SDワークス・プロタイムがヴァレンティナ・カヴァラー(オーストリア、アルケアB&Bホテルズ・ウィメン)の獲得を発表した。同選手はローイング競技で東京五輪に出場後、ツール・ファム観戦をきっかけに自転車競技に転向。今年はプロ初勝利を挙げ、母国のヒルクライム選手権で優勝した。

SDワークス・プロタイムへの移籍が発表されたヴァレンティナ・カヴァラー(オーストリア)
「このチームでより総合力の高い選手へと成長し続けたい。2028年のオリンピックに、今度は自転車選手として出場できたら本当に素晴らしいと思う」と、カヴァラーは加入発表のプレスリリースの中でそう語った。
カヴァラーはローイング(ボート)競技出身の24歳で、2021年の東京五輪にはオーストリア代表として出場した。ローイングの代表合宿を行っていた2022年にツール・ド・フランス・ファムの観戦に行き、その後コースを辿って走っていたら集団最後尾に追いつき、モトバイクの後ろでフィニッシュまで走りきったことが「自分もレースをしたいと思うようになった瞬間」だと話す。
そしてローイングから自転車競技への転向を決断したカヴァラーはイタリアに渡ってアマチュアレースに出場し、2024年3月からアルケアB&Bホテルズ・ウィメンに加入。イツリア・ウィメン(UCIワールドツアー)では山岳賞ランキングで2位に入るなど、いきなりその登坂力を発揮した。続くオーストリア選手権ロードレースで2位に入ると、プロ1年目で念願のツール・ド・フランス・ファムに出場。超級ラルプデュエズにフィニッシュする最終第8ステージでは逃げに乗り、区間7位と勝利に迫った。

プロ2年目で大きなチャンスを掴んだヴァレンティナ・カヴァラー(オーストリア)
2025年シーズンは、ル・コレ・ダルヴァール(距離11.2km/平均8.1%)にフィニッシュした6月のアルプ・グレジヴォーダン・クラシック(UCI1.1)で、残り3km地点から飛び出しプロ初勝利を飾った。同月に行われたオーストリア・ヒルクライム選手権も制し、その後自身2度目となるツール・ファム出場を果たした。
「SDワークス・プロタイムから興味があると聞いたときは涙が出そうだった。なぜなら最初のツール・ファムから、ずっと“夢のチーム”だったから。その夢が現実になりつつあり、いまでも鳥肌が立つ。それはアンナ・ファンデルブレッヘン、ロレーナ・ウィーベス、ロッテ・コペッキーなど、憧れの選手が全員このチームにいるから。最高の選手たちから学べるのは本当に特権だと思う」と、喜びを語った。
チームは2025年にデミ・フォレリング(オランダ)やニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド)など主力クライマー陣が離脱。ファンデルブレッヘンを支えるアシスト役や、将来の総合エース候補を求めていたところ、カヴァラーという未完の大器に目をつけた形だ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

「このチームでより総合力の高い選手へと成長し続けたい。2028年のオリンピックに、今度は自転車選手として出場できたら本当に素晴らしいと思う」と、カヴァラーは加入発表のプレスリリースの中でそう語った。
カヴァラーはローイング(ボート)競技出身の24歳で、2021年の東京五輪にはオーストリア代表として出場した。ローイングの代表合宿を行っていた2022年にツール・ド・フランス・ファムの観戦に行き、その後コースを辿って走っていたら集団最後尾に追いつき、モトバイクの後ろでフィニッシュまで走りきったことが「自分もレースをしたいと思うようになった瞬間」だと話す。
そしてローイングから自転車競技への転向を決断したカヴァラーはイタリアに渡ってアマチュアレースに出場し、2024年3月からアルケアB&Bホテルズ・ウィメンに加入。イツリア・ウィメン(UCIワールドツアー)では山岳賞ランキングで2位に入るなど、いきなりその登坂力を発揮した。続くオーストリア選手権ロードレースで2位に入ると、プロ1年目で念願のツール・ド・フランス・ファムに出場。超級ラルプデュエズにフィニッシュする最終第8ステージでは逃げに乗り、区間7位と勝利に迫った。

2025年シーズンは、ル・コレ・ダルヴァール(距離11.2km/平均8.1%)にフィニッシュした6月のアルプ・グレジヴォーダン・クラシック(UCI1.1)で、残り3km地点から飛び出しプロ初勝利を飾った。同月に行われたオーストリア・ヒルクライム選手権も制し、その後自身2度目となるツール・ファム出場を果たした。
「SDワークス・プロタイムから興味があると聞いたときは涙が出そうだった。なぜなら最初のツール・ファムから、ずっと“夢のチーム”だったから。その夢が現実になりつつあり、いまでも鳥肌が立つ。それはアンナ・ファンデルブレッヘン、ロレーナ・ウィーベス、ロッテ・コペッキーなど、憧れの選手が全員このチームにいるから。最高の選手たちから学べるのは本当に特権だと思う」と、喜びを語った。
チームは2025年にデミ・フォレリング(オランダ)やニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド)など主力クライマー陣が離脱。ファンデルブレッヘンを支えるアシスト役や、将来の総合エース候補を求めていたところ、カヴァラーという未完の大器に目をつけた形だ。
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