イスラエル・プレミアテックから名称変更したNSNサイクリングチームが、ディオン・スミス(ニュージーランド)の獲得を発表。また、育成チームからロテム・テネ(イスラエル)を昇格させ、30人のロースターが揃った。



アルケア・B&Bホテルズの解散やロットとアンテルマルシェ・ワンティの合併などがあり、移籍市場の動きが年明けまでずれ込んでいる2026年シーズン。NSNサイクリングチームがこの度、スミスとテネの2名の加入を発表した。なお、テネの正式加入は2月1日に引退するサイモン・クラーク(オーストラリア)と入れ替わりとなるため、2月2日からとなる。

2019年のジャパンカップでは3位に入ったディオン・スミス(当時ミッチェルトン・スコット) photo:Satoru Kato

32歳のスミスは2016年に、イギリスのプロコンチネンタルチーム(当時)ワンプロサイクリングでプロデビュー。2023年より3年間をアンテルマルシェ・ワンティで走り、グランツール8度出場のベテランだ。2025年はジロに出場したものの、大規模落車に巻き込まれ第6ステージでリタイア。しかしブエルタ・ア・エスパーニャは完走を果たし、シーズンを通して80レースに出場。経験豊富なアシストとして存在感を示した。

しかし、アンテルマルシェのロットとの合併に伴い所属先を失ったスミスに対し、NSNが受け皿となった形だ。「今季、このタイミングでNSNサイクリングチームと契約できたことはとても自然な流れだと感じている。それは以前から自分に合うチームだと思っていたからだ。顔なじみの選手や、普段から一緒にトレーニングしている仲間に囲まれる環境は、強いモチベーションにつながる」とコメント。再びビニヤム・ギルマイ(エリトリア)と共に走ることになる。

2018年のツールではマイヨアポワを着用したディオン・スミス(ニュージーランド、当時ワンティ・グループゴベール) photo:Makoto.AYANO

一方、2025年のイスラエル選手権ロードレースで優勝したテネは24歳のスプリンター。5年間をNSNサイクリングチームの育成チームで過ごし、2025年はヴォルタ・ア・ポルトゥガル・エン・ビシクレタ(UCI2.1)で区間優勝を挙げ、昇格のチャンスを掴んだ。

NSNはこれで30人のロースターを確定させた。ヤコブ・フルサン(デンマーク)やマイケル・ウッズ(カナダ)が引退し、パスカル・アッカーマン(ドイツ)やデレク・ジー=ウェスト(カナダ)が移籍して戦力は大きく目減りしたものの、先述したギルマイの獲得など、ワールドツアー復帰初年のチームとして戦力を揃えてきた。

text:Sotaro.Arakawa
photo:NSN Cycling Team

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