ツール・ド・ランカウイはアーロン・ゲイト(ニュージーランド、XDSアスタナ)の勝利で閉幕。クイーンステージを制したジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー)が総合優勝し、日本人最高位は総合29位の松井丈治(愛三工業レーシングチーム)だった。

マレーシアを舞台にしたツール・ド・ランカウイ photo:PETRONAS Le Tour de Langkawi
マレーシア北西部のランカウイ島を出発し、S字を描くように8日間をかけて南下するツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)。アジア最大のステージレースには愛三工業レーシングチームや新城幸也(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)が参戦し、大会は6日目を迎えた。
雨のレースとなったこの日、大会初日に逃げた松井丈治が加藤辰之介と共に逃げに乗り、7名グループがメイン集団に対し1分半のリードを得る。序盤にここまで3勝しているマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)が落車リタイアするトラブルもありながら、逃げは終盤に吸収され、勝負は今大会5度目の集団スプリントへ。
最終ストレートに入る直前に、勝利を託されたアーロン・ゲイト(ニュージーランド、XDSアスタナ)が真っ先に踏み込む。しかしトップスピードを維持できず、2日目勝者のアーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング)が先着。今大会2勝目を手に入れた。

今大会2勝目を掴んだアーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング) photo:PETRONAS Le Tour de Langkawi

アタックを決め、プロ初勝利を飾ったゼブ・キフィン(イギリス、ユニベット・ティテマ・ロケッツ) photo:PETRONAS Le Tour de Langkawi
214.9kmの今大会最長距離で争われた7日目は、7名による逃げグループから粘ったロスリ・ムハンマド・ヌル・アイマン(マレーシア、トレンガヌ・サイクリング)に、終盤ゼブ・キフィン(イギリス、ユニベット・ティテマ・ロケッツ)が合流。2名はローテーションを回しながら逃げ続け、新城も高速牽引を披露したプロトンが追いかけた。先頭2名は逃げ切りに成功し、キフィンが27歳にしてプロ初勝利を飾った。
最終日は平坦基調のコース後半に3級、2級、2級山岳が設定されたレイアウト。現役ラストレースに臨む予定だったが前日に落車リタイアしたアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)が、選手たちが作る花道にトライショー(人力三輪車)に乗って登場。プロ通算98勝のレジェンドを欠くレースは4名が逃げ集団を形成し、終盤に入るとアタックと吸収が繰り返された。

前日リタイアしたアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)が花道を通る photo:Uno-X Mobility Cycling
そして急坂を含む終盤の2つの2級山岳で、先頭はアーロン・ゲイト(ニュージーランド、XDSアスタナ)とアイヴァラス・ミクティス(リトアニア、チューダー・プロサイクリング)、そして逃げていたニル・ヒメノ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)の3名に絞られる。追走集団を振り切った先頭は最終ストレートに突入し、3名のスプリント勝負となって、ゲイトがヒメノとミクティスを下して勝利した。

最終日を制したアーロン・ゲイト(ニュージーランド、XDSアスタナ) photo:PETRONAS Le Tour de Langkawi

総合優勝を飾ったジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー) photo:PETRONAS Le Tour de Langkawi
2日前のスプリントでは勝利に届かなかったものの、最終日にチームに今大会4勝目をもたらしたゲイト。一方で、総合優勝はクイーンステージであった第5ステージを制し、この日をメイン集団でまとめたジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー)が輝く。日本人最高位はこの日ステージ21位でフィニッシュし、順位を29位まで上げて大会を終えた松井だった。
新城はステージ21位でフィニッシュし、次戦は10月19日のジャパンカップを予定している。

