雨予報もギリギリセーフ。400名以上の参加者を集めた「Champion System presents 稲城クロス」は、恒例の「CX最速店長&社長選手権」が開催される頃には、それはそれは大きく盛り上がった。良きローカルレースイベントの一日をレポートします。

大勢の参加者と観客を集めた「Champion System presents 稲城クロス2025」今年11回目を迎えた人気のローカルレースイベントだ photo:So Isobe
12月21日、東京都稲城市の稲城北緑地公園で開催された「稲城クロス」は昨年比50%増しの400名以上の参加者を集めて、それは大変に盛り上がった。2018年の初開催から今年で実に11回目。クロスコーヒーや「尾根幹」からすぐ近くの多摩川サイクリングロード沿い。西東京の「僕たちが走ってるエリア」で開催されている、初心者ウェルカムなローカルレースイベントだ。
大会を運営するのは、これまでシクロクロス東京や幕張クロスを主催し、九十九里浜での「BEACH CROSS」を開催するなど、競技とエンターテインメントを高度に融合させたシクロクロスイベントを多く手掛けてきたチャンピオンシステム。棈木代表が大切にする「トップ選手だけではなく、競技を支える一般カテゴリーの方にスポットライトが当たるように」という思いをカタチにしている。

2連シケイン。バニーホップで飛び切る選手もちらほら photo:So Isobe 
堤防を駆け上がる「アミノバイタル・ステアーズ」。短いけれど、短距離コースだけに何度も駆け上がるので結構キツいのだ photo:So Isobe

コース後半はコーナーの連続。テクニックの差が出る箇所です photo:So Isobe
だから、男子のボトムカテゴリー(ME4)は2レースあるし、キッズレースや「超ビギナー」カテゴリーがしっかり用意されているし、各ブランドのブース出店も、美味しくて満腹になるキッチンカーも何台もある。
男女のトップカテゴリーレースはない(走りたい猛者はオープンレースに)けれど、その代わりにショップ店長や業界の社長たちが看板を背負って走る「CX最速店長&社長選手権」など、見て楽しめるコンテンツがたっぷりと用意されている。ME4カテゴリーがこんなにも大盛況なレースは関東で他に無いし、「CX最速店長&社長選手権」がスタートする頃には応援の人たちがたっぷりと詰めかけて、メイン会場周辺はサイクリングロードを行くお散歩の人たちが「なんだなんだ?」と脚を止めて見ていくくらいには盛り上がった。

ME4にはトライアスリートの篠崎友(モンスター)がシクロクロス初参戦。剛脚でモリモリ踏んで3位表彰台獲得! photo:So Isobe 
ME4Bで圧勝した風間大和(Team Eurasia IRC Tire)。早くME1まで上がっちゃってください! photo:So Isobe

バチバチなレースが繰り広げられた女子レース photo:So Isobe

稲城市長の高橋勝浩氏と、 ご当地キャラの「ペダリオン」が登場 photo:So Isobe 
古のレンズで取材していたのはバイシクルクラブの山口編集長 photo:So Isobe

ME2は轍屋のチームメイトでワンツー&ダブル昇格! photo:So Isobe 
お馴染み、矢野口のCROSS COFFEEも出店。名物店長のトニオさんが迎えてくれました photo:So Isobe
コースは真っ平らな河川敷を、ボランティアによる通称「草刈りクロス」で切り開いたもの。堤防の階段をまっすぐ駆け上がる「アミノバイタル・ステアーズ」やシケインなどもあるけれど、基本的には長いホームストレートと、絶えず曲がりくねったコーナーが続くシクロクロスらしいもの。難しすぎず、それでいて上級者にとっては曲がりくねったコーナー区間は腕の見せ所。誰にとっても攻略しがいのあるレイアウトも大会が人気を呼んでいる理由の一つにある。
会場には朝から「自転車のまち稲城」を掲げる高橋勝浩市長も応援に駆けつけ、弱虫ペダル作者の渡辺航先生(総北高校自転車競技部OB)はME4と「CX最速店長&社長選手権」のダブル参戦。ホームタウンアスリートであり、東京2020パラリンピック金メダリストの杉浦佳子さんも会場に駆けつけた。

いよいよ大詰めの「CX最速店長&社長選手権」がスタート。最前列は足に覚えのある店長たちが並びます photo:So Isobe

弱虫ペダル作者の渡辺航先生(総北高校自転車競技部OB)と栗村修さん(ツアー・オブ・ジャパン)。二人とも午前中のレースとのダブルヘッダーをこなした photo:So Isobe 
流石の走りを披露していた弱虫ペダル作者の渡辺航先生(総北高校自転車競技部OB) photo:So Isobe
「CX最速店長選手権」はここまで3連覇し、今年に自身のショップ「フィールドサイクル」をオープンした野中秀樹が、オムライスが自慢のキッチンカー「DG's world」の店主で、今年の全日本選手権で12位に入った今井大悟(YAGI-TAI?)と向山浩司(武士道ペイントA-CAP)を引き離して見事に4連覇を達成している。
「CX社長選手権」にはマスターズとのダブルヘッダーで挑んだ「家から10分だから自走で来ました。ベルギーの選手時代を思い出しました(笑)」と言う栗村修さん(ツアー・オブ・ジャパン)やフォトグラファーの辻啓さん、ロードとグラベルで世界を股にかける高岡亮寛さん、ブロンプトンのカントリーマネージャーを務める矢野大介さん、渡辺航先生、バイシクルクラブの⼭⼝博久氏もといった豪華メンバーで開催。辻啓が得意のホールショットでリードを奪ったものの、スタートで出遅れた高岡亮寛がジワジワと追い上げて、直線でパス。そのまま優勝をさらっていったのでした。

