フィリピンで開催中のトラックアジア選手権。初日に金メダルを逃していた日本チームにエリミネーションに出場した橋本英也が優勝をもたらした。同種目でのアジア王座は自身3度目だ。



2周に1度のスプリント周回で最後尾だった選手が除外され、最後の一人になった時点で優勝が決まるエリミネーションレースは、2023年にアジア選手権の正式種目となってから橋本英也(2023年)、今村駿介(2024年)、橋本英也(2025年)と日本勢が王座を維持してきたお家芸。自身3回目のタイトル獲得を狙った橋本英也が、初日5種目で金メダルを逃していた日本チームに嬉しい優勝をもたらした。

ディフェンディングチャンピオンの橋本英也ら14名が出走した男子エリミネーションレース photo:JCF
最終周回、橋本英也はウー・ジュンジェ(中国)を下して勝利 photo:JCF


2年連続、自身3度目のエリミネーションアジア王者に輝いた橋本英也 photo:JCF

14名出走の男子エリートレースで橋本は順調に駒を進め、最後はウー・ジュンジェ(中国)を大きく引き離してフィニッシュ。2年連続、自身3度目のエリミネーションアジア王者に輝いた。

「めちゃくちゃ嬉しいです。今回まだ日本チームが優勝できていなかったので不安でしたが、レースが始まってみると(走るのが)楽しくて、勝つことができて本当に良かったです。まず日本として優勝したかったですし、新しく就任したコーチにも優勝を届けることができて良かった。嬉しく思います」と言う橋本はマディソンにも連戦出場する予定だ。

エリミネーションの女子レースで岡本美咲が銅メダル。「悔しいレースになった」と振り返っている photo:JCF

また、同じくエリミネーションの女子レースでは、エリート初挑戦となる岡本美咲が最後の3人まで残り銅メダル。しかし「体調をしっかり管理できずに悔しいレースになりました。展開や走り方も含めてもっと見直さなければいけない」と悔しい胸の内を語っている。

男子ケイリンには中石湊と中野慎詞が出場。ともに1回戦を1位通過して準決勝に臨んだものの、それぞれ6位と5位で決勝進出ならず。最終的に7−12位決定戦に回り、中野が全体の7位、中石は9位でレースを終えている。

女子ケイリンで銅メダルを獲得した仲澤春香 photo:JCF

同じく女子ケイリンでは仲澤春香と酒井亜樹が出走。決勝に進んだ仲澤が相手選手の降格を受けて3位銅メダルとなった。「相手選手の降格もありましたが、最低でもメダルは獲りたいと思っていたので良かったです。決勝は細かい部分でミスを繰り返してしまったので反省点です。相手選手に対する先入観を無くして判断していかないといけません」とレースを振り返っている。

男子ジュニアスプリントでは山崎帝輝が2位銀メダル photo:JCF

また、男子ジュニアスプリントで山崎帝輝が2位銀メダル獲得。「全体的には良い形でレースを進めていたのですが、決勝戦ではあんな形になってしまって悔しい。次はケイリンがあるので、この経験を活かして失敗しないように表彰台のてっぺんを狙いたい」と話している。
トラックアジア選手権2026 男子エリミネーション結果
1位 橋本英也(日本)
2位 ウー・ジュンジェ(中国)
3位 ニキータ・ツヴェトコフ(ウズベキスタン)
トラックアジア選手権2026 女子エリミネーション結果
1位 リー・ジーウィン(香港)
2位 ニン・チェン(中国)
3位 岡本美咲(日本)
トラックアジア選手権2026 女子エリートケイリン結果
1位 ユアン・リーイン(中国)
2位 ワン・リーファン(中国)
3位 仲澤春香(日本)
トラックアジア選手権2026 男子ジュニアスプリント結果
1位 リン・イークアン(台湾)
2位 山崎帝輝(日本)
3位 チョン・ハジン(韓国)
text:So Isobe
photo:JCF

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