いよいよロードの全日本選手権ウィークがスタート。6月6日(土)に開催された「第29回全日本選手権個人タイムトライアル」で優勝したのは今村駿介(Lotto Groupe-Wanty)。2年連続の個人TT全日本チャンピオンに輝いた。男子U23では山里一心(シマノレーシング)が優勝を果たした。

シーガイアと太平洋にはさまれた一ッ葉有料道路を走った photo:Shunsuke Fukumitsu
日本一のスピードマンを決める戦い。「第29回全日本選手権個人タイムトライアル」が、宮崎県宮崎市の一ツ葉有料道路を舞台に開催。渡良瀬遊水地で開催された昨年大会はロードの1週間後だったものの、今年はロードの1週間前にスイッチ。6月6日(土)には男子エリートとU23の2カテゴリーが開催され、14.2kmコースをU23(25名出走)は2周回=27.8km、エリート(26名出走)は3周回=42.0kmで争われた。

男子U23を制した山里一心(シマノレーシング) photo:Shunsuke Fukumitsu

男子U23 2位 大室佑(群馬マンモスレーシング) photo:Shunsuke Fukumitsu 
男子U23 WAVE1で一番のタイムをマークした新藤大翔(HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR)。全体で3位となり表彰台を押さえた photo:Shunsuke Fukumitsu
朝8時半から始まった男子U23のタイムトライアルで一番時計をマークしたのは山里一心(シマノレーシング)。昨年大会4位だった山里は「今年一番目標にしていたレース」で、大室佑(群馬マンモスレーシング)らを抑えて見事U23チャンピオンに輝くこととなった。

前回男子U23を制した橋川丈(キナンレーシングチーム)はエリート1年目で殊勲の2位 photo:Shunsuke Fukumitsu
10時20分からスタートした男子エリート。前半組となる第1ウェーブで目覚ましい走りを披露したのは、昨年U23カテゴリーを制していた橋川丈(キナンレーシングチーム)だった。前走者をパスする勢いのままフィニッシュした橋川は、本命選手が揃う第2ウェーブ組がフィニッシュしても長らく暫定首位をキープ。山本大喜(VC FUKUOKA)や留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)といったメンバーも橋川のタイムに届かなかったものの、最終走者のディフェンディングチャンピオン、今村駿介(Lotto Groupe-Wanty)がただ一人橋川を上回った。

2連覇を果たした今村駿介(Lotto-Groupe Wanty) photo:Shunsuke Fukumitsu

1周目からトップタイムを刻んだ今村駿介(Lotto-Groupe Wanty)。長く一番時計で君臨した橋川丈の記録を塗り替えた photo:Shunsuke Fukumitsu 
後半に追い上げて3位を確保した山本大喜(VC FUKUOKA) photo:Shunsuke Fukumitsu
「直前までヨーロッパでアシスト役を務めていたので、正直自信はなかった」と言う今村だが、1周終了時点でトップタイムを更新し、そのまま勢いを保ってフィニッシュ。文句なしの走りで全日本選手権タイムトライアル2連覇を成し遂げた。以下は今村と、U23王者、山里のコメントを紹介する。
男子エリート優勝 今村駿介(Lotto-Groupe Wanty)

男子エリート表彰式 photo:Shunsuke Fukumitsu
「ホッとしています。正直自信はなかったのですが、出し切って勝つことができて良かったです。
昨年はツール・ド・熊野で勝って、自信をつけて全日本に臨むことができましたが、今年は直前にダンケルク4日間でアシストに従事していたこともあって、独走という面で感覚をつかめないままで今日を迎えていました。ですが、去年のデータと照らし合わせたりしながら調整を行って、今年も同じくらいのパフォーマンスができるところまで持ってきたつもりでした。ツアー・オブ・ジャパン明けの選手たちがどれだけの走りをするか未知数の部分もありましたけど、タイムトライアルは自分との戦いでもあるので、まずは走り切ることに集中しました。
プランとしては前半抑えめで行くつもりだったのですが、1周目から苦しくなってしまって、あとは耐えるだけでした。3周目のラップは落ちてしまっていたんじゃないかなと思います。ペーシングの難しいレースでした。
地元の九州で勝てたこともうれしいですね。次は全日本ロードですが、僕個人は大本命というわけではないですし、上りに強い選手たちの走りを見ながら対応していく感じになると思います。後手を踏まないようにだけはしたいですね。まずはタイムトライアルでチャンピオンジャージを獲ったことを、チームと喜び合いたいです」
男子U23優勝 山里一心(シマノレーシング)

男子U23表彰式 photo:Shunsuke Fukumitsu
「今年の一番の目標としていたのでうれしいです。昨年は4位で終えていて、そのときから“来年こそは1番に”と思っていたので、形にすることができました。自分なりにしっかり準備してきて、周りの方々にも支えてもらっていたので、ストレスなく走れたことが勝利につながったと思います。
有料道路を貸し切ってのレースは初めてで、実現するのに多くの方の尽力があったのだと思います。横風(海からの風)が強く、直線が長かった点で、乗り込んだ者勝ちかなというコースの印象です。その意味では、しっかり乗り込んで今日を迎えられたことは良かったです。
シマノレーシングでは、大学での活動では得られないような、日々の過ごし方などレース外でも学ぶことが多いです。今日のレースは自信になったので、これからも一戦一戦集中して走っていきたいですね。自分の力で展開をつくっていけるような、それでいて勝てるような選手になりたいです」

