メリダが2025年シーズンをもって正式にバーレーン・ヴィクトリアスとの契約を終了することが発表。同社は2017年のチーム創設以来、機材と技術面でのサポートを提供してきた。



レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)のジャパンカップ優勝を支えたメリダの新型REACTO photo:So Isobe

11月28日にメリダが発表した公式声明によれば、パートナーシップ終了の理由は「両社の今後のワールドツアー・スポンサーシップ戦略の再編」のため。「このプロジェクトに参加できたことに感謝するとともに、長年にわたる協力関係がチームの成功の基盤となったことを誇りに思う」とコメントする。

新城幸也が長年所属していたことでも知られるバーレーン・ヴィクトリアスは、メリダと共にソンニ・コルブレッリ(イタリア)のパリ〜ルーベ優勝や、マテイ・モホリッチ(スロベニア)のミラノ〜サンレモ優勝、グラベル世界選手権優勝といったエポックメイキングな勝利や、グランツールでのステージ勝利や総合表彰台、新城幸也の全日本選手権優勝など、メリダのバイクと共に着実に勝利を量産。レニー・マルティネス(フランス)によるジャパンカップ優勝がチームとして最後のメリダバイクでの勝利となった。

ソンニ・コルブレッリ(イタリア)のパリ〜ルーベ制覇など、バーレーン・ヴィクトリアスはメリダで勝利を築き上げてきた photo:CorVos

ドロッパーポストを武器に2022年のミラノ〜サンレモを制したマテイ・モホリッチ(スロベニア) photo:CorVos

それまでMTBのイメージが強かったメリダは、2013年のランプレ・メリダ(現UAEチームエミレーツXRG)で初めてロードトップチームをサポート。2017年に新規創設されたバーレーン・メリダ(現バーレーン・ヴィクトリアス)のサブタイトルスポンサーとなってからも、選手からのフィードバックを得て製品改良を続け、同時にブランドのレーシングイメージを向上させてきた(メリダ開発首脳陣のインタビューはこちら)。チームのテクニカルパートナーを務め、新城幸也シグネチャーモデルを供給・一般発売するなどメリダとチームの関係性は非常に深かった。

バーレーン側は、現時点で次期バイクパートナーを公式には発表していない。ただし、複数ソースでビアンキが最有力候補として挙げられており、2026年シーズンから同ブランド製バイクを使用する可能性が高い、との報道がある。メリダにとっては今回の契約終了を機に「新たなワールドツアーチームとの提携」に舵を切るという。

text:So Isobe