ワフーがスマートトレーナーのKICKR BIKEとKICKR COREのモデルチェンジを発表。また、ワフーを取り扱うインターテックが、KICKR CORE 2を標準装備したオールインワンパッケージのZWIFT RIDEの販売を開始する。

ワフー KICKR BIKE PRO (c)インターテック
KICKR BIKEがモデルチェンジ。一見したところでは変わりがなさそうだが、細部の設計が煮詰められており、登場から数年の年月を経て着実に進化した次世代モデルとなっている。
最も大きな改良点は、人間工学に基づいて再設計されたシフターシステムだ。握りやすさの改善はもちろん、ボタンの設計を一新し、ゲームコントローラーのような配置とすることで、ハンドルから手を離さずにズイフトやワフーSYSTMなどの操作が行えるようになった。直感的かつスマートにデバイスやソフトの操作が可能となったことで、インドアサイクリング時の集中力向上に寄与する。

直感的に操作しやすいボタンとなっている 
ブラケットポジションでコントローラーを操作しやすい

サドルはフィジーク Aliante R5だ 
バーテープはフィジークのSolotouchを採用する
今作ではKICKR BIKEとライダーが接触するパーツをフィジーク製としたこともポイント。具体的にはサドルにはAliante R5、バーテープにはSolotouchという定評のあるパーツを採用することで、購入時から快適なライドが楽しめるようになっている。また、ハンドルバーも新たなものが採用されており、ややフレアしたエルゴノミック仕様とされた。
5点フィットシステムによる調整機能も健在。スタック、リーチ、セットバック、サドル高、フレーム高を独立して調整することができるため、自分に最適なポジションはもちろん、複数人でKICKR BIKEをシェアする環境にも対応できる。また、今作では調整機構のクイックリリース式のクランプがアップデートされており、ずれ落ちにくくなっているという。
最大2,500Wの出力、±1%の高精度、+20%から-15%までの勾配シミュレーション機能などももちろん備えられている。フライホイールはモーター付きとなり、下り坂では速度維持が可能となり没入感を大幅に向上させている。価格は594,000円(税込)。

元プロロードレーサーの別府史之さんもKICKR BIKEを愛用する一人だ 
競輪 S級2班の守谷陽介さんもKICKR BIKEを愛用している
メディア向けに開催された製品説明会には、元プロロードレーサーの別府史之さんや、競輪のS級2班・守屋さんが参加しており、彼らも実際に新製品の具合を確かめていた。関係者の目を集めたのは、別府さんと守屋さんのスプリント。1000ワットをゆうに超えるビッグパワーでもバイクはびくともせず、駆動音もほとんどしない。彼らのもがきを見ていると、安定性には不安がなさそうだ。
KICKR CORE 2

ワフー KICKR CORE 2 (c)インターテック
ワフーのエントリーグレード・スマートローラーのKICKR COREが、2018年の登場以来初のモデルチェンジを遂げる。第二世代となったKICKR CORE 2は、心拍センサーやコントローラーのハブとなる機能を搭載し、そこからWi-Fiを経由してアプリにデータを送信。これまでのBluetoothやANT+接続と比較して、より高速で安定したデータ転送が可能になった。この進化によって、ライドやバーチャルレース中に接続が切れて、楽しみが中断される心配も少なくなっている。
また、マルチカラーLEDシステムの搭載によって、Wi-Fi接続やズイフト、他のアプリとの連携状況が視覚的に確認することが可能となった。トレーニング開始前の準備段階で、機器の状態を素早く把握できることは、ストレスフリーなトレーニング環境の構築に寄与する。
さらに自動ファームウェア更新や自動キャリブレーション機能が追加されており、ユーザーの手間が解消されている。特にキャリブレーションを自動的に行ってくれることで、バーチャルライドでの没入感を常に維持してくれるのは嬉しい。

マルチカラーLEDによって接続状況を確認できる (c)インターテック
新設計の脚部は、組み立て作業の簡素化と安定性の向上を両立させている。色分けされた部品により、初心者でも迷うことなく組み立てができ、設置時間も大幅に短縮された。
ラインアップは2つのバージョンで展開される。Zwift Cog & Clickバージョンは、バーチャルシフティングによるシームレスな変速体験を提供。価格は132,000円(税込)。一方、11速カセットバージョンは、従来通りのシンプルな構成だ。価格は123,200円(税込)。
ズイフトの室内ライド専用パッケージZWIFT RIDE

インターテックがZWIFT RIDEの取り扱いを開始する (c)インターテック
KICKR CORE2発表と同時にインターテックは、ズイフトのインドアトレーニングパッケージ「ZWIFT RIDE」の取り扱いを開始する。
ZWIFT RIDEとは、KICKR CORE2に装着する自転車をインドア専用フレームに置き換えた室内トレーニングパッケージ。堅牢なスチール製ダイヤモンドフレームに、ズイフトに最適化したボタンを備えたブラケットと、ドライブトレイン、サドル、ボトルケージを搭載しており、このパッケージを購入するだけで、インドアサイクリングを始められるキットとなっている。
インドア専用のためフロントフォーク部分が直接車体を支えるため、前輪を必要としない。この設計のおかげで、スマートトレーナー+自転車の設置面積が、通常の自転車よりも小さくなっており、限られたスペースでもインドアサイクリングを楽しめることが特徴だ。

ワフー KICKR CORE 2のZWIFT Cog & Clickバージョンがパッケージとなっている (c)インターテック
アセンブルされるKICKR CORE2はZwift Cog & Click仕様とされており、ZWIFT RIDEのコントローラー内蔵ブラケットで操作可能。ズイフトが開発したコントローラーのため、バーチャルサイクリングで直感的に操作が行えるようになっている。コントローラーは、一度の充電で20時間の連続使用が可能だ。
フレームに収納された工具一つで、バイクのサイズ調整を行える。152-198cmという幅広い身長範囲に対応しており、家族でZWIFT RIDEをシェア可能となっている。価格は246,400円(税込)。

スマートにインドアサイクリングを楽しめるオールインワンパッケージだ (c)インターテック
ワフー KICKR BIKE PRO
設置面積:121(長さ)×76(幅)×95-118cm(高さ)
重さ:42kg
最大耐荷重:113kg
仮想シフトシステム:SHIMANO、SRAM、Campagnolo、Zwift Click
クランク長対応:165mm、167.5mm、170mm、172.5mm、175mm
ドライブトレイン:ベルトドライブ
キャリブレーション不要
負荷方法:マグネット&モーター
最大出力:2,500W
データ誤差:+-1%
勾配再現:+20% /-15%
ソフトウェアアップデート方法:自動(ワイヤレス)
他社パワーメーター使用:可
計測データ:スピード、距離、パワー、ケイデンス
無線通信方法:Wi-Fi、ANT+FEC、Bluetooth
価格:594,000円(税込)
ワフー KICKR CORE 2
サイズ(展開時):52cm(長さ)×59.7cm(幅)×47cm(高さ)
重さ:19.7kg
対応ホイールサイズ:700C、29インチ
ハブタイプ:130/135mm QR、12x142mmおよび12x148mmスルーアクスル-アダプター付属
ドライブトレイン:11スピード(11-28)、8/9/10/12コンバーチブル
キャリブレーション不要
負荷方法:マグネット式
最大出力:1,800W
データ誤差:+-2%
最大斜度設定:20%
ソフトウェアアップデート方法:自動(ワイヤレス)
KICKR CLIMB:対応
他社パワーメーター使用:可
計測データ:スピード、距離、パワー、ケイデンス
無線通信方法:Wi-Fi、ANT+FEC、ANT+Power、Bluetooth FTMS、Zwiftプロトコル
価格:ZWIFT Cog & Clickバージョン 132,000円(税込)/ 11速カセットバージョン 123,200円(税込)
ワフー ZWIFT RIDE with KICKR CORE 2
設置面積:136cm(長さ)× 58cm(幅)
重さ:35.4kg
適応可能身長:152-198cm
最低- 最高サドル高:59.9cm-86.5cm(下部ブラケットの中央からサドル上部まで)
ステップオーバーハイト:76.4cm
最大耐荷重:120kg
クランク長:170mm
最低- 最高ハンドルバー高さ:86.3cm-102.4cm
ハンドルバー幅:42cm(芯- 芯)
一度の充電で20時間稼働可能なコントローラー
ドライブトレイン:チェーン
フラットペダル付属
サドル:幅160mm x 長さ245mm
最大出力:1,800W
データ誤差:+-2%
最大斜度設定:20%
価格:246,400円(税込)

KICKR BIKEがモデルチェンジ。一見したところでは変わりがなさそうだが、細部の設計が煮詰められており、登場から数年の年月を経て着実に進化した次世代モデルとなっている。
最も大きな改良点は、人間工学に基づいて再設計されたシフターシステムだ。握りやすさの改善はもちろん、ボタンの設計を一新し、ゲームコントローラーのような配置とすることで、ハンドルから手を離さずにズイフトやワフーSYSTMなどの操作が行えるようになった。直感的かつスマートにデバイスやソフトの操作が可能となったことで、インドアサイクリング時の集中力向上に寄与する。




今作ではKICKR BIKEとライダーが接触するパーツをフィジーク製としたこともポイント。具体的にはサドルにはAliante R5、バーテープにはSolotouchという定評のあるパーツを採用することで、購入時から快適なライドが楽しめるようになっている。また、ハンドルバーも新たなものが採用されており、ややフレアしたエルゴノミック仕様とされた。
5点フィットシステムによる調整機能も健在。スタック、リーチ、セットバック、サドル高、フレーム高を独立して調整することができるため、自分に最適なポジションはもちろん、複数人でKICKR BIKEをシェアする環境にも対応できる。また、今作では調整機構のクイックリリース式のクランプがアップデートされており、ずれ落ちにくくなっているという。
最大2,500Wの出力、±1%の高精度、+20%から-15%までの勾配シミュレーション機能などももちろん備えられている。フライホイールはモーター付きとなり、下り坂では速度維持が可能となり没入感を大幅に向上させている。価格は594,000円(税込)。


メディア向けに開催された製品説明会には、元プロロードレーサーの別府史之さんや、競輪のS級2班・守屋さんが参加しており、彼らも実際に新製品の具合を確かめていた。関係者の目を集めたのは、別府さんと守屋さんのスプリント。1000ワットをゆうに超えるビッグパワーでもバイクはびくともせず、駆動音もほとんどしない。彼らのもがきを見ていると、安定性には不安がなさそうだ。
KICKR CORE 2

ワフーのエントリーグレード・スマートローラーのKICKR COREが、2018年の登場以来初のモデルチェンジを遂げる。第二世代となったKICKR CORE 2は、心拍センサーやコントローラーのハブとなる機能を搭載し、そこからWi-Fiを経由してアプリにデータを送信。これまでのBluetoothやANT+接続と比較して、より高速で安定したデータ転送が可能になった。この進化によって、ライドやバーチャルレース中に接続が切れて、楽しみが中断される心配も少なくなっている。
また、マルチカラーLEDシステムの搭載によって、Wi-Fi接続やズイフト、他のアプリとの連携状況が視覚的に確認することが可能となった。トレーニング開始前の準備段階で、機器の状態を素早く把握できることは、ストレスフリーなトレーニング環境の構築に寄与する。
さらに自動ファームウェア更新や自動キャリブレーション機能が追加されており、ユーザーの手間が解消されている。特にキャリブレーションを自動的に行ってくれることで、バーチャルライドでの没入感を常に維持してくれるのは嬉しい。

新設計の脚部は、組み立て作業の簡素化と安定性の向上を両立させている。色分けされた部品により、初心者でも迷うことなく組み立てができ、設置時間も大幅に短縮された。
ラインアップは2つのバージョンで展開される。Zwift Cog & Clickバージョンは、バーチャルシフティングによるシームレスな変速体験を提供。価格は132,000円(税込)。一方、11速カセットバージョンは、従来通りのシンプルな構成だ。価格は123,200円(税込)。
ズイフトの室内ライド専用パッケージZWIFT RIDE