MTB仕込みのパワーとコーナーワークで独走する野中秀樹(フィールドサイクル photo:So Isobe

「CX社長選手権」でトップ争いを繰り広げらる辻啓さんと高岡亮寛さん。この後高岡さんが独走して予定調和... photo:So Isobe 
ブロンプトンの矢野大介さんはグラベル仕様のG-Lineで参戦。階段ではバイクを折り畳んで喝采を浴びていました photo:So Isobe

オープンレースを制した中瑞希と、店長選手権を制した野中秀樹(フィールドサイクル photo:So Isobe 
走り終わって楽しそうな(一人だけ悔しそうな)面々 photo:So Isobe

イベントの最後はキッズレースで締め!こちらは家族でご参加していた皆さん photo:So Isobe
数年前までは1シーズン2回開催されていた稲城クロスだが、BEACH CROSSの開催によって年1回となっても、いや、むしろ今まで以上に「良いローカルイベント」感は高まっているように思う。もちろん来年も継続開催予定とのことで、東京近郊のシクロクロッサーは、スケジュールが発表されたらぜひ準備を!
text:So Isobe

12月21日、東京都稲城市の稲城北緑地公園で開催された「稲城クロス」は昨年比50%増しの400名以上の参加者を集めて、それは大変に盛り上がった。2018年の初開催から今年で実に11回目。クロスコーヒーや「尾根幹」からすぐ近くの多摩川サイクリングロード沿い。西東京の「僕たちが走ってるエリア」で開催されている、初心者ウェルカムなローカルレースイベントだ。
大会を運営するのは、これまでシクロクロス東京や幕張クロスを主催し、九十九里浜での「BEACH CROSS」を開催するなど、競技とエンターテインメントを高度に融合させたシクロクロスイベントを多く手掛けてきたチャンピオンシステム。棈木代表が大切にする「トップ選手だけではなく、競技を支える一般カテゴリーの方にスポットライトが当たるように」という思いをカタチにしている。



だから、男子のボトムカテゴリー(ME4)は2レースあるし、キッズレースや「超ビギナー」カテゴリーがしっかり用意されているし、各ブランドのブース出店も、美味しくて満腹になるキッチンカーも何台もある。
男女のトップカテゴリーレースはない(走りたい猛者はオープンレースに)けれど、その代わりにショップ店長や業界の社長たちが看板を背負って走る「CX最速店長&社長選手権」など、見て楽しめるコンテンツがたっぷりと用意されている。ME4カテゴリーがこんなにも大盛況なレースは関東で他に無いし、「CX最速店長&社長選手権」がスタートする頃には応援の人たちがたっぷりと詰めかけて、メイン会場周辺はサイクリングロードを行くお散歩の人たちが「なんだなんだ?」と脚を止めて見ていくくらいには盛り上がった。







コースは真っ平らな河川敷を、ボランティアによる通称「草刈りクロス」で切り開いたもの。堤防の階段をまっすぐ駆け上がる「アミノバイタル・ステアーズ」やシケインなどもあるけれど、基本的には長いホームストレートと、絶えず曲がりくねったコーナーが続くシクロクロスらしいもの。難しすぎず、それでいて上級者にとっては曲がりくねったコーナー区間は腕の見せ所。誰にとっても攻略しがいのあるレイアウトも大会が人気を呼んでいる理由の一つにある。
会場には朝から「自転車のまち稲城」を掲げる高橋勝浩市長も応援に駆けつけ、弱虫ペダル作者の渡辺航先生(総北高校自転車競技部OB)はME4と「CX最速店長&社長選手権」のダブル参戦。ホームタウンアスリートであり、東京2020パラリンピック金メダリストの杉浦佳子さんも会場に駆けつけた。



「CX最速店長選手権」はここまで3連覇し、今年に自身のショップ「フィールドサイクル」をオープンした野中秀樹が、オムライスが自慢のキッチンカー「DG's world」の店主で、今年の全日本選手権で12位に入った今井大悟(YAGI-TAI?)と向山浩司(武士道ペイントA-CAP)を引き離して見事に4連覇を達成している。
「CX社長選手権」にはマスターズとのダブルヘッダーで挑んだ「家から10分だから自走で来ました。ベルギーの選手時代を思い出しました(笑)」と言う栗村修さん(ツアー・オブ・ジャパン)やフォトグラファーの辻啓さん、ロードとグラベルで世界を股にかける高岡亮寛さん、ブロンプトンのカントリーマネージャーを務める矢野大介さん、渡辺航先生、バイシクルクラブの⼭⼝博久氏もといった豪華メンバーで開催。辻啓が得意のホールショットでリードを奪ったものの、スタートで出遅れた高岡亮寛がジワジワと追い上げて、直線でパス。そのまま優勝をさらっていったのでした。






数年前までは1シーズン2回開催されていた稲城クロスだが、BEACH CROSSの開催によって年1回となっても、いや、むしろ今まで以上に「良いローカルイベント」感は高まっているように思う。もちろん来年も継続開催予定とのことで、東京近郊のシクロクロッサーは、スケジュールが発表されたらぜひ準備を!
text:So Isobe
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