簡単にバッグを固定できるKLICKfixシステムでお馴染みのリクセン&カウル。そのラインアップからコンパクトなフロントラック"Vario Rack Sport"を紹介しよう。ドロップハンドルのバイクにもフィットするモデルだ。



リクセン&カウル Vario Rack Sport

アーバンバイク向けのラックシステムで知られるリクセン&カウル。近年はスポーティーなモデルも展開し、日常生活から週末のアドベンチャーまでをカバーできるラインアップが揃いはじめている。

新しく登場したVario Rack Sportは、まさにスポーツと日常を繋ぐプロダクトだ。Vario Rack Sportは軽量なアルミニウム製フロントラックで、リクセン&カウルが誇るKLICKfixシステムでバイクに固定して使用するモデル。

ドロップハンドルでもクリアランスに余裕がある

ラックは二段階で高さ調節が行える

最大の特徴はコンパクトさと軽量性にある。サイズはW26×H20×D16cmと小ぶりで、重量はわずか410gに抑えられている。Vario Rackの通常モデルがW21xH17x D32cmと縦に長く、ハンドルバーからタイヤまでのクリアランスは広めが求められた。そして、重量は450g。通常モデルに対してVario Rack Sportのサイズはドロップハンドルを装備したロードバイクやグラベルバイクでも使える大きさだ。

実際にハンドル幅400mmのロードバイクに装着してもクリアランスには余裕があった。また、ラックが軽量に仕上がっているおかげで、ハンドリングに大きな影響を及ぼさないところも美点の一つだ。耐荷重は7kgまで対応しており、日常的な荷物の運搬には十分な容量を確保している。

KLICKfixハンドルアダプターは別売となっている

アダプターには脱落防止ケーブルも備えられている

さらにKLICKfixハンドルアダプターに対して、2段階の高さで取り付け位置を選択できる設計となっており、ハンドル周りの操作性やバッグとの干渉を避けるための調整が可能だ。着脱はワンタッチで行えるため、必要な時だけ装着し、走行性能を重視したい時には即座に取り外せる。

この着脱の容易さは、週末のツーリングと日常のトレーニングライドを同じバイクでこなすライダーにとって、使い勝手の良さにつながるだろう。また同じマウントシステムを活用するハンドルバーバッグと使い分けることも可能だ。

荷物の固定には、調整可能な中央ストラップが採用されている。バックル式で、リフレクターも装備されており、夜間走行時の視認性にも配慮されている。さらに、アルミフレームには取り外し可能なクリップオンフックで固定されているため、必要に応じて着脱も行える。

ベルトで荷物を固定するため、安心して運搬可能

ベルトも着脱可能となっている

スポーツバイクのフロントキャリアとして考えた場合、このVario Rack Sportは絶妙なバランスを実現している。大型のツーリング用フロントバッグを想定したラックではなく、むしろ小型のハンドルバーバッグやドライバッグ、ちょっとした買い物の荷物を運ぶような使い方に適している。ツーリング中にお土産を買うこともできるし、日々の生活を支えてくれもする便利なプロダクトだ。

なお、製品にはハンドルバーアダプターは含まれていないため、別途購入が必要だ。アダプターは装着位置に応じて複数のバージョンが用意されているため、自身のバイクの仕様に合わせて選択することになる。Vario Rack Sport本体の価格は16,500円(税込)で、カラーはブラックの1色展開となる。



リクセン&カウル Vario Rack Sport
サイズ:W26xH20xD16cm
重量:410g
耐荷重:7kg
カラー:ブラック
価格:16,500円(税込)

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