独走を許していたライバルを最終周回で逆転。バルボラ・ブコフスカ(チェコ)がシクロクロス世界選の女子ジュニアレースでアルカンシエルを獲得した。石川七海は23位、日吉彩華は30位、小林碧は38位で戦いを終えている。



47名の選手たちによって争われた女子ジュニア photo:Nobuhiko Tanabe

初日の各国対抗チームリレーを終え、1月31日(土)にシクロクロス世界選手権本戦が女子ジュニアレースを皮切りにスタート。現地時間11:05(日本時間19:05)に、石川七海(八千代松陰高等学校)と日吉彩華(岐阜第一高等学校/Asia Union TCS Racing Team)、そして小林碧(並木中等教育学校/AX Cyclocross team)を含む19ヵ国47名の選手たちが号砲と共にレースコースへと飛び出した。

小林碧(並木中等教育学校/AX Cyclocross team) photo:Nobuhiko Tanabe
日吉彩華(岐阜第一高等学校/Asia Union TCS Racing Team) photo:Nobuhiko Tanabe

日本人最上位の23位でフィニッシュした石川七海(八千代松陰高等学校) photo:Nobuhiko Tanabe

序盤から飛ばしたのはディフェンディングチャンピオンのリズ・レヴォル(フランス)だった。2番手で第1コーナーをクリアしたレヴォルは瞬く間にリードを築いて独走したが、これに待ったを掛けたのが2番手グループから抜け出したバルボラ・ブコフスカ(チェコ)。昨年も抜きつ抜かれつの勝負を繰り広げ、今季勝ち星を分け合っていたブコフスカはレース後半に猛チャージをかけ、1周目に30秒あった差を残り2周時点でひっくり返した。

最終周回でトップに立ったバルボラ・ブコフスカ(チェコ) photo:Nobuhiko Tanabe

女子ジュニアの世界王者に輝いたバルボラ・ブコフスカ(チェコ) photo:Nobuhiko Tanabe

「今季一番調子が良かった。なんて言葉にしたら分からない」と振り返るブコフスカが、追いついた勢いそのままにレヴォルを抜き去って優勝。ナショナル選手権とヨーロッパ選手権で連勝していたチェコ出身の17歳が今季の「選手権」全勝をマークした。2位には敗れたレヴォル、3位には最終周回突入時にフェンスと接触落車というアクシデントを乗り越えたルシエ・グロホバ(チェコ)がランクイン。チェコが1-3フィニッシュを収めている。

日本勢は全日本選手権のエリートカテゴリーで4位に入った石川が4分10秒遅れの23位で最上位フィニッシュ。昨年の32位を大きく上回った。日吉は30位(+5分07秒)、小林は38位(+6分35秒)でレースを終えている。

アルカンシエルを獲得したバルボラ・ブコフスカ(チェコ) photo:Nobuhiko Tanabe

フィニッシュ後、笑顔を見せた石川七海(八千代松陰高等学校) photo:Nobuhiko Tanabe

日本勢のコメントは別記事で紹介します。
シクロクロス世界選手権2026 女子ジュニア結果
1位 バルボラ・ブコフスカ(チェコ) 44:55
2位 リズ・レヴォル(フランス) +0:15
3位 ルシエ・グロホバ(チェコ) +0:35
4位 ジョルジア・ペッリツォッティ(イタリア) +0:44
5位 シャナ・フーバー(スイス) +0:48
23位 石川七海(八千代松陰高等学校) +4:10
30位 日吉彩華(岐阜第一高等学校/Asia Union TCS Racing Team) +5:07
38位 小林碧(並木中等教育学校/AX Cyclocross team) +6:35
text:So Isobe
photo:Nobuhiko Tanabe