イツリア・バスクカントリーの初日に行われた13.8km個人タイムトライアル。19歳ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM)が圧巻のタイムを叩き出し、ワールドツアー初勝利を飾った。

今季、スペインでは初レースとなったジュリアン・アラフィリップ(フランス、チューダープロサイクリング) photo:Itzulia Basque Country
タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)が2年連続の独走優勝を決めたロンド・ファン・フラーンデレンから一夜明け、4月6日にイツリア・バスクカントリーが開幕した。本大会はスペイン北部のバスク地方を舞台にした6日間のステージレースで、初日の個人タイムトライアルを除き、連日短くも急勾配な山岳が登場する。
前年総合優勝者ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)は不出場。そのためチームは若きエースのイサーク・デルトロ(メキシコ)を擁し、2024年覇者フアン・アユソ(スペイン、リドル・トレック)は新加入チームで出場した。レッドブル・ボーラ・ハンスグローエは過去2度総合優勝しているプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)とフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ)を揃えた。
大会初日は13.8kmの個人TTで争われ、ビルバオに設定されたコースはスタート直後から登り、頂上通過後は緩やかな下り基調。フィニッシュ手前で短い急勾配坂を登るため、TTスペシャリストよりも登りが得意なオールラウンダーに有利なレイアウトだった。このコースを前半組で走ったログリッチが好走し、17分37秒という好タイムでフィニッシュした。

序盤スタートで好タイムをマークしたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:Itzulia Basque Country

圧巻のトップタイムを叩き出したポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) photo:Itzulia Basque Country
その後、ログリッチのタイムを更新できたのはたった3名だった。そのなかで最初にトップタイムを塗り替えたのがポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM)。ログリッチよりも28秒早い17分9秒でホットシートに座る。フェリックス・グロスシャートナー(オーストリア、UAEチームエミレーツXRG)はそれから27秒遅れ、ケヴィン・ヴォークラン(フランス、イネオス・グレナディアーズ)は23秒遅れだったため、セクサスの初日勝利が決定した。
総合を争う有力選手たちでは、リポヴィッツが33秒遅れの6位、デルトロは51秒遅れの13位とまずまずのスタート。一方、優勝経験を持つアユソはコース中盤のコーナーをオーバーランするミスなどが響き、1分16秒遅れの38位でフィニッシュ。総合優勝に向け厳しい船出となった。

23秒遅れの区間2位だったケヴィン・ヴォークラン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos

51秒遅れの区間13位とまずまずのタイムだったイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
ワールドツアー初勝利を飾った19歳セクサスは、「とても嬉しい。望んでいた結果だったが、ここまで大きく差がつくとは思っていなかった。好きなTTで掴んだワールドツアー初勝利であり、ジュニア時代からコーチやチームと共に取り組んできた成果が表れた」と喜びを語った。
セクサスは今年2月のヴォルタ・アン・アルガルヴェ(UCI2.Pro)でプロ初勝利。さらに同月のフォーン・アルデシュ・クラシック(UCI1.Pro)では42km独走で堂々の勝利を飾り、ストラーデビアンケではポガチャルに次ぐ2位に入った注目の若手クライマーだ。その活躍から、将来のツール・ド・フランス総合争いを担う存在としても注目を集めている。

ワールドツアー初勝利を飾り、リーダージャージを着用したポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) photo:CorVos

タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)が2年連続の独走優勝を決めたロンド・ファン・フラーンデレンから一夜明け、4月6日にイツリア・バスクカントリーが開幕した。本大会はスペイン北部のバスク地方を舞台にした6日間のステージレースで、初日の個人タイムトライアルを除き、連日短くも急勾配な山岳が登場する。
前年総合優勝者ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)は不出場。そのためチームは若きエースのイサーク・デルトロ(メキシコ)を擁し、2024年覇者フアン・アユソ(スペイン、リドル・トレック)は新加入チームで出場した。レッドブル・ボーラ・ハンスグローエは過去2度総合優勝しているプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)とフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ)を揃えた。
大会初日は13.8kmの個人TTで争われ、ビルバオに設定されたコースはスタート直後から登り、頂上通過後は緩やかな下り基調。フィニッシュ手前で短い急勾配坂を登るため、TTスペシャリストよりも登りが得意なオールラウンダーに有利なレイアウトだった。このコースを前半組で走ったログリッチが好走し、17分37秒という好タイムでフィニッシュした。


その後、ログリッチのタイムを更新できたのはたった3名だった。そのなかで最初にトップタイムを塗り替えたのがポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM)。ログリッチよりも28秒早い17分9秒でホットシートに座る。フェリックス・グロスシャートナー(オーストリア、UAEチームエミレーツXRG)はそれから27秒遅れ、ケヴィン・ヴォークラン(フランス、イネオス・グレナディアーズ)は23秒遅れだったため、セクサスの初日勝利が決定した。
総合を争う有力選手たちでは、リポヴィッツが33秒遅れの6位、デルトロは51秒遅れの13位とまずまずのスタート。一方、優勝経験を持つアユソはコース中盤のコーナーをオーバーランするミスなどが響き、1分16秒遅れの38位でフィニッシュ。総合優勝に向け厳しい船出となった。


ワールドツアー初勝利を飾った19歳セクサスは、「とても嬉しい。望んでいた結果だったが、ここまで大きく差がつくとは思っていなかった。好きなTTで掴んだワールドツアー初勝利であり、ジュニア時代からコーチやチームと共に取り組んできた成果が表れた」と喜びを語った。
セクサスは今年2月のヴォルタ・アン・アルガルヴェ(UCI2.Pro)でプロ初勝利。さらに同月のフォーン・アルデシュ・クラシック(UCI1.Pro)では42km独走で堂々の勝利を飾り、ストラーデビアンケではポガチャルに次ぐ2位に入った注目の若手クライマーだ。その活躍から、将来のツール・ド・フランス総合争いを担う存在としても注目を集めている。

イツリア・バスクカントリー2026第1ステージ結果
| 1位 | ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) | 17:09 |
| 2位 | ケヴィン・ヴォークラン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) | +0:23 |
| 3位 | フェリックス・グロスシャートナー(オーストリア、UAEチームエミレーツXRG) | +0:27 |
| 4位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:28 |
| 5位 | イラン・ファンウィルデル(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +0:29 |
| 6位 | フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:33 |
| 7位 | アンドリュー・オーガスト(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:40 |
| 8位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | +0:43 |
| 9位 | マティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック) | +0:45 |
| 10位 | マイケル・レオナード(カナダ、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:46 |
| 13位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) | +0:51 |
| 38位 | フアン・アユソ(スペイン、リドル・トレック) | +1:16 |
個人総合成績
| 1位 | ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) | 17:09 |
| 2位 | ケヴィン・ヴォークラン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) | +0:23 |
| 3位 | フェリックス・グロスシャートナー(オーストリア、UAEチームエミレーツXRG) | +0:27 |
| 4位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:28 |
| 5位 | イラン・ファンウィルデル(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +0:29 |
| 6位 | フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:33 |
| 7位 | アンドリュー・オーガスト(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:40 |
| 8位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | +0:43 |
| 9位 | マティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック) | +0:45 |
| 10位 | マイケル・レオナード(カナダ、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:46 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) |
| 山岳賞 | ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) |
| ヤングライダー賞 | ポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) |
| チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:Itzulia Basque Country, CorVos
photo:Itzulia Basque Country, CorVos
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