36歳のペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)が、今季限りでの現役引退を発表した。ビルバオはバスク出身のクライマーで、これまで出場したグランツールでツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアのステージ優勝を果たしている。

イツリア・バスクカントリーで引退を発表したペリョ・ビルバオ(写真はバスク開幕だった2023年ツール) photo:So Isobe
ビルバオが引退を発表したのは、地元スペイン北部のバスク地方で行われたイツリア・バスクカントリー(UCIワールドツアー)最終日。スタート前のチームプレゼンテーションでマイクを握ったビルバオは、地元ファンの前で、16年に及ぶプロ生活に終止符を打つと語った。
「今シーズンの終わりに現役生活に別れを告げる時がきた。自転車が恋しくなるだろうが、同時に最高レベルで戦い続けることがどれだけ過酷かも理解している。それには莫大なエネルギーが必要で、新しい世代はこれまで以上に強くなっている。僕にとって自転車競技は100%でやるべきもの。100%を出せなくなった時こそ、次へ進み、新たな章を始める時なのだと思う」と、引退理由を語った。
ビルバオはバスク州ゲルニカ出身で、1990年2月25日生まれの36歳。2011年に当時ワールドチームだったエウスカルテル・エウスカディでプロデビューし、カハルラル・セグロスRGAやアスタナ(現XDSアスタナ)を経て、2020年に現在のバーレーン・ヴィクトリアスに加入。長らく新城幸也(ソリューションテックNIPPOラーリ)とチームメイトとして走り、さいたまクリテリウムにも出場した。

愛娘を抱き、2023年のさいたまクリテに現れたビルバオ photo:Makoto AYANO

2023年ツール第10ステージで勝利し、ヘルメットに刻まれたジーノ・メーダーの名を指差すペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos
プロ通算17勝のうち、まずビルバオの名を知らしめたのは2019年のジロ・デ・イタリアだ。第7ステージで逃げ切り勝利を飾ったビルバオは、第20ステージでも逃げに乗り、総合勢に追いつかれながらもスプリント勝利。区間2勝目を手に入れた。
「最初は無名の選手で、長くプロの世界でやっていけるとは思っていなかった。それが世界最高峰のレースで結果を残した。ツール・ド・フランスでの勝利はすべての自転車選手の夢。その瞬間、この競技がどれほど激しく、感情を揺さぶるものなのかを知った」と語ったビルバオ。2023年のツール・ド・スイスでチームメイトのジーノ・メーダー(スイス)を落車事故で亡くし、その直後のツール・ド・フランス第10ステージで得意の逃げから自身初の区間優勝を挙げ、その勝利をメーダーに捧げている。

今季限りでの引退を発表したペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos
またプレスリリースでは、同じく今季限りで引退するダミアーノ・カルーゾ(イタリア)の総合2位に貢献し、新城も共に戦った2021年のジロ・デ・イタリアも、特別な思い出として振り返っている。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

ビルバオが引退を発表したのは、地元スペイン北部のバスク地方で行われたイツリア・バスクカントリー(UCIワールドツアー)最終日。スタート前のチームプレゼンテーションでマイクを握ったビルバオは、地元ファンの前で、16年に及ぶプロ生活に終止符を打つと語った。
「今シーズンの終わりに現役生活に別れを告げる時がきた。自転車が恋しくなるだろうが、同時に最高レベルで戦い続けることがどれだけ過酷かも理解している。それには莫大なエネルギーが必要で、新しい世代はこれまで以上に強くなっている。僕にとって自転車競技は100%でやるべきもの。100%を出せなくなった時こそ、次へ進み、新たな章を始める時なのだと思う」と、引退理由を語った。
ビルバオはバスク州ゲルニカ出身で、1990年2月25日生まれの36歳。2011年に当時ワールドチームだったエウスカルテル・エウスカディでプロデビューし、カハルラル・セグロスRGAやアスタナ(現XDSアスタナ)を経て、2020年に現在のバーレーン・ヴィクトリアスに加入。長らく新城幸也(ソリューションテックNIPPOラーリ)とチームメイトとして走り、さいたまクリテリウムにも出場した。


プロ通算17勝のうち、まずビルバオの名を知らしめたのは2019年のジロ・デ・イタリアだ。第7ステージで逃げ切り勝利を飾ったビルバオは、第20ステージでも逃げに乗り、総合勢に追いつかれながらもスプリント勝利。区間2勝目を手に入れた。
「最初は無名の選手で、長くプロの世界でやっていけるとは思っていなかった。それが世界最高峰のレースで結果を残した。ツール・ド・フランスでの勝利はすべての自転車選手の夢。その瞬間、この競技がどれほど激しく、感情を揺さぶるものなのかを知った」と語ったビルバオ。2023年のツール・ド・スイスでチームメイトのジーノ・メーダー(スイス)を落車事故で亡くし、その直後のツール・ド・フランス第10ステージで得意の逃げから自身初の区間優勝を挙げ、その勝利をメーダーに捧げている。

またプレスリリースでは、同じく今季限りで引退するダミアーノ・カルーゾ(イタリア)の総合2位に貢献し、新城も共に戦った2021年のジロ・デ・イタリアも、特別な思い出として振り返っている。
text:Sotaro.Arakawa
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