シクロクロス世界選手権女子U23レースは手に汗握る名勝負に。鋭いライン取りで攻めたレオニー・ベントフェルド(オランダ)がヴィクトリア・クラドノバ(スロバキア)を下し、キャリア初のアルカンシエルを獲得した。

優勝候補のセリア・ジュリー(フランス)にが続くヴィクトリア・クラドノバ(スロバキア) photo:CorVos
文字通り23歳以下(2004〜2007年生まれ)を対象にしたシクロクロス世界選手権女子U23レース。ジュニア時代に各選手権を総ナメにしたセリア・ジュリー(フランス)やレオニー・ベントフェルド(オランダ)ら、既にエリートカテゴリーでもトップ10入りを繰り返している強者たちがアルカンシエルを狙ってダッシュを決めた。
ロサンゼルス五輪に向けて競技力向上を掲げるアメリカ勢も多数参戦したこのカテゴリー。母国の期待を背負うベントフェルドのペースに対応できたのはジェリーとフルール・ムーアス(ベルギー)、そしてヴィスマ・リースアバイクに所属するロード兼業選手のヴィクトリア・クラドノバ(スロバキア)だった。2周目にロードU23世界選手権のロードと個人TTで共に2位銀メダルに輝いたクラドノバがペースを上げ、追走した大本命のジュリーが転倒したことで、クラドノバの対抗馬はベントフェルド一人に絞られる。

風車を目指す直登区間をよじ登る選手たち photo:UCI 
積極的な走りでレースを引っ張るレオニー・ベントフェルド(オランダ) photo:UCI

初のアルカンシエルを獲得したレオニー・ベントフェルド(オランダ) photo:UCI
パワーに勝るクラドノバだったが、キャンバーの処理の差が如実に現れるフルストのコースは、テクニックを武器にするベントフェルドに味方した。今季ワールドカップU23でシリーズ優勝を決めたベントフェルドは残り2周時点から鋭いライン選びでプレッシャーを掛け続け、最終周回のキャンバー下りで勇気とテクニックを必要とするハイラインを選んでリードを構築してみせる。
クラドノバも持ち前のパワーで差を縮めに掛かったが、スリッピーな平坦コーナーで轍を外して失速。僅かなリードを維持しきったベントフェルドがフィニッシュラインまで逃げ切った。

シクロクロス世界選手権2026 女子U23表彰台 photo:UCI
ジュニアの2022年は2位、U23の2024年と2025年は3位、2023年は7位と勝ちに手が届いていなかった世界選手権。キャリア初のアルカンシエルを獲得したベントフェルドは「ずっと攻め続けなければいけない厳しいレースで、精神的にもかなりタフだった。彼女の方がパワーはあったけど、テクニカル区間は私の方が速いと気づいて、最後はプック・ピーテルセと同じラインでイチかバチかで下り区間を攻めた。上手くいって本当に良かった」と笑顔でレースを振り返る。
「本当に嬉しい。昨日は一緒にトレーニングしていたルシンダ(ブラント)が勝つのを見れたし、今朝もテキストメッセージをやり取りしていた。来週はこの美しいジャージを着てコーヒーライドを楽しみたい」と加えている。
今シーズン後半にかけてメキメキ頭角を表したクラドノバが2位、優勝争いに加われず3位に終わったジュリーは「あの落車でチャンスを全て失ってしまった。普段はテクニカル区間が得意だけど今日は全く走れていなかった」とレースを振り返っている。

文字通り23歳以下(2004〜2007年生まれ)を対象にしたシクロクロス世界選手権女子U23レース。ジュニア時代に各選手権を総ナメにしたセリア・ジュリー(フランス)やレオニー・ベントフェルド(オランダ)ら、既にエリートカテゴリーでもトップ10入りを繰り返している強者たちがアルカンシエルを狙ってダッシュを決めた。
ロサンゼルス五輪に向けて競技力向上を掲げるアメリカ勢も多数参戦したこのカテゴリー。母国の期待を背負うベントフェルドのペースに対応できたのはジェリーとフルール・ムーアス(ベルギー)、そしてヴィスマ・リースアバイクに所属するロード兼業選手のヴィクトリア・クラドノバ(スロバキア)だった。2周目にロードU23世界選手権のロードと個人TTで共に2位銀メダルに輝いたクラドノバがペースを上げ、追走した大本命のジュリーが転倒したことで、クラドノバの対抗馬はベントフェルド一人に絞られる。



パワーに勝るクラドノバだったが、キャンバーの処理の差が如実に現れるフルストのコースは、テクニックを武器にするベントフェルドに味方した。今季ワールドカップU23でシリーズ優勝を決めたベントフェルドは残り2周時点から鋭いライン選びでプレッシャーを掛け続け、最終周回のキャンバー下りで勇気とテクニックを必要とするハイラインを選んでリードを構築してみせる。
クラドノバも持ち前のパワーで差を縮めに掛かったが、スリッピーな平坦コーナーで轍を外して失速。僅かなリードを維持しきったベントフェルドがフィニッシュラインまで逃げ切った。

ジュニアの2022年は2位、U23の2024年と2025年は3位、2023年は7位と勝ちに手が届いていなかった世界選手権。キャリア初のアルカンシエルを獲得したベントフェルドは「ずっと攻め続けなければいけない厳しいレースで、精神的にもかなりタフだった。彼女の方がパワーはあったけど、テクニカル区間は私の方が速いと気づいて、最後はプック・ピーテルセと同じラインでイチかバチかで下り区間を攻めた。上手くいって本当に良かった」と笑顔でレースを振り返る。
「本当に嬉しい。昨日は一緒にトレーニングしていたルシンダ(ブラント)が勝つのを見れたし、今朝もテキストメッセージをやり取りしていた。来週はこの美しいジャージを着てコーヒーライドを楽しみたい」と加えている。
今シーズン後半にかけてメキメキ頭角を表したクラドノバが2位、優勝争いに加われず3位に終わったジュリーは「あの落車でチャンスを全て失ってしまった。普段はテクニカル区間が得意だけど今日は全く走れていなかった」とレースを振り返っている。
シクロクロス世界選手権2026 女子U23結果
| 1位 | レオニー・ベントフェルド(オランダ) | 43:08 |
| 2位 | ヴィクトリア・クラドノバ(スロバキア) | +0:11 |
| 3位 | セリア・ジュリー(フランス) | +0:57 |
| 4位 | フルール・ムーアス(ベルギー) | +1:14 |
| 5位 | アマンディーヌ・ミュラー(フランス) | +1:20 |
| 6位 | ヴィダ・ロペス(アメリカ) | +1:23 |
| 7位 | アリッサ・サルキソフ(アメリカ) | +1:50 |
| 8位 | リディア・クザック(アメリカ) | +2:01 |
| 9位 | リゾン・デプレ(フランス) | +2:04 |
| 10位 | エリーザ・フェッリ(イタリア) | +2:07 |
text:So Isobe
photo:Nobuhiko Tanabe
photo:Nobuhiko Tanabe
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