バーレーン・ヴィクトリアスは9月24日、下部チームからヤコブ・オムルジェル(スロベニア)の昇格を発表した。今年6月のスロベニア選手権を制し、U23ジロ・デ・イタリアの総合優勝を果たした19歳だ。

トップ昇格を果たしたヤコブ・オムルジェル(スロベニア) photo:CorVos
オムルジェルは2006年生まれの19歳。2024年4月のパリ〜ルーベ・ジュニアで優勝し、スロベニア選手権男子ジュニアロードレースを2連覇。しかし9月に出場したジロ・デッラ・ルニジャーナ(UCI2.1)第1ステージで落車に巻き込まれ、首に負った深い切り傷が原因で一時心肺停止状態に陥った。
その後は無事に競技復帰を果たし、今年は寺田吉騎も所属するバーレーン・ヴィクトリアスの下部チームに加入。トップチームのメンバーとして出場したツアー・オブ・スロベニア(UCI2.Pro)では総合4位に入る力を見せ、続くU23のジロ・デ・イタリアでは総合優勝。同月のスロベニア選手権では男子エリートに出場し、ワールドチームに所属する選手たちを破り、19歳にしてスロベニア王者となった。
その活躍が認められ、2029年までの4年契約を結んだオムルジェル。「プロ選手になることが自分を含めたサイクリスト最大の夢ではあるものの、U23カテゴリーの初年度を終えたばかりでプロ転向の機会を得られて、これ以上の喜びはない。今シーズンはプロレベルのレースを体験し、それは未来へのモチベーションを高め、プロへの渇望をさらに大きくしてくれた」とコメント。
「目標はトップレベルのレースで好成績を収めるだけでなく、人間として成長し続けること。チームへの献身と努力を続け、多くのチャンスを得て、いつの日かグランツールで表彰台を争えるような選手になれると信じている」と、オムルジェルは意気込みを語った。
バーレーンは今年、長らく中心選手であったジャック・ヘイグ(オーストラリア)の退団が報じられており、マテイ・モホリッチ(スロベニア)の契約更新の発表もまだない。そんなチームにはアッティラ・ヴァルテル(ハンガリー、ヴィスマ・リースアバイク)やアレック・セガールト(ベルギー、ロット)が加入。また、オムルジェルと共に、イタリアのU23王者であるアレッサンドロ・ボルゴの昇格も発表されている。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

オムルジェルは2006年生まれの19歳。2024年4月のパリ〜ルーベ・ジュニアで優勝し、スロベニア選手権男子ジュニアロードレースを2連覇。しかし9月に出場したジロ・デッラ・ルニジャーナ(UCI2.1)第1ステージで落車に巻き込まれ、首に負った深い切り傷が原因で一時心肺停止状態に陥った。
その後は無事に競技復帰を果たし、今年は寺田吉騎も所属するバーレーン・ヴィクトリアスの下部チームに加入。トップチームのメンバーとして出場したツアー・オブ・スロベニア(UCI2.Pro)では総合4位に入る力を見せ、続くU23のジロ・デ・イタリアでは総合優勝。同月のスロベニア選手権では男子エリートに出場し、ワールドチームに所属する選手たちを破り、19歳にしてスロベニア王者となった。
その活躍が認められ、2029年までの4年契約を結んだオムルジェル。「プロ選手になることが自分を含めたサイクリスト最大の夢ではあるものの、U23カテゴリーの初年度を終えたばかりでプロ転向の機会を得られて、これ以上の喜びはない。今シーズンはプロレベルのレースを体験し、それは未来へのモチベーションを高め、プロへの渇望をさらに大きくしてくれた」とコメント。
「目標はトップレベルのレースで好成績を収めるだけでなく、人間として成長し続けること。チームへの献身と努力を続け、多くのチャンスを得て、いつの日かグランツールで表彰台を争えるような選手になれると信じている」と、オムルジェルは意気込みを語った。
バーレーンは今年、長らく中心選手であったジャック・ヘイグ(オーストラリア)の退団が報じられており、マテイ・モホリッチ(スロベニア)の契約更新の発表もまだない。そんなチームにはアッティラ・ヴァルテル(ハンガリー、ヴィスマ・リースアバイク)やアレック・セガールト(ベルギー、ロット)が加入。また、オムルジェルと共に、イタリアのU23王者であるアレッサンドロ・ボルゴの昇格も発表されている。
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