コース変更によって再びスプリンターの出番となったボルタ・ア・カタルーニャ4日目に、イーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム)がリベンジ達成。積極的に動いたトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)が総合2位浮上を叶えている。

コース変更によって平坦フィニッシュとなったカタルーニャ第4ステージ photo:CorVos
グランツールを目指すオールラウンダーが数多く出場中のボルタ・ア・カタルーニャ(UCIワールドツアー)。第4ステージは総合バトルの幕開けとして標高2100mの超級山岳「バルテル2000」頂上を目指す予定だったものの、高地区間に強風が吹き付けたため最終登坂が全てキャンセルに。急遽フィニッシュ地点が登り口の平坦区間に前倒しされた(それでも合計獲得標高は2,800m)ことで、再びスプリンターの出番がやってきた。
「バルテル2000」をのぞいて温暖で、風もなく、極めて平穏な一日。真っ青な空の下、バティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ)とクーン・ボウマン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)、メルハウィ・クドゥス(エリトリア、ブルゴス・ブルペレット・BH)、サムエル・フェルナンデス(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)の4名が集団からエスケープを図った。

山岳賞維持を狙うバティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ)がアタック photo:CorVos

前日に落車したレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos 
総合4位につけるヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
第1ステージでも逃げ、山岳賞ランキング首位に立つヴェストロフールは狙い通り中間山岳ポイントを加算したのちに、ボウマンと一緒に逃げグループを離れて集団へ。フィニッシュまで50kmを残してクドゥスとフェルナンデスが30秒リードで逃げる展開となったものの、この後2日間の山岳ステージを見据え、平均スピード36.5km/hと非常にゆっくりとしたペースで進むプロトンは、積極的に2人を捕まえることはしなかった。
終盤に入ってドリアン・ゴドン(フランス)の大会3勝目を目指すイネオス・グレナディアーズがペースメイクを開始したことで、逃げた2人はあっさりと飲み込まれる。脚を休めた集団がフィニッシュに向けて活性化したが、残り14kmに用意されていた中間スプリントを狙って総合3位のトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)がアタックした。
チームメイトのアシストを得て、市街地コースを味方にロングスパートしたピドコックは1位通過に成功しボーナスタイムを稼ぎ、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を追い抜き総合2位に浮上する。緊張感を高めながら突き進む集団内ではデレク・ジー(カナダ、リドル・トレック)たちが落車したものの、負傷なくレース復帰している。

最終コーナーを先頭通過したイーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム)がフィニッシュに突き進む photo:CorVos

カタルーニャで通算3勝目を挙げたイーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム) photo:CorVos
曲がりくねった最終区間で上手くリードアウトトレインを走らせたのはNSNサイクリングチームだった。実質的にラインが1本しかないラスト200mの身右コーナー手前で前日区間2位のイーサン・ヴァーノン(イギリス)を発進させ、コーナーを抜けてフィニッシュラインへまっしぐら。最終コーナーでヴァーノンに行き場を塞がれたゴドンも食い下がったものの、この日はヴァーノンに軍配が上がった。
2022年大会でプロ初勝利を収め、今回が通算3勝目と相性の良いカタルーニャでヴァーノンが勝利。「ここ3日間は作戦通りいかず悔しい思いをしていたけれど、(コース変更で)突然チャンスが降って湧いたんだ。そこから全員でコースを予習して、一番に最終コーナーに入る作戦を立てた。チーム全員がコミットしてくれたおかげで上手くいったよ」とヴァーノンはチームリリース内で話している。
また、中間スプリントを獲ったピドコックは最終スプリントにも参加して3着。さらにボーナスタイムを加算し、明日から始まる山岳ステージに向けた意気込みをアピールしている。
翌第5ステージは、標高2,000mオーバーの超級山岳ラ・モリーナにフィニッシュする合計獲得標高4,500mオーバーの難関山岳コース。ピドコックやエヴェネプール、そしてヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)という3強選手の直接対決が見ものだ。