マレーシア北西部のランカウイ島を出発し、S字を描くように8日間をかけて南下するツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)。アジア最大のステージレースには愛三工業レーシングチームや新城幸也(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)が参戦し、大会は6日目を迎えた。
雨のレースとなったこの日、大会初日に逃げた松井丈治が加藤辰之介と共に逃げに乗り、7名グループがメイン集団に対し1分半のリードを得る。序盤にここまで3勝しているマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)が落車リタイアするトラブルもありながら、逃げは終盤に吸収され、勝負は今大会5度目の集団スプリントへ。
最終ストレートに入る直前に、勝利を託されたアーロン・ゲイト(ニュージーランド、XDSアスタナ)が真っ先に踏み込む。しかしトップスピードを維持できず、2日目勝者のアーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング)が先着。今大会2勝目を手に入れた。


214.9kmの今大会最長距離で争われた7日目は、7名による逃げグループから粘ったロスリ・ムハンマド・ヌル・アイマン(マレーシア、トレンガヌ・サイクリング)に、終盤ゼブ・キフィン(イギリス、ユニベット・ティテマ・ロケッツ)が合流。2名はローテーションを回しながら逃げ続け、新城も高速牽引を披露したプロトンが追いかけた。先頭2名は逃げ切りに成功し、キフィンが27歳にしてプロ初勝利を飾った。
最終日は平坦基調のコース後半に3級、2級、2級山岳が設定されたレイアウト。現役ラストレースに臨む予定だったが前日に落車リタイアしたアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)が、選手たちが作る花道にトライショー(人力三輪車)に乗って登場。プロ通算98勝のレジェンドを欠くレースは4名が逃げ集団を形成し、終盤に入るとアタックと吸収が繰り返された。

そして急坂を含む終盤の2つの2級山岳で、先頭はアーロン・ゲイト(ニュージーランド、XDSアスタナ)とアイヴァラス・ミクティス(リトアニア、チューダー・プロサイクリング)、そして逃げていたニル・ヒメノ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)の3名に絞られる。追走集団を振り切った先頭は最終ストレートに突入し、3名のスプリント勝負となって、ゲイトがヒメノとミクティスを下して勝利した。


2日前のスプリントでは勝利に届かなかったものの、最終日にチームに今大会4勝目をもたらしたゲイト。一方で、総合優勝はクイーンステージであった第5ステージを制し、この日をメイン集団でまとめたジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー)が輝く。日本人最高位はこの日ステージ21位でフィニッシュし、順位を29位まで上げて大会を終えた松井だった。
新城はステージ21位でフィニッシュし、次戦は10月19日のジャパンカップを予定している。
第6ステージ結果
1位 | アーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング) | 2:32:55 |
2位 | アーランド・ブリクラ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
3位 | マヌエル・ペニャルベル(スペイン、ポルティ・ビジットマルタ) | |
29位 | 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) |
第7ステージ結果
1位 | ゼブ・キフィン(イギリス、ユニベット・ティテマ・ロケッツ) | 4:37:39 |
2位 | ロスリ・ムハンマド・ヌル・アイマン(マレーシア、トレンガヌ・サイクリング) | +0:02 |
2位 | アーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング) | +0:10 |
16位 | 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) |
第8ステージ結果
1位 | アーロン・ゲイト(ニュージーランド、XDSアスタナ) | 3:50:05 |
2位 | アイヴァラス・ミクティス(リトアニア、チューダー・プロサイクリング) | |
3位 | ニル・ヒメノ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) | |
18位 | 松井丈治(愛三工業レーシングチーム) |
個人総合成績
1位 | ジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー) | 27:17:38 |
2位 | アンデシュ・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +0:03 |
3位 | ヤニス・ヴォワザール(スイス、チューダー・プロサイクリング) | +0:06 |
29位 | 松井丈治(愛三工業レーシングチーム) | +4:48 |
その他の特別賞
ポイント賞 | アーランド・ブリクラ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) |
山岳賞 | パトリック・エディ(オーストラリア、ピクニック・ポストNL) |
チーム総合成績 | ポルティ・ビジットマルタ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:PETRONASLTdL
photo:PETRONASLTdL
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