最終1級山岳で仕掛けたポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM)が25.4kmを独走。フランス期待の19歳が、前日に続きイツリア・バスクカントリー第2ステージも制し、総合首位のリードを1分59秒まで広げた。

前日勝者ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) photo:CorVos

イツリア・バスクカントリー第2ステージ image:Itzulia Basque Country フランスの新星が初日の個人タイムトライアルで強豪を退けたイツリア・バスクカントリー(UCIワールドツアー)。大会2日目はパンプローナを出発し、山岳地帯を巡る164.1kmで争われた。終盤には1級山岳サン・ミゲル・デ・アララル(距離9.5km/平均7.7%)が登場。ただ、フィニッシュ地点は頂上ではなく、下ってから約1kmの急坂を登り返した先に設定された。
獲得標高差3,000mを超える今大会2番目の難関ステージは、前日勝者のポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM)を先頭にスタート。イーサン・ヘイター(イギリス、スーダル・クイックステップ)やブリュノ・アルミライユ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)ら強力なメンバーを含む7名が逃げ集団を形成し、デカトロンCMA CGMが率いるメイン集団がそれを追いかけた。
プロトンで発生した落車でマルコ・ブレンナー(ドイツ、チューダープロサイクリング)が負傷リタイアした以外、大きな動きなくレースは進行した。2級、3級、3級山岳はジョアン・ボウ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)がトップ通過。6名に減った逃げ集団は、1級山岳サン・ミゲル・デ・アララルに1分30秒のリードで突入した。しかし、逃げ切りには程遠いタイム差だった。

ロードステージ初日で逃げた7名 photo:Itzulia Basque Country
デカトロンCMA CGMが最終山岳で作るペースは強力で、すぐにライバルチームのアシストたちが遅れていく。そして頂上まで残り6.6km地点で早くも先頭に立ったセクサスが、そのまま加速。唯一食らいついたマティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック)を振り落としながら、逃げていた選手たちを次々に抜き去っていく。
最後まで粘ったボウを軽々と追い抜き、引き離したセクサスは、頂上手前でついに単独先頭に立った。後続ではフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が追走集団を抜け出し、懸命に追ったものの、リーダージャージを着るセクサスの姿を捉えることはできない。その後フアン・アユソ(スペイン、リドル・トレック)やイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)もいる追走集団はリポヴィッツを吸収し、そんなライバルたちに対しセクサスは51秒差まで広げて頂上を通過した。

1級山岳で単独先頭に立ったポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) photo:Itzulia Basque Country

追走を強いられたイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)たち photo:CorVos
19歳の総合リーダーは急勾配の下りでも危なげなくコーナーを攻め、そのテクニックの高さも示した。追走集団ではスケルモースがリポヴィッツに対し、プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)がいることもあり、積極的に牽引するよう要請。だが、そんな協調がうまく取れない後続の状況も味方し、セクサスは下りを終えてフィニッシュの待つ最後の丘に突入した。途中、先導するバイクと観客が衝突し、セクサスがその間をすり抜けなければならないトラブルもありながら、頂上のフィニッシュに到達した。

2日連続で勝利したポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) photo:CorVos
黄色のリーダージャージをまとい、2日連続の勝利を果たしたセクサス。「(後続と)1分以上の差をつけて勝てたのは、本当に気分がいいし、事前に積み重ねてきた努力が報われた思いだ。レース前からこのステージを狙っていた。アタックをためらうことはなかった。最悪なのは、思い切って踏み出せないことを恐れることだからね。こういったスタイルで走るのが好きだし、だからこそ自転車に乗っているんだ」と語り、総合優勝に向けて大きく前進した。
2位集団は1分25秒後にフィニッシュし、先着したのはスケルモース。3位にはログリッチが入った。総合では首位セクサスに対し、1分59秒遅れで2位のログリッチ、2分8秒遅れでリポヴィッツが3位につけ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエの2名が続いている。


獲得標高差3,000mを超える今大会2番目の難関ステージは、前日勝者のポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM)を先頭にスタート。イーサン・ヘイター(イギリス、スーダル・クイックステップ)やブリュノ・アルミライユ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)ら強力なメンバーを含む7名が逃げ集団を形成し、デカトロンCMA CGMが率いるメイン集団がそれを追いかけた。
プロトンで発生した落車でマルコ・ブレンナー(ドイツ、チューダープロサイクリング)が負傷リタイアした以外、大きな動きなくレースは進行した。2級、3級、3級山岳はジョアン・ボウ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)がトップ通過。6名に減った逃げ集団は、1級山岳サン・ミゲル・デ・アララルに1分30秒のリードで突入した。しかし、逃げ切りには程遠いタイム差だった。

デカトロンCMA CGMが最終山岳で作るペースは強力で、すぐにライバルチームのアシストたちが遅れていく。そして頂上まで残り6.6km地点で早くも先頭に立ったセクサスが、そのまま加速。唯一食らいついたマティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック)を振り落としながら、逃げていた選手たちを次々に抜き去っていく。
最後まで粘ったボウを軽々と追い抜き、引き離したセクサスは、頂上手前でついに単独先頭に立った。後続ではフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が追走集団を抜け出し、懸命に追ったものの、リーダージャージを着るセクサスの姿を捉えることはできない。その後フアン・アユソ(スペイン、リドル・トレック)やイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)もいる追走集団はリポヴィッツを吸収し、そんなライバルたちに対しセクサスは51秒差まで広げて頂上を通過した。


19歳の総合リーダーは急勾配の下りでも危なげなくコーナーを攻め、そのテクニックの高さも示した。追走集団ではスケルモースがリポヴィッツに対し、プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)がいることもあり、積極的に牽引するよう要請。だが、そんな協調がうまく取れない後続の状況も味方し、セクサスは下りを終えてフィニッシュの待つ最後の丘に突入した。途中、先導するバイクと観客が衝突し、セクサスがその間をすり抜けなければならないトラブルもありながら、頂上のフィニッシュに到達した。

黄色のリーダージャージをまとい、2日連続の勝利を果たしたセクサス。「(後続と)1分以上の差をつけて勝てたのは、本当に気分がいいし、事前に積み重ねてきた努力が報われた思いだ。レース前からこのステージを狙っていた。アタックをためらうことはなかった。最悪なのは、思い切って踏み出せないことを恐れることだからね。こういったスタイルで走るのが好きだし、だからこそ自転車に乗っているんだ」と語り、総合優勝に向けて大きく前進した。
2位集団は1分25秒後にフィニッシュし、先着したのはスケルモース。3位にはログリッチが入った。総合では首位セクサスに対し、1分59秒遅れで2位のログリッチ、2分8秒遅れでリポヴィッツが3位につけ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエの2名が続いている。
イツリア・バスクカントリー2026第2ステージ結果
| 1位 | ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) | 4:11:48 |
| 2位 | マティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック) | +1:25 |
| 3位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 4位 | キアン・アイデブルックス(ベルギー、モビスター) | |
| 5位 | ベン・トゥレット(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 6位 | アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
| 7位 | ヨン・イサギレ(スペイン、コフィディス) | |
| 8位 | フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 9位 | クレマン・シャンプッサン(フランス、XDSアスタナ) | +1:31 |
| 10位 | アロルド・テハダ(コロンビア、XDSアスタナ) | +1:43 |
個人総合成績
| 1位 | ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) | 4:28:47 |
| 2位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +1:59 |
| 3位 | フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +2:08 |
| 4位 | マティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック) | +2:14 |
| 5位 | ベン・トゥレット(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク) | +2:27 |
| 6位 | アレックス・ボーダン(フランス、EFエデュケーション・イージーポスト) | +2:31 |
| 7位 | ヨン・イサギレ(スペイン、コフィディス) | +2:36 |
| 8位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) | +2:44 |
| 9位 | アロルド・テハダ(コロンビア、XDSアスタナ) | +2:48 |
| 10位 | キアン・アイデブルックス(ベルギー、モビスター) | +3:01 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) |
| 山岳賞 | ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) |
| ヤングライダー賞 | ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) |
| チーム総合成績 | XDSアスタナ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:Itzulia Basque Country, CorVos
photo:Itzulia Basque Country, CorVos