日本一のスピードマンを決める戦い。「第29回全日本選手権個人タイムトライアル」が、宮崎県宮崎市の一ツ葉有料道路を舞台に開催。渡良瀬遊水地で開催された昨年大会はロードの1週間後だったものの、今年はロードの1週間前にスイッチ。6月6日(土)には男子エリートとU23の2カテゴリーが開催され、14.2kmコースをU23(25名出走)は2周回=27.8km、エリート(26名出走)は3周回=42.0kmで争われた。



朝8時半から始まった男子U23のタイムトライアルで一番時計をマークしたのは山里一心(シマノレーシング)。昨年大会4位だった山里は「今年一番目標にしていたレース」で、大室佑(群馬マンモスレーシング)らを抑えて見事U23チャンピオンに輝くこととなった。

10時20分からスタートした男子エリート。前半組となる第1ウェーブで目覚ましい走りを披露したのは、昨年U23カテゴリーを制していた橋川丈(キナンレーシングチーム)だった。前走者をパスする勢いのままフィニッシュした橋川は、本命選手が揃う第2ウェーブ組がフィニッシュしても長らく暫定首位をキープ。山本大喜(VC FUKUOKA)や留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)といったメンバーも橋川のタイムに届かなかったものの、最終走者のディフェンディングチャンピオン、今村駿介(Lotto Groupe-Wanty)がただ一人橋川を上回った。



「直前までヨーロッパでアシスト役を務めていたので、正直自信はなかった」と言う今村だが、1周終了時点でトップタイムを更新し、そのまま勢いを保ってフィニッシュ。文句なしの走りで全日本選手権タイムトライアル2連覇を成し遂げた。以下は今村と、U23王者、山里のコメントを紹介する。
男子エリート優勝 今村駿介(Lotto-Groupe Wanty)

「ホッとしています。正直自信はなかったのですが、出し切って勝つことができて良かったです。
昨年はツール・ド・熊野で勝って、自信をつけて全日本に臨むことができましたが、今年は直前にダンケルク4日間でアシストに従事していたこともあって、独走という面で感覚をつかめないままで今日を迎えていました。ですが、去年のデータと照らし合わせたりしながら調整を行って、今年も同じくらいのパフォーマンスができるところまで持ってきたつもりでした。ツアー・オブ・ジャパン明けの選手たちがどれだけの走りをするか未知数の部分もありましたけど、タイムトライアルは自分との戦いでもあるので、まずは走り切ることに集中しました。
プランとしては前半抑えめで行くつもりだったのですが、1周目から苦しくなってしまって、あとは耐えるだけでした。3周目のラップは落ちてしまっていたんじゃないかなと思います。ペーシングの難しいレースでした。
地元の九州で勝てたこともうれしいですね。次は全日本ロードですが、僕個人は大本命というわけではないですし、上りに強い選手たちの走りを見ながら対応していく感じになると思います。後手を踏まないようにだけはしたいですね。まずはタイムトライアルでチャンピオンジャージを獲ったことを、チームと喜び合いたいです」
男子U23優勝 山里一心(シマノレーシング)

「今年の一番の目標としていたのでうれしいです。昨年は4位で終えていて、そのときから“来年こそは1番に”と思っていたので、形にすることができました。自分なりにしっかり準備してきて、周りの方々にも支えてもらっていたので、ストレスなく走れたことが勝利につながったと思います。
有料道路を貸し切ってのレースは初めてで、実現するのに多くの方の尽力があったのだと思います。横風(海からの風)が強く、直線が長かった点で、乗り込んだ者勝ちかなというコースの印象です。その意味では、しっかり乗り込んで今日を迎えられたことは良かったです。
シマノレーシングでは、大学での活動では得られないような、日々の過ごし方などレース外でも学ぶことが多いです。今日のレースは自信になったので、これからも一戦一戦集中して走っていきたいですね。自分の力で展開をつくっていけるような、それでいて勝てるような選手になりたいです」
第29回全日本選手権個人タイムトライアル 男子エリート結果
| 1位 | 今村駿介(Lotto-Groupe Wanty) | 48:28.11 |
| 2位 | 橋川丈(KINAN Racing Team) | +0:20 |
| 3位 | 山本大喜(VC FUKUOKA) | +0:32 |
| 4位 | 宮崎泰史(Astemo宇都宮ブリッツェン) | +0:38 |
| 5位 | 留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) | +0:45 |
| 6位 | 風間翔眞(シマノレーシング) | +1:12 |
| 7位 | 林原聖真(シマノレーシング) | +1:24 |
| 8位 | 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン) | +1:43 |
| 9位 | 本多晴飛(VC FUKUOKA) | +1:46 |
| 10位 | 小石祐馬(KINAN Racing Team) | +1:51 |
第29回全日本選手権個人タイムトライアル 男子U23結果
| 1位 | 山里一心(シマノレーシング) | 32:57.32 |
| 2位 | 大室佑(群馬マンモスレーシング) | +0:10 |
| 3位 | 新藤大翔(HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR) | +0:13 |
| 4位 | 住田悠人(VC FUKUOKA) | +0:17 |
| 5位 | 梅澤幹太(HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR) | +0:27 |
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