UCI(国際自転車競技連合)が各チームに所属する選手リストを更新し、去就が注目されていたリチャル・カラパス(エクアドル)のEFエデュケーション・イージーポスト残留が明らかになった。

チーム残留が明らかになったリチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:CorVos
UCIは男女のワールドチームとプロチーム、計55チームの所属選手や首脳陣のリストを更新した。その中でも注目を集めたのが、アメリカ籍のワールドチームであるEFエデュケーション・イージーポスト。そのリストに、契約更新が正式発表されていない6名のチーム残留が記載されていた。
特に2023年に3年契約でチームに加入したカラパスもその1人だ。2019年にジロ・デ・イタリアで総合優勝し、2021年には東京五輪で金メダルを獲得。ジョナサン・ヴォーターズGMは加入当時、カラパスの獲得について「最大の投資になる」と語っており、チーム史上最高額の年俸であることを示唆していた。
総合エースとして2023年ツール・ド・フランスに臨んだカラパスだったが、第1ステージで膝蓋骨を骨折し、翌日棄権。しかし2024年のツールでは途中からステージ優勝に目標を切り替え、連日の逃げから自身初となる区間優勝を挙げ、同時にマイヨ・アポワ(山岳賞)も獲得してチームの期待に応えた。2025年はジロ・デ・イタリアに出場し、区間1勝と総合3位と好成績を残した。

同じく契約更新が明らかとなったルーカス・ネルーカー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:Satoru Kato
他にはジェフェルソン・セペダ(エクアドル)をはじめ、共に24歳のアーチー・ライアン(アイルランド)とヤルディ・ファンデルリー(オランダ)も契約を更新。さらに昨年のツール・ド・九州の小倉城クリテリウムを制し、本戦でも総合2位に入ったルーカス・ネルーカー(イギリス)、そして2024年に20歳にしてアイルランド王者となったダレン・ラファーティーも残留が明らかになっている。
EFは2026年に向け、新戦力としてスプリンタータイプのルーク・ランパーティ(アメリカ)や、イネオス・グレナディアーズからは21歳ながらカナダのタイムトライアル王者に輝いたマイケル・レオナードを獲得。登録が見込まれる29名のメンバーのうち、30歳以上の選手は3名のみで、大半が18〜25歳と若手中心の布陣となっている。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

UCIは男女のワールドチームとプロチーム、計55チームの所属選手や首脳陣のリストを更新した。その中でも注目を集めたのが、アメリカ籍のワールドチームであるEFエデュケーション・イージーポスト。そのリストに、契約更新が正式発表されていない6名のチーム残留が記載されていた。
特に2023年に3年契約でチームに加入したカラパスもその1人だ。2019年にジロ・デ・イタリアで総合優勝し、2021年には東京五輪で金メダルを獲得。ジョナサン・ヴォーターズGMは加入当時、カラパスの獲得について「最大の投資になる」と語っており、チーム史上最高額の年俸であることを示唆していた。
総合エースとして2023年ツール・ド・フランスに臨んだカラパスだったが、第1ステージで膝蓋骨を骨折し、翌日棄権。しかし2024年のツールでは途中からステージ優勝に目標を切り替え、連日の逃げから自身初となる区間優勝を挙げ、同時にマイヨ・アポワ(山岳賞)も獲得してチームの期待に応えた。2025年はジロ・デ・イタリアに出場し、区間1勝と総合3位と好成績を残した。

他にはジェフェルソン・セペダ(エクアドル)をはじめ、共に24歳のアーチー・ライアン(アイルランド)とヤルディ・ファンデルリー(オランダ)も契約を更新。さらに昨年のツール・ド・九州の小倉城クリテリウムを制し、本戦でも総合2位に入ったルーカス・ネルーカー(イギリス)、そして2024年に20歳にしてアイルランド王者となったダレン・ラファーティーも残留が明らかになっている。
EFは2026年に向け、新戦力としてスプリンタータイプのルーク・ランパーティ(アメリカ)や、イネオス・グレナディアーズからは21歳ながらカナダのタイムトライアル王者に輝いたマイケル・レオナードを獲得。登録が見込まれる29名のメンバーのうち、30歳以上の選手は3名のみで、大半が18〜25歳と若手中心の布陣となっている。
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