グランツールを目指すオールラウンダーが数多く出場中のボルタ・ア・カタルーニャ(UCIワールドツアー)。第4ステージは総合バトルの幕開けとして標高2100mの超級山岳「バルテル2000」頂上を目指す予定だったものの、高地区間に強風が吹き付けたため最終登坂が全てキャンセルに。急遽フィニッシュ地点が登り口の平坦区間に前倒しされた(それでも合計獲得標高は2,800m)ことで、再びスプリンターの出番がやってきた。
「バルテル2000」をのぞいて温暖で、風もなく、極めて平穏な一日。真っ青な空の下、バティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ)とクーン・ボウマン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)、メルハウィ・クドゥス(エリトリア、ブルゴス・ブルペレット・BH)、サムエル・フェルナンデス(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)の4名が集団からエスケープを図った。



第1ステージでも逃げ、山岳賞ランキング首位に立つヴェストロフールは狙い通り中間山岳ポイントを加算したのちに、ボウマンと一緒に逃げグループを離れて集団へ。フィニッシュまで50kmを残してクドゥスとフェルナンデスが30秒リードで逃げる展開となったものの、この後2日間の山岳ステージを見据え、平均スピード36.5km/hと非常にゆっくりとしたペースで進むプロトンは、積極的に2人を捕まえることはしなかった。
終盤に入ってドリアン・ゴドン(フランス)の大会3勝目を目指すイネオス・グレナディアーズがペースメイクを開始したことで、逃げた2人はあっさりと飲み込まれる。脚を休めた集団がフィニッシュに向けて活性化したが、残り14kmに用意されていた中間スプリントを狙って総合3位のトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)がアタックした。
チームメイトのアシストを得て、市街地コースを味方にロングスパートしたピドコックは1位通過に成功しボーナスタイムを稼ぎ、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を追い抜き総合2位に浮上する。緊張感を高めながら突き進む集団内ではデレク・ジー(カナダ、リドル・トレック)たちが落車したものの、負傷なくレース復帰している。


曲がりくねった最終区間で上手くリードアウトトレインを走らせたのはNSNサイクリングチームだった。実質的にラインが1本しかないラスト200mの身右コーナー手前で前日区間2位のイーサン・ヴァーノン(イギリス)を発進させ、コーナーを抜けてフィニッシュラインへまっしぐら。最終コーナーでヴァーノンに行き場を塞がれたゴドンも食い下がったものの、この日はヴァーノンに軍配が上がった。
2022年大会でプロ初勝利を収め、今回が通算3勝目と相性の良いカタルーニャでヴァーノンが勝利。「ここ3日間は作戦通りいかず悔しい思いをしていたけれど、(コース変更で)突然チャンスが降って湧いたんだ。そこから全員でコースを予習して、一番に最終コーナーに入る作戦を立てた。チーム全員がコミットしてくれたおかげで上手くいったよ」とヴァーノンはチームリリース内で話している。
また、中間スプリントを獲ったピドコックは最終スプリントにも参加して3着。さらにボーナスタイムを加算し、明日から始まる山岳ステージに向けた意気込みをアピールしている。
翌第5ステージは、標高2,000mオーバーの超級山岳ラ・モリーナにフィニッシュする合計獲得標高4,500mオーバーの難関山岳コース。ピドコックやエヴェネプール、そしてヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)という3強選手の直接対決が見ものだ。
ボルタ・ア・カタルーニャ2026第4ステージ
| 1位 | イーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム) | 4:01:03 |
| 2位 | ドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) | |
| 3位 | トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | |
| 4位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | |
| 5位 | マグナス・コルト(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) | |
| 6位 | ダビ・ゴンザレス(スペイン、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | |
| 7位 | マチュー・コッケルマン(ルクセンブルク、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 8位 | アルベルト・ダイネーゼ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | |
| 9位 | ノア・ホッブス(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
| 10位 | マーク・スチュワート(イギリス、モダンアドベンチャープロサイクリング) |
個人総合成績
| 1位 | ドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) | 15:30:47 |
| 2位 | トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | +0:13 |
| 3位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:14 |
| 4位 | ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:24 |
| 5位 | シモーネ・グアルディ(イタリア、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 6位 | アンドレア・ラッカーニ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | +0:25 |
| 7位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | |
| 8位 | リュディ・モラール(フランス、グルパマFDJユナイテッド) | +0:26 |
| 9位 | アントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM) | |
| 10位 | ベン・オコーナー(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) |
| 山岳賞 | バティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ) |
| ヤングライダー賞 | シモーネ・グアルディ(イタリア、ロット・アンテルマルシェ) |
| チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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