2日連続でスプリント決着となったツアー・オブ・グワンシー第2ステージ。先行したビットネルをポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)が悠々と追い抜き、2連勝を決めた。

第2ステージに臨んだバウケ・モレマ(オランダ、リドル・トレック) photo:CorVos
2025年最後のワールドツアーであるツアー・オブ・グワンシーは2日目を迎えた。この日のコースは中国の広西チワン族自治区、崇左(チョンズオ)から靖西(ジンシー)に向かう177.4km。コースは前日同様の平坦基調。残り約35kmから2級山岳が登場するものの、平均勾配は4%台でスプリンターを退けるほどではない。
序盤に形成された逃げ集団にはスタン・デウルフ(ベルギー、デカトロンAG2Rラモンディアール)とフランク・ファンデンブルーク(オランダ、ピクニック・ポストNL)に、ピーター・ウクセンベア(デンマーク、イネオス・グレナディアーズ)ら3名が入る。一方のメイン集団は前日勝者、ポール・マニエ(フランス)を擁するスーダル・クイックステップが先導し、XDSアスタナやレッドブル・ボーラ・ハンスグローエも牽引に参加した。

逃げから粘ったスタン・デウルフ(ベルギー、デカトロンAG2Rラモンディアール)とフランク・ファンデンブルーク(オランダ、ピクニック・ポストNL) photo:CorVos
ボーナスタイムつきの中間スプリントはデウルフが先頭通過し、終盤の2級山岳はトレーニー(研修生)で来年のプロデビューが決まっているウクセンベアがトップ通過する。その後、残り12km地点でウクセンベアが遅れ、続いてファンデンブルークもプロトンに吸収。最後まで単独で粘ったデウルフも残り5km地点で捕まり、ピュアスプリンターのいないUAEチームエミレーツXRGからジョナタン・ナルバエス(エクアドル)が単騎アタックした。
しかしこれは決まらず、勝負はこの日も集団スプリントに持ち込まれた。
アンテルマルシェ・ワンティからEFエデュケーション・イージーポスト、ジェイコ・アルウラーと集団先頭が激しく入れ替わりながら最終ストレートに突入。真っ先にパヴェル・ビットネル(チェコ、ピクニック・ポストNL)がコース左側で踏み始め、その背後にマニエがつく。フィニッシュラインの手前でマニエが追い抜くと、そのまま他を圧倒するスピードで勝利した。

2日連続のスプリント勝利を果たしたポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos
赤い総合リーダージャージを着て2日連続勝利を果たしたマニエは、「今日は素晴らしい日となった。昨年もここで勝ったこともあり、チームとしても連勝を狙っていた。最後はドリス(ファンヘステル)のリードアウトから全力を出し切るスプリントができた」とコメント。チームのいわく、フランス人選手がシーズン16勝に到達するのは28年ぶりだ。
2位はビットネルで、3位はスタニスワフ・アニオコウスキ(ポーランド、コフィディス)。前日2位のマックス・カンター(ドイツ、XDSアスタナ)は6位と順位を下げた。

2025年最後のワールドツアーであるツアー・オブ・グワンシーは2日目を迎えた。この日のコースは中国の広西チワン族自治区、崇左(チョンズオ)から靖西(ジンシー)に向かう177.4km。コースは前日同様の平坦基調。残り約35kmから2級山岳が登場するものの、平均勾配は4%台でスプリンターを退けるほどではない。
序盤に形成された逃げ集団にはスタン・デウルフ(ベルギー、デカトロンAG2Rラモンディアール)とフランク・ファンデンブルーク(オランダ、ピクニック・ポストNL)に、ピーター・ウクセンベア(デンマーク、イネオス・グレナディアーズ)ら3名が入る。一方のメイン集団は前日勝者、ポール・マニエ(フランス)を擁するスーダル・クイックステップが先導し、XDSアスタナやレッドブル・ボーラ・ハンスグローエも牽引に参加した。

ボーナスタイムつきの中間スプリントはデウルフが先頭通過し、終盤の2級山岳はトレーニー(研修生)で来年のプロデビューが決まっているウクセンベアがトップ通過する。その後、残り12km地点でウクセンベアが遅れ、続いてファンデンブルークもプロトンに吸収。最後まで単独で粘ったデウルフも残り5km地点で捕まり、ピュアスプリンターのいないUAEチームエミレーツXRGからジョナタン・ナルバエス(エクアドル)が単騎アタックした。
しかしこれは決まらず、勝負はこの日も集団スプリントに持ち込まれた。
アンテルマルシェ・ワンティからEFエデュケーション・イージーポスト、ジェイコ・アルウラーと集団先頭が激しく入れ替わりながら最終ストレートに突入。真っ先にパヴェル・ビットネル(チェコ、ピクニック・ポストNL)がコース左側で踏み始め、その背後にマニエがつく。フィニッシュラインの手前でマニエが追い抜くと、そのまま他を圧倒するスピードで勝利した。

赤い総合リーダージャージを着て2日連続勝利を果たしたマニエは、「今日は素晴らしい日となった。昨年もここで勝ったこともあり、チームとしても連勝を狙っていた。最後はドリス(ファンヘステル)のリードアウトから全力を出し切るスプリントができた」とコメント。チームのいわく、フランス人選手がシーズン16勝に到達するのは28年ぶりだ。
2位はビットネルで、3位はスタニスワフ・アニオコウスキ(ポーランド、コフィディス)。前日2位のマックス・カンター(ドイツ、XDSアスタナ)は6位と順位を下げた。
ツアー・オブ・グワンシー2025第2ステージ結果
1位 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) | 3:45:10 |
2位 | パヴェル・ビットネル(チェコ、ピクニック・ポストNL) | |
3位 | スタニスワフ・アニオコウスキ(ポーランド、コフィディス) | |
4位 | ダニエル・スケール(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
5位 | アルネ・マーリッツ(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ) | |
6位 | マックス・カンター(ドイツ、XDSアスタナ) | |
7位 | ダニエル・ドナルドソン(イギリス、ジェイコ・アルウラー) | |
8位 | ポール・ペンウェット(フランス、グルパマFDJ) | |
9位 | ヨルディ・メーウス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
10位 | オデッド・コグット(イスラエル、イスラエル・プレミアテック) |
個人総合成績
1位 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) | 7:04:27 |
2位 | マックス・カンター(ドイツ、XDSアスタナ) | +0:14 |
3位 | パヴェル・ビットネル(チェコ、ピクニック・ポストNL) | |
4位 | ピーター・ウクセンベア(デンマーク、イネオス・グレナディアーズ) | +0:15 |
5位 | スタン・デウルフ(ベルギー、デカトロンAG2Rラモンディアール) | |
6位 | スタニスワフ・アニオコウスキ(ポーランド、コフィディス) | +0:16 |
7位 | ヨルディ・メーウス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
8位 | マティス・ルベール(フランス、アルケア・B&Bホテルズ) | +0:17 |
9位 | オレリアン・パレパントル(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアール) | |
10位 | アッティラ・ヴァルテル(ハンガリー、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:18 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) |
山岳賞 | ピーター・ウクセンベア(デンマーク、イネオス・グレナディアーズ) |
ヤングライダー賞 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) |
チーム総合成績 | ジェイコ・アルウラー |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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