圧巻の独走で5連覇を達成したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)は「チーム全員がトップクラスの走りをした」と感謝を述べた。所属チームでのラストレースを終えたエヴェネプールや、3位のストーラーのコメントを紹介する。
優勝 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)

コッレ・アペルトを越えるタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) photo:RCS Sport
レース直後インタビュー
毎回スタートラインに立つ度、自分はこのコースとレースとの適性を感じている。自分がこうした結果を出せているのは、素晴らしいチームメイトに囲まれているおかげだ。皆には本当に感謝しているし、ドメン(ノヴァク)やパヴェル(シヴァコフ)、最後のリードアウト(をしてくれたヴァイン)など、みんながトップクラスの走りをしてくれた。
毎回のことだが、7年連続で「今季がこれまでで最高のシーズンだ」と言っている。そして今年もまた、間違いなく最高のシーズンだった。

独走で5連覇を達成したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
表彰式後インタビュー
スタートからフィニッシュまで素晴らしい一日となった。自分自身はもちろん、チーム全体の調子もよく、全員が素晴らしい走りを見せた。引退するラファウ(マイカ)のためにも良い結果となった。
─終盤に合流したクイン・シモンズに何か声をかけたか?
いいや、お互いそんな余裕はなかった。だが彼はとても印象的な走りをし、こちらとしても逃げ続ける彼を脅威に感じていた。最後の登りは彼を捕まえるには十分だった。

史上初の大記録を打ち立てたタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
─デルトロについてどんな作戦を考えていたのか?
彼にとってはおそらく初めてのモニュメント(実際は3度目)だが、ここ最近の調子は誰もが知るところだ。だから自分たちは彼を守り、チャンスを与えた。「自分のアタックについて来られるなら来い」と伝え、今回はそうはならなかったが、それでも目を見張る走りを見せた。彼には今後、明るい未来が待っている。
─この後、どんなオフシーズンが待っているのか?
明日はチームと今シーズンを祝い、その後数日は家族と過ごす。それからUAEに行き、そしてようやく(パートナーの)ウルシュカ・ジガートとバケーションを迎える。
2位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

2位でフィニッシュしたエヴェネプール photo:RCS Sport
高いレベル(のレース)でシーズンを締めくくることができて嬉しい。今日はコンディションも良く、厳しい展開の中でもうまく走れた。ガンダの登りに入った瞬間、先頭のペースが一気に上がり、さらに厳しい状況になった。しかし仲間たちが素晴らしい位置取りをしてくれた。ポガチャルとのギャップができてからは、自分のペースでできるだけ速く走ることだけを考えていた。
このレースでの2位は、得られる限りの中で最善の結果だ。ウルフパックの一員として最後のレースで、チームのためにすべてを出し切れたことに満足している。このチームで成し遂げたことを誇りに思うし、ここで過ごした時間にはとても感謝している。この7年間の思い出は、これからもずっと自分の一部として残るだろう。
3位 マイケル・ストーラー(オーストラリア、チューダー・プロサイクリング)

3位で表彰台に立ったマイケル・ストーラー(オーストラリア、チューダー・プロサイクリング) photo:CorVos
スタートから感触は良く、トップ10は現実的な結果だと分かっていた。さらに「もしかしたら」という思いもあり、それが現実となった。精鋭集団にできるだけ食らいつくことを目標にし、タデイ(ポガチャル)が仕掛け、追走集団が絞られていく中でもなんとか踏みとどまった。
ガンダの下りではリスクを冒して攻めたものの、コーナー立ち上がりの踏み込みで脚が削られていった。だからエヴェネプールにはついていけなかった。(4勝を挙げ)上手くいった今季を、これ以上の結果でシーズンを終えることはできないだろう。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
優勝 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)

レース直後インタビュー
毎回スタートラインに立つ度、自分はこのコースとレースとの適性を感じている。自分がこうした結果を出せているのは、素晴らしいチームメイトに囲まれているおかげだ。皆には本当に感謝しているし、ドメン(ノヴァク)やパヴェル(シヴァコフ)、最後のリードアウト(をしてくれたヴァイン)など、みんながトップクラスの走りをしてくれた。
毎回のことだが、7年連続で「今季がこれまでで最高のシーズンだ」と言っている。そして今年もまた、間違いなく最高のシーズンだった。

表彰式後インタビュー
スタートからフィニッシュまで素晴らしい一日となった。自分自身はもちろん、チーム全体の調子もよく、全員が素晴らしい走りを見せた。引退するラファウ(マイカ)のためにも良い結果となった。
─終盤に合流したクイン・シモンズに何か声をかけたか?
いいや、お互いそんな余裕はなかった。だが彼はとても印象的な走りをし、こちらとしても逃げ続ける彼を脅威に感じていた。最後の登りは彼を捕まえるには十分だった。

─デルトロについてどんな作戦を考えていたのか?
彼にとってはおそらく初めてのモニュメント(実際は3度目)だが、ここ最近の調子は誰もが知るところだ。だから自分たちは彼を守り、チャンスを与えた。「自分のアタックについて来られるなら来い」と伝え、今回はそうはならなかったが、それでも目を見張る走りを見せた。彼には今後、明るい未来が待っている。
─この後、どんなオフシーズンが待っているのか?
明日はチームと今シーズンを祝い、その後数日は家族と過ごす。それからUAEに行き、そしてようやく(パートナーの)ウルシュカ・ジガートとバケーションを迎える。
2位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

高いレベル(のレース)でシーズンを締めくくることができて嬉しい。今日はコンディションも良く、厳しい展開の中でもうまく走れた。ガンダの登りに入った瞬間、先頭のペースが一気に上がり、さらに厳しい状況になった。しかし仲間たちが素晴らしい位置取りをしてくれた。ポガチャルとのギャップができてからは、自分のペースでできるだけ速く走ることだけを考えていた。
このレースでの2位は、得られる限りの中で最善の結果だ。ウルフパックの一員として最後のレースで、チームのためにすべてを出し切れたことに満足している。このチームで成し遂げたことを誇りに思うし、ここで過ごした時間にはとても感謝している。この7年間の思い出は、これからもずっと自分の一部として残るだろう。
3位 マイケル・ストーラー(オーストラリア、チューダー・プロサイクリング)

スタートから感触は良く、トップ10は現実的な結果だと分かっていた。さらに「もしかしたら」という思いもあり、それが現実となった。精鋭集団にできるだけ食らいつくことを目標にし、タデイ(ポガチャル)が仕掛け、追走集団が絞られていく中でもなんとか踏みとどまった。
ガンダの下りではリスクを冒して攻めたものの、コーナー立ち上がりの踏み込みで脚が削られていった。だからエヴェネプールにはついていけなかった。(4勝を挙げ)上手くいった今季を、これ以上の結果でシーズンを終えることはできないだろう。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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