ジャパンカップがいよいよスタート。今年も宇都宮市の中心街にあるオリオンスクエアでのチームプレゼンテーションに全出場チームが揃った。まずは国内チームから。



ジャパンカップ出場全チームが登壇したチームプレゼンテーション photo:Satoru Kato

宇都宮市の佐藤市長が今年もミヤリーと共にファンにご挨拶 photo:Satoru Kato
大会の実況や解説をする今中大介さん(左)、栗村修さん(中央)、アリーさん(右) photo:Satoru Kato


32回目のジャパンカップが、チームプレゼンテーションで開幕。10月としては異例の昼の暑さの余韻が残るオリオンスクエアに、レースのスタートを待ちきれない多くのファンが集まった。

前半は国内チームが登壇。クリテリウムスペシャルライダーズを含む9チームがファンの前に揃った。



日本ナショナルチーム

U23選手を中心に構成された日本ナショナルチーム photo:Satoru Kato

日本ナショナルチームから出場する金子宗平 photo:Satoru Kato
日本ナショナルチームはロードを清水監督、クリテリウムを三瓶監督が指揮する photo:Satoru Kato


日本ナショナルチームは、金子宗平とU23の選手3名の4名体制での出場。若手選手中心のチームを、クリテリウムは三瓶監督、ロードは清水監督が指揮を執る。



クリテリウムスペシャルライダーズ

競輪選手とロード選手で構成されたクリテリウムスペシャルライダーズ photo:Satoru Kato

競輪選手養成所在籍中の沢田桂太郎がクリテリウムスペシャルライダーズから出場 photo:Satoru Kato
沢田桂太郎と織田聖の応援ボードを掲げる photo:Satoru Kato


ジャパンカップクリテリウムのみ出場するスペシャルチームは、競輪選手とロード選手で構成された6名。ツール・ド・九州で山岳賞を獲得した織田聖や、岡本勝哉、さらには競輪選手養成所に在籍中の沢田桂太郎が出場。スプリンターのトレインが見られるか?



ヴィクトワール広島

今季6勝を挙げて急成長を見せたヴィクトワール広島 photo:Satoru Kato

おおいたアーバンクラシックで優勝したエリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島) photo:Satoru Kato
Jクリテリウムツアー総合優勝の孫崎大樹(ヴィクトワール広島) photo:Satoru Kato


チームとして今季好調なヴィクトワール広島は、2週間前のおおいたアーバンクラシックで優勝したエリオット・シュルツとJクリテリウムツアーチャンピオンの孫崎大樹を揃え、クリテリウムも本戦レースも狙える布陣。大分での負傷がまだ治り切っていないと言う孫崎がちょっと気になるところ。



VC福岡

ジャパンカップ初登場のVC福岡 photo:Satoru Kato

横塚浩平とベテランのベンジャミ・プラデス(VC福岡) photo:Satoru Kato
ジェラルド・レデスマ(スペイン、VC FUKUOKA) photo:Makoto AYANO


ジャパンカップ初出場のVC福岡。地元レースとなったツール・ド・九州で新人賞を獲得したジェラルド・レデスマ・ガルシアをはじめ、ベンジャミ・プラデス・レヴェルテ、横塚浩平らのメンバーで挑む。



Astemo 宇都宮ブリッツェン

「皆さんに感謝を伝えたかった」引退発表した小野寺玲(Astemo 宇都宮ブリッツェン) photo:Satoru Kato

ジャパンカップメンバーが小野寺玲を囲む photo:Satoru Kato

地元チームのAstemo 宇都宮ブリッツェンは、今シーズン好調の岡篤志を筆頭に今年もスペシャルジャージで出場する。直前に引退を発表した「オノデライダー」こと小野寺玲が登壇し、地元ファンを前に感謝の意を述べた。



TEAM UKYO

現在アジアツアーランキング3位以内を争うTEAM UKYO photo:Satoru Kato

ツール・ド・九州に続き急遽出場が決まった増田成幸(TEAM UKYO) photo:Satoru Kato
マヌエーレ・ボアロ監督 photo:Satoru Kato


今シーズンも海外レースを中心に活動してきたTEAM UKYOは、このジャパンカップがアジアツアーランキング3位以内を決めるための最後のレースとなるという。アレッサンドロ・ファンチェルをはじめとするツアー・オブ・ジャパンで活躍したイタリア人選手と、増田成幸ら強力な日本人選手の構成で、ランキング3位以内を決めることが出来るか。



シマノレーシング

入部正太朗と冨尾大地を担いで登場したシマノレーシング photo:Satoru Kato
直前に今季での引退を発表した入部正太朗(左)と冨尾大地(シマノレーシング) photo:Satoru Kato


好調なメンバーを揃えたシマノレーシング photo:Satoru Kato

直前に今シーズンでの引退を発表した入部正太朗と冨尾大地をチームメイトと野寺監督が担いで登場したシマノレーシング。その入部はおおいたアーバンクラシックで3位に入る好調ぶりを見せ、ジャパンカップでの走りも注目される。



キナンレーシングチーム

直近のUCIレースで上位の結果を出すキナンレーシングチーム photo:Satoru Kato

ハイテンションで登場の畑中勇介コーチ photo:Satoru Kato
「宇賀隆貴のアシストをするよ」とレイン・タラマエ(キナンレーシングチーム) photo:Satoru Kato


直前のツール・ド・九州で個人総合2位などシーズン後半に入り本来の力を見せてきたレイン・タラマエは、このジャパンカップでも力を見せるか?昨年オープンロードレースを制した宇賀隆貴は本戦メンバーとして凱旋出場。海外レースでも好調ぶりを見せており、タラマエがアシストに回るかも?



愛三工業レーシングチーム

10月はUCIレース連戦の愛三工業レーシングチーム photo:Satoru Kato

2年連続アジア最優秀選手賞を獲得している岡本隼(愛三工業レーシングチーム) photo:Satoru Kato
U23全日本TTチャンピオンの橋川丈(愛三工業レーシングチーム) photo:Satoru Kato


10月に入り、ツール・ド・ランカウィ、ツール・ド・九州と、ハイレベルなUCIレースを転戦してきた愛三工業レーシングチーム。2年連続でアジア最優秀選手賞を獲得している岡本隼は「連戦で調子が上向いている」とコメント。U23全日本タイムトライアルチャンピオンの橋川丈らがどこまで勝負に絡んでくるか?


text:Satoru Kato
photo:Satoru Kato, Makoto AYANO