ベルギーで開催された5日間のステージレース、ツール・ド・ワロニー。第2ステージでプロ初勝利を挙げたベン・オリヴァー(ニュージーランド、モダンアドベンチャープロサイクリング)が最終日も制し、総合優勝した。

6月1日に開幕したツール・ド・ワロニー photo:CorVos
今年で47回目を迎えたエティアス・ツール・ド・ワロニー(UCI2.Pro)は、ベルギー西部のワロン地方を舞台とする5日間のステージレース。例年はツール・ド・フランスが佳境を迎える7月下旬に開催されていたが、レース主催者はツールや他のスポーツイベントなどによる警察動員との兼ね合いを考え、今年から6月の1週目へ開催時期を移行した。
前年の総合優勝者であるコービン・ストロング(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム)はジロ・デ・イタリア完走直後のため不出場。短い急坂や石畳が設定されたものの、本格的な山岳ステージは登場しないため、アルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)やヨルディ・メーウス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)などクラシックレースも得意とするスプリンターが多く出場した。
集団スプリントが予想された初日は途中、路面に穴などが見つかったため、レースが一時ニュートラル状態となるトラブルが発生した。しかし無事に再開されると、集団は逃げを捉え、最後はヨルディ・メーウス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)がスプリントを制覇。今シーズン3勝目をマークした。

初日スプリントを制したヨルディ・メーウス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos

雨の2日目スプリントはベン・オリヴァー(ニュージーランド、モダンアドベンチャープロサイクリング)が勝利 photo:CorVos
土砂降りの中のレースとなった2日目も集団スプリントで決着し、緩斜面をトップスピードで駆け上がったベン・オリヴァー(ニュージーランド、モダンアドベンチャープロサイクリング)が勝利。今年プロデビューした遅咲きの29歳が、前日の4位を上回る結果で、念願のプロ初勝利を手に入れた。
3日目はフィニッシュ手前1.8km地点で大規模落車が発生した。プロトン前方で起こったため先頭は15名程度に絞られ、わずか5名によるスプリントをローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が制してチームに2勝目をもたらした。そして4日目は終盤にアタックしたライリー・シーアン(アメリカ、NSNサイクリングチーム)を、集団スプリントに備えていたアルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)がフィニッシュ手前で急追。そのままシーアンを抜き去り、劇的な勝利を決めた。

落車を回避し、区間2勝目を決めたベン・オリヴァー(ニュージーランド、モダンアドベンチャープロサイクリング) photo:CorVos
大会最終日となる5日目は、12名の逃げが決まるが、残り80km地点で早々とプロトンに吸収される。その後散発的なアタックはどれも実らず、集団スプリントに持ち込まれると思われたが、最終コーナーで落車が発生。この混乱を免れた3名によるスプリントの結果、オリヴァーがドゥリーを退け、区間2勝目を手に入れた。
この結果、オリヴァーが総合リーダージャージを着ていたシーアンを逆転し、首位に浮上。落車が続出する波乱の大会で、総合優勝に輝いた。「この勝利は僕にとっても、チームにとっても素晴らしいものだ。チームは本当に大きな走りを見せてくれた」とオリヴァーは喜び、チームメイトへの感謝を語った。

プロ初勝利から総合優勝まで手に入れたベン・オリヴァー(ニュージーランド、モダンアドベンチャープロサイクリング) photo:CorVos

今年で47回目を迎えたエティアス・ツール・ド・ワロニー(UCI2.Pro)は、ベルギー西部のワロン地方を舞台とする5日間のステージレース。例年はツール・ド・フランスが佳境を迎える7月下旬に開催されていたが、レース主催者はツールや他のスポーツイベントなどによる警察動員との兼ね合いを考え、今年から6月の1週目へ開催時期を移行した。
前年の総合優勝者であるコービン・ストロング(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム)はジロ・デ・イタリア完走直後のため不出場。短い急坂や石畳が設定されたものの、本格的な山岳ステージは登場しないため、アルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)やヨルディ・メーウス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)などクラシックレースも得意とするスプリンターが多く出場した。
集団スプリントが予想された初日は途中、路面に穴などが見つかったため、レースが一時ニュートラル状態となるトラブルが発生した。しかし無事に再開されると、集団は逃げを捉え、最後はヨルディ・メーウス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)がスプリントを制覇。今シーズン3勝目をマークした。


土砂降りの中のレースとなった2日目も集団スプリントで決着し、緩斜面をトップスピードで駆け上がったベン・オリヴァー(ニュージーランド、モダンアドベンチャープロサイクリング)が勝利。今年プロデビューした遅咲きの29歳が、前日の4位を上回る結果で、念願のプロ初勝利を手に入れた。
3日目はフィニッシュ手前1.8km地点で大規模落車が発生した。プロトン前方で起こったため先頭は15名程度に絞られ、わずか5名によるスプリントをローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が制してチームに2勝目をもたらした。そして4日目は終盤にアタックしたライリー・シーアン(アメリカ、NSNサイクリングチーム)を、集団スプリントに備えていたアルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)がフィニッシュ手前で急追。そのままシーアンを抜き去り、劇的な勝利を決めた。

大会最終日となる5日目は、12名の逃げが決まるが、残り80km地点で早々とプロトンに吸収される。その後散発的なアタックはどれも実らず、集団スプリントに持ち込まれると思われたが、最終コーナーで落車が発生。この混乱を免れた3名によるスプリントの結果、オリヴァーがドゥリーを退け、区間2勝目を手に入れた。
この結果、オリヴァーが総合リーダージャージを着ていたシーアンを逆転し、首位に浮上。落車が続出する波乱の大会で、総合優勝に輝いた。「この勝利は僕にとっても、チームにとっても素晴らしいものだ。チームは本当に大きな走りを見せてくれた」とオリヴァーは喜び、チームメイトへの感謝を語った。

ツール・ド・ワロニー2026各ステージ結果
| 第1ステージ | ヨルディ・メーウス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) |
| 第2ステージ | ベン・オリヴァー(ニュージーランド、モダンアドベンチャープロサイクリング) |
| 第3ステージ | ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) |
| 第4ステージ | アルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) |
| 第5ステージ | ベン・オリヴァー(ニュージーランド、モダンアドベンチャープロサイクリング) |
個人総合成績
| 1位 | ベン・オリヴァー(ニュージーランド、モダンアドベンチャープロサイクリング) | 4:13:22 |
| 2位 | アナス・フォレーヤ(デンマーク、ジェイコ・アルウラー) | +0:03 |
| 3位 | キム・ハイドゥク(ドイツ、ネットカンパニー・イネオス) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ベン・オリヴァー(ニュージーランド、モダンアドベンチャープロサイクリング) |
| 山岳賞 | ジョージ・ウッド(イギリス、エムジーケー・ヴィス・コストルツィオーニ・エ・アンビエンテ) |
| ヤングライダー賞 | ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) |
| チーム総合成績 | ジェイコ・アルウラー |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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