23.8kmのチームタイムトライアルで争われたトロフェオ・セス・サリネス。チャレンジマヨルカ第2戦で、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエがトップタイムを叩き出し、レムコ・エヴェネプール(ベルギー)が移籍後初戦で勝利を収めた。



レッドブル・ボーラ・ハンスグローエに移籍し、初戦を迎えたレムコ・エヴェネプール(ベルギー) photo:Challenge Ciclista Mallorca

多くの選手にとって冬のトレーニング合宿の成果を確かめる場として、例年1月末に開催されるチャレンジマヨルカが始まった。地中海に浮かぶスペイン・マヨルカ島を舞台にした本大会は、5つのワンデーレースが連なったレースシリーズ。1月28日に行われた初日のトロフェオ・カルヴィアはアントニオ・モルガド(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)が勝利し、翌日の1月29日、第2戦となるトロフェオ・セス・サリネスが行われた。

昨年までラインレースだった本大会だが、今年は23.8kmの平坦路を舞台にしたチームタイムトライアルが行われた。バルセロナで開幕する今年のツール・ド・フランス第1ステージもチームTTのため、ツールに参戦予定のレッドブル・ボーラ・ハンスグローエからは、総合エースを務める新加入のレムコ・エヴェネプール(ベルギー)と昨年総合3位だったフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ)のダブルエースを揃えた。

優勝候補にあがりながらも、4位だったUAEチームエミレーツXRG photo:Challenge Ciclista Mallorca

トップタイムで今季初勝利を飾ったレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ photo:Challenge Ciclista Mallorca

そしてトップタイムを叩き出したのは、TT世界王者でこれが新天地でのデビュー戦となったエヴェネプールを擁するレッドブルだった。ツールではトップでフィニッシュラインを越えた選手のタイムがチーム順位に反映される新方式が採用される一方、本大会ではチームの4人目のフィニッシュタイムが反映される従来の方式。レッドブルは23分55秒でフィニニッシュし、今季初勝利を手に入れた。

3秒差の2位に入ったのは、決してTTに強い印象のないエンリク・マス(スペイン)らを擁するモビスター。3位は16秒遅れでジェイコ・アルウラーが入り、優勝候補の一角であったUAEチームエミレーツXRGは18秒遅れの4位だった。また育成チームに所属しながら、トップチームでの初戦となった今村駿介らロット・アンテルマルシェは45秒遅れの7位、小山智也もメンバー入りしたブルゴス・ブルペレットBHは2分49秒遅れの21位だった。

今季初勝利を挙げたレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ photo:Challenge Ciclista Mallorca

新しいチームメイトと共に勝利を得たエヴェネプールは、「シーズンを勝利でスタートできたことは素晴らしいし、士気を大きく高めてくれる。チームタイムトライアルは常に厳しいが、今回は明確なプランがあり、それが結果につながった。向かい風と短い登りが勝負どころになると分かっていて、そこで差をつけることができた」と語った。

またレッドブルのパチ・ヴィリャ監督は、「この結果は昨年から取り組んできたTTTプロジェクトに関わったチーム全体、そして全部門による莫大な共同作業の結晶だ」と、ツールに向けた準備の手応えを強調した。
トロフェオ・セス・サリネス2026結果
1位 レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ 23:55
2位 モビスター +0:03
3位 ジェイコ・アルウラー +0:16
4位 UAEチームエミレーツXRG +0:18
5位 チューダープロサイクリング
text:Sotaro.Arakawa
photo:Challenge Ciclista Mallorca

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