2日連続の山頂フィニッシュとなったボルタ・ア・カタルーニャ第6ステージ。ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)が残り2.2kmから単独先頭に立ち、連勝を飾るとともに、総合リード拡大に成功した。

前日勝者で総合リーダージャージを着るヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)が大会最初の山岳フィニッシュを制し、総合首位に立ったボルタ・ア・カタルーニャ(UCIワールドツアー)。その第6ステージが3月28日に行われ、この日も舞台はカタルーニャの山岳地帯。まず3級山岳を越え、コース中盤の超級山岳から、下りを経て1級山岳、そして1級山岳フィニッシュへと向かうレイアウトだ。
アクチュアルスタート前のニュートラル走行で落車したミヒェル・ヘスマン(ドイツ、モビスター)が左肘の外傷性脱臼と骨折を負うトラブルに見舞われるなか、15名の逃げグループが形成される。その中には前日に今季限りでの引退を発表したナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)が入り、また前日も逃げたジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)の姿もあった。さらに今季はジロ・デ・イタリアに出場予定で、総合で遅れているリチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)も乗る、山岳ステージにふさわしい豪華な逃げメンバーとなった。

リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)も乗った逃げ集団 photo:CorVos
チッコーネは1つ目の3級山岳を先頭通過したものの、続く雪の積もる超級山岳の頂上をトップ通過したのはマルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツXRG)だった。それを2分前後のタイム差で追いかけるメイン集団は、リーダーチームであるヴィスマ・リースアバイクが先導した。山岳を越える度に人数は減っていき、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエに牽引が代わったプロトンは、最後から2つ目の1級山岳を前に30名程度に絞られた。
その1級山岳では4名となった逃げ集団からチッコーネが飛び出し、唯一カラパスが追従する。頂上手前では総合6位(1分38秒差)レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が、総合4位(1分13秒差)のフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ)のために集団を牽引。それによってヴィンゲゴーのアシストを振り落とし、単騎にさせることに成功した。
チッコーネはカラパスを振り切り、単独で1級山岳を先頭で通過。山岳賞首位のリードを拡大させ、前日と同じく、プロトンが先行するチッコーネを追う構図となる。しかし最終山岳に入り、区間優勝は難しいと判断したチッコーネは、精鋭集団から遅れたマティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック)のアシストをするべく脚を緩めた。

残り2.2km地点で単独先頭に立ったヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
そしてヴィンゲゴーとエヴェネプール、リポヴィッツにレニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)ら7名の精鋭集団は最終1級山岳を登っていく。ここでも相変わらずエヴェネプールが集団を牽引し、頂上まで残り2.4km地点でヴィンゲゴーが仕掛ける。シッティングのまま静かに加速する走りにリポヴィッツとマルティネスが食らいついたものの、ヴィンゲゴーがダンシングに切り替えると単独先頭に立った。
ヴィンゲゴーは一気に後続との差を広げ、大勢の観客の間を縫うように駆け上がる。そして大量のカタルーニャの旗「サニェーラ」が振られるフィニッシュ地点に到着。前日に続く、2日連続の山頂フィニッシュで勝利した。

2連続勝利を飾ったヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
10秒遅れでマルティネスが区間2位に入り、3位はリポヴィッツ。アシストに徹したエヴェネプールは27秒遅れの区間5位でフィニッシュしている。
「再び勝利できてとても嬉しい。今日も勝利を狙い、チームの走りを結果につなげることができた」と喜びを語ったヴィンゲゴー。翌日の2級山岳を含む周回コースを7周するバルセロナ決戦については「明日は自分に合うレイアウトではないかもしれないが、勝利を狙えるチャンスがあれば取りに行くつもり。だが、一番の目標は総合優勝を確実なものとすることだ」と語っている。

ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)が大会最初の山岳フィニッシュを制し、総合首位に立ったボルタ・ア・カタルーニャ(UCIワールドツアー)。その第6ステージが3月28日に行われ、この日も舞台はカタルーニャの山岳地帯。まず3級山岳を越え、コース中盤の超級山岳から、下りを経て1級山岳、そして1級山岳フィニッシュへと向かうレイアウトだ。
アクチュアルスタート前のニュートラル走行で落車したミヒェル・ヘスマン(ドイツ、モビスター)が左肘の外傷性脱臼と骨折を負うトラブルに見舞われるなか、15名の逃げグループが形成される。その中には前日に今季限りでの引退を発表したナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)が入り、また前日も逃げたジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)の姿もあった。さらに今季はジロ・デ・イタリアに出場予定で、総合で遅れているリチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)も乗る、山岳ステージにふさわしい豪華な逃げメンバーとなった。

チッコーネは1つ目の3級山岳を先頭通過したものの、続く雪の積もる超級山岳の頂上をトップ通過したのはマルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツXRG)だった。それを2分前後のタイム差で追いかけるメイン集団は、リーダーチームであるヴィスマ・リースアバイクが先導した。山岳を越える度に人数は減っていき、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエに牽引が代わったプロトンは、最後から2つ目の1級山岳を前に30名程度に絞られた。
その1級山岳では4名となった逃げ集団からチッコーネが飛び出し、唯一カラパスが追従する。頂上手前では総合6位(1分38秒差)レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が、総合4位(1分13秒差)のフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ)のために集団を牽引。それによってヴィンゲゴーのアシストを振り落とし、単騎にさせることに成功した。
チッコーネはカラパスを振り切り、単独で1級山岳を先頭で通過。山岳賞首位のリードを拡大させ、前日と同じく、プロトンが先行するチッコーネを追う構図となる。しかし最終山岳に入り、区間優勝は難しいと判断したチッコーネは、精鋭集団から遅れたマティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック)のアシストをするべく脚を緩めた。

そしてヴィンゲゴーとエヴェネプール、リポヴィッツにレニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)ら7名の精鋭集団は最終1級山岳を登っていく。ここでも相変わらずエヴェネプールが集団を牽引し、頂上まで残り2.4km地点でヴィンゲゴーが仕掛ける。シッティングのまま静かに加速する走りにリポヴィッツとマルティネスが食らいついたものの、ヴィンゲゴーがダンシングに切り替えると単独先頭に立った。
ヴィンゲゴーは一気に後続との差を広げ、大勢の観客の間を縫うように駆け上がる。そして大量のカタルーニャの旗「サニェーラ」が振られるフィニッシュ地点に到着。前日に続く、2日連続の山頂フィニッシュで勝利した。

10秒遅れでマルティネスが区間2位に入り、3位はリポヴィッツ。アシストに徹したエヴェネプールは27秒遅れの区間5位でフィニッシュしている。
「再び勝利できてとても嬉しい。今日も勝利を狙い、チームの走りを結果につなげることができた」と喜びを語ったヴィンゲゴー。翌日の2級山岳を含む周回コースを7周するバルセロナ決戦については「明日は自分に合うレイアウトではないかもしれないが、勝利を狙えるチャンスがあれば取りに行くつもり。だが、一番の目標は総合優勝を確実なものとすることだ」と語っている。
ボルタ・ア・カタルーニャ2026第6ステージ
| 1位 | ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) | 4:05:19 |
| 2位 | レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:10 |
| 3位 | フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 4位 | ヴァランタン・パレパントル(フランス、スーダル・クイックステップ) | +0:16 |
| 5位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:27 |
| 6位 | リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) | +1:29 |
| 7位 | フェリックス・ガル(オーストリア、デカトロンCMA CGM) | +2:08 |
| 9位 | アフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス) | +2:55 |
| 10位 | マシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM) | +3:16 |
個人総合成績
| 1位 | ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) | 23:49:52 |
| 2位 | レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス) | +1:22 |
| 3位 | フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +1:30 |
| 4位 | ヴァランタン・パレパントル(フランス、スーダル・クイックステップ) | +1:43 |
| 5位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +2:17 |
| 6位 | フェリックス・ガル(オーストリア、デカトロンCMA CGM) | +3:17 |
| 8位 | キアン・アイデブルックス(ベルギー、モビスター) | +5:20 |
| 9位 | マシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM) | +5:25 |
| 10位 | リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) | +5:36 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) |
| 山岳賞 | ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック) |
| ヤングライダー賞 | レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス) |
| チーム総合成績 | レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos