステージで56-34Tというシマノの許容範囲を遥かに飛び越えたチェーンリング構成で臨んでいたとのこと。サドルやハンドル類は選手の好みによって比較的自由にセレクトされているが、ステムは独自の大径コラムに対応したジャイアント製。
アレクサンダー・サルビー(デンマーク、リーニンスター):トレック Madone

前戦のツール・ド・熊野ではニルス・シンシェク(オランダ)がステージ2勝+総合2位、ツアー・オブ・ジャパンでも元ワールドチーム選手のエドアルド・セプルベダ(アルゼンチン)が総合4位と展開を作った中国籍のリーニンスターはトレックのMadone SLRを駆る。チームロゴを加えた赤と白基調の複雑なカラーリングが目を惹くが、トレックのカスタムペイント「PROJECT ONE」のロゴがないことから、おそらくチーム側で塗装を施したものと思われる。



ホイールや一体式のハンドル、サドルはボントレガー製品で統一し、コンポーネントはシマノDURA-ACE。多くの選手がセラミックスピードのビッグプーリーケージを取り付けていた。クランクセットはローターやサイブレイの製品が混在していた。タイヤはコンチネンタルのGRAND PRIX 5000シリーズ(28C)。コンピューターはワフー製品で揃えていた。
トレンガヌサイクリングチーム:ポリゴン Helios A



マレーシアの老舗名門チーム、トレンガヌサイクリングは今年もインドネシアのポリゴンとのタッグを継続中。同社のオールラウンドモデルであるHelios Aで統一。ジャージデザインの変更に伴い、エメラルドグリーンとシルバーだった昨年と比較してバイクのイメージも大きく変貌を遂げた。
トレンガヌサイクリングは長年シマノがサポートを行うチーム。コンポーネントとホイールはDURA-ACEで、コックピット、サドル、ボトルケージ類は全てPRO製品で固められ、パーツ統一感はプロトン随一。昨年までは別体式ハンドルを使う選手が多かったが、今年はマッシブなルックスが特徴のVibe Evoハンドルバーを使う選手が多かった。タイヤはコンチネンタルのGRAND PRIX 5000シリーズだ。
ソウルサイクリングチーム:ファンタジア RADAR



急遽ツアー・オブ・ジャパンに出場したソウルサイクリングチームが駆るのは、韓国で展開されているバイクブランド「ファンタジア」の「RADAR」というバイク。コンポーネントはシマノDURA-ACEだが、クランクセットやブレーキローターはサードパーティブランドが使われていた。ホイールはDTスイスのARC1100で、タイヤはヴィットリアがサポートしている模様。CORSA PRO特有のコットンカラーではなく、限定品として販売されたブラックサイドモデルで揃えていた。
text:So Isobe
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