EFエデュケーション・イージーポストは、ニールソン・パウレス(アメリカ)が左膝の炎症組織を除去する手術を受けたと発表した。手術は成功し、復帰まで8〜12週間を要する見込みで、春のクラシックシーズンは欠場する。



2025年のドワルス・ドール・フラーンデレンを制したニールソン・パウレス(アメリカ) photo:CorVos

2025年はドワルス・ドール・フラーンデレンで優勝し、ツール・ド・フランスでは勝利を目指して逃げに乗ったパウレス。しかしオフシーズンは左膝の痛みに悩まされ、今季初戦を延期。2月13日開幕のツール・ド・ラ・プロヴァンス(UCI2.1)に出場したものの、痛みのため第3ステージでリタイアしていた。

パウレスは手術までの過程をこう説明した。「この2か月で3回検査を受けた。最初2回は回復が順調に見え、2回目の後は痛みなくトレーニングできた。レースにも出場できるほど調子が良かった。だが(プロヴァンス)3日目に再び痛みが出てしまった。再検査の結果、炎症は完全には消えていなかった。(復帰の)成功率を最大化させるには手術が最善だった」と語った。

チームのドクターであるジョン・グリーンウェル氏は「炎症組織を除去することで、恒久的な解決につながる可能性が大きく高まった。手術は順調に終わり、8〜12週間の回復期間を経て、長期的な後遺症なくトレーニングに復帰できるだろう」とコメント。活躍が期待された春のクラシックシーズンには間に合わないものの、7月4日開幕のツール・ド・フランスに向けては回復の時間が残されている。

左膝を手術したニールソン・パウレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:CorVos

「少なくとも、これで問題は解決したと言えるし、はっきりとした回復への道筋を進めるのは良いことだ」と語り、「クラシックを欠場するのは本当に残念だ。今年は新しいレースにも挑戦するのを楽しみにしていたし、狙っていたレースもあった。だから大きな失望だ。でもこの春は回復期間に充てる。チームメイトの活躍をテレビで応援し、家族と過ごす時間を増やしながら、シーズン後半に向けてモチベーションとエネルギーを蓄えたい」とコメントした。

宇都宮ジャパンカップを2度(2022年、24年)制した29歳は、昨年12月には2029年までの契約延長を結び、ワンデーレースではエースとしての活躍が期待されている。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos