横風分断からの集団スプリントという、今大会3度目の展開となったアルウラー・ツアー第4ステージ。マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)がジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)を抜き、4日目の勝者に輝いた。

今大会3勝目を目指すジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) photo:A.S.O.
全5日間で争われるアルウラー・ツアー(UCI2.Pro)も残すところあと2日。第4ステージの舞台は173.4kmの平坦ステージで、この日も横風がレースを動かし、選手たちにとって緊張感が高く、平均時速も速い一日となった。
序盤から激しいアタック合戦が繰り広げられた末、形成されたのはフェデリコ・イアコモーニ(イタリア、チーム右京)ら16名の逃げ集団。そのなかにリーダーチームのチューダープロサイクリングはアイヴァラス・ミクティス(リトアニア)を送り込む。しかしその後チューダーがメイン集団の先導を始めると、残り100km地点で横風による集団分断(エシュロン)が発生した。
これにより総合3位のセルヒオ・イギータ(コロンビア、XDSアスタナ)が遅れるトラブルが発生。しかし遅れを取った選手たちは必死に約70kmを追走し、ようやくプロトンに合流。その後逃げを捉えた集団は、落ち着きを取り戻した。

横風分断から高速で進んだ第4ステージ photo:A.S.O.
昨年までユニベット・ローズ・ロケッツにいたゼブ・キフィン(イギリス、トレンガヌサイクリングチーム)が単独アタックで差を広げるも、相変わらずチューダーが牽引する集団に引き戻される。そして勝負は、今大会3度目の集団スプリントに持ち込まれた。
このステージを欠場したエドワルト・トゥーンス(ベルギー)の不在が響いたためか、リドル・トレックは3番手で最終ストレートに突入した。フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス)が真っ先にスプリントを開始し、シモーネ・コンソンニからジョナタン・ミラン(共にイタリア、リドル・トレック)のスプリントというお馴染みのパターンで、あっさりとミランが先頭に立った。しかしフィニッシュまでの距離が長すぎると判断したのか、あるいは脚の疲労のためか、ミランはシッティングのまま踏み込み続けた。
そして勝ったのは、その背後からタイミングを見計らい、フィニッシュ手前で飛び出し、真っ先にトップスピードに乗ったマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)だった。

ミランを破り、勝利したマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) photo:CorVos

「人生最高の勝利」と語ったマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) photo:A.S.O.
2025年ツール・ド・フランスでマイヨヴェール(ポイント賞)を獲得し、現役最強スプリンターのミランを破ったマルチェッリ。「最後のコーナーを抜けた時、ちょうどミランの真後ろにつくことができた。それが結果的に最良の選択となった。ミランのような非常に強いスプリンターに勝てたことを、心から嬉しく思っている。人生最大の勝利だ」とコメント。
「チームとしては今季2勝目だが、シーズンはまだ始まったばかり。冬の間に積み重ねてきた努力が、こうして結果として表れたことに大きな満足感がある」と、2024年のチーム右京からXDSに移り、2年目のシーズンを迎えたイタリアンスプリンターは喜びを語った。

全5日間で争われるアルウラー・ツアー(UCI2.Pro)も残すところあと2日。第4ステージの舞台は173.4kmの平坦ステージで、この日も横風がレースを動かし、選手たちにとって緊張感が高く、平均時速も速い一日となった。
序盤から激しいアタック合戦が繰り広げられた末、形成されたのはフェデリコ・イアコモーニ(イタリア、チーム右京)ら16名の逃げ集団。そのなかにリーダーチームのチューダープロサイクリングはアイヴァラス・ミクティス(リトアニア)を送り込む。しかしその後チューダーがメイン集団の先導を始めると、残り100km地点で横風による集団分断(エシュロン)が発生した。
これにより総合3位のセルヒオ・イギータ(コロンビア、XDSアスタナ)が遅れるトラブルが発生。しかし遅れを取った選手たちは必死に約70kmを追走し、ようやくプロトンに合流。その後逃げを捉えた集団は、落ち着きを取り戻した。

昨年までユニベット・ローズ・ロケッツにいたゼブ・キフィン(イギリス、トレンガヌサイクリングチーム)が単独アタックで差を広げるも、相変わらずチューダーが牽引する集団に引き戻される。そして勝負は、今大会3度目の集団スプリントに持ち込まれた。
このステージを欠場したエドワルト・トゥーンス(ベルギー)の不在が響いたためか、リドル・トレックは3番手で最終ストレートに突入した。フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス)が真っ先にスプリントを開始し、シモーネ・コンソンニからジョナタン・ミラン(共にイタリア、リドル・トレック)のスプリントというお馴染みのパターンで、あっさりとミランが先頭に立った。しかしフィニッシュまでの距離が長すぎると判断したのか、あるいは脚の疲労のためか、ミランはシッティングのまま踏み込み続けた。
そして勝ったのは、その背後からタイミングを見計らい、フィニッシュ手前で飛び出し、真っ先にトップスピードに乗ったマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)だった。


2025年ツール・ド・フランスでマイヨヴェール(ポイント賞)を獲得し、現役最強スプリンターのミランを破ったマルチェッリ。「最後のコーナーを抜けた時、ちょうどミランの真後ろにつくことができた。それが結果的に最良の選択となった。ミランのような非常に強いスプリンターに勝てたことを、心から嬉しく思っている。人生最大の勝利だ」とコメント。
「チームとしては今季2勝目だが、シーズンはまだ始まったばかり。冬の間に積み重ねてきた努力が、こうして結果として表れたことに大きな満足感がある」と、2024年のチーム右京からXDSに移り、2年目のシーズンを迎えたイタリアンスプリンターは喜びを語った。
アルウラー・ツアー2026第4ステージ結果
| 1位 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) | |
| 2位 | ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) | |
| 3位 | フリッツ・ビーステルボス(オランダ、ピクニック・ポストNL) | |
| 4位 | ロバン・フロワドゥヴォー(スイス、チューダープロサイクリング) | |
| 5位 | ジェゾン・テソン(フランス、トタルエネルジー) |
個人総合成績
| 1位 | ヤニス・ヴォワザール(スイス、チューダープロサイクリング) | 13:47:15 |
| 2位 | アフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:04 |
| 3位 | セルヒオ・イギータ(コロンビア、XDSアスタナ) | +0:06 |
| 4位 | ビョルン・ケルト(イギリス、ピクニック・ポストNL) | +0:15 |
| 5位 | マウリ・ファンセヴェナント(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +0:16 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) |
| ヤングライダー賞 | アフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス) |
| チーム総合成績 | XDSアスタナ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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