KICKR CORE2発表と同時にインターテックは、ズイフトのインドアトレーニングパッケージ「ZWIFT RIDE」の取り扱いを開始する。
ZWIFT RIDEとは、KICKR CORE2に装着する自転車をインドア専用フレームに置き換えた室内トレーニングパッケージ。堅牢なスチール製ダイヤモンドフレームに、ズイフトに最適化したボタンを備えたブラケットと、ドライブトレイン、サドル、ボトルケージを搭載しており、このパッケージを購入するだけで、インドアサイクリングを始められるキットとなっている。
インドア専用のためフロントフォーク部分が直接車体を支えるため、前輪を必要としない。この設計のおかげで、スマートトレーナー+自転車の設置面積が、通常の自転車よりも小さくなっており、限られたスペースでもインドアサイクリングを楽しめることが特徴だ。

アセンブルされるKICKR CORE2はZwift Cog & Click仕様とされており、ZWIFT RIDEのコントローラー内蔵ブラケットで操作可能。ズイフトが開発したコントローラーのため、バーチャルサイクリングで直感的に操作が行えるようになっている。コントローラーは、一度の充電で20時間の連続使用が可能だ。
フレームに収納された工具一つで、バイクのサイズ調整を行える。152-198cmという幅広い身長範囲に対応しており、家族でZWIFT RIDEをシェア可能となっている。価格は246,400円(税込)。

ワフー KICKR BIKE PRO
設置面積:121(長さ)×76(幅)×95-118cm(高さ)
重さ:42kg
最大耐荷重:113kg
仮想シフトシステム:SHIMANO、SRAM、Campagnolo、Zwift Click
クランク長対応:165mm、167.5mm、170mm、172.5mm、175mm
ドライブトレイン:ベルトドライブ
キャリブレーション不要
負荷方法:マグネット&モーター
最大出力:2,500W
データ誤差:+-1%
勾配再現:+20% /-15%
ソフトウェアアップデート方法:自動(ワイヤレス)
他社パワーメーター使用:可
計測データ:スピード、距離、パワー、ケイデンス
無線通信方法:Wi-Fi、ANT+FEC、Bluetooth
価格:594,000円(税込)
ワフー KICKR CORE 2
サイズ(展開時):52cm(長さ)×59.7cm(幅)×47cm(高さ)
重さ:19.7kg
対応ホイールサイズ:700C、29インチ
ハブタイプ:130/135mm QR、12x142mmおよび12x148mmスルーアクスル-アダプター付属
ドライブトレイン:11スピード(11-28)、8/9/10/12コンバーチブル
キャリブレーション不要
負荷方法:マグネット式
最大出力:1,800W
データ誤差:+-2%
最大斜度設定:20%
ソフトウェアアップデート方法:自動(ワイヤレス)
KICKR CLIMB:対応
他社パワーメーター使用:可
計測データ:スピード、距離、パワー、ケイデンス
無線通信方法:Wi-Fi、ANT+FEC、ANT+Power、Bluetooth FTMS、Zwiftプロトコル
価格:ZWIFT Cog & Clickバージョン 132,000円(税込)/ 11速カセットバージョン 123,200円(税込)
ワフー ZWIFT RIDE with KICKR CORE 2
設置面積:136cm(長さ)× 58cm(幅)
重さ:35.4kg
適応可能身長:152-198cm
最低- 最高サドル高:59.9cm-86.5cm(下部ブラケットの中央からサドル上部まで)
ステップオーバーハイト:76.4cm
最大耐荷重:120kg
クランク長:170mm
最低- 最高ハンドルバー高さ:86.3cm-102.4cm
ハンドルバー幅:42cm(芯- 芯)
一度の充電で20時間稼働可能なコントローラー
ドライブトレイン:チェーン
フラットペダル付属
サドル:幅160mm x 長さ245mm
最大出力:1,800W
データ誤差:+-2%
最大斜度設定:20%
価格:246,400円(税込)
リンク
Amazon.co.jp