田中裕士が乗鞍ヒルクライムを制す　53分46秒151で新コースレコード樹立

【速報】8月31日（日）に開催された乗鞍ヒルクライムを制したのは田中裕士。53分46秒151という圧倒的なコースレコードで初優勝を果たした。女子は佐野歩（Infinity Style）が三島雅世（Cycling-gym）との勝負を制している。

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並いる国内トップヒルクライマーが集結した男子チャンピオンクラスは、序盤から優勝候補たちが動くハイペースなレースになった。早々に集団が絞り込まれる状況で、位ヶ原を通過した後に田中裕士が独走体制に持ち込んだ。「このペースなら勝てると思ったので、後ろは気にせず、ワットだけを見てペースを維持することに務めた」と言う田中が、そのまま新コースレコードとなる53分46秒151でフィニッシュに飛び込んだ。

「2014年か2015年に初挑戦してから、ずっと待ち望んでいた勝利です。正直ホッとしました」と喜ぶ田中に続いて2位に入ったのは、今年の富士ヒルクライムで3位だった成田眸（mkw）。3位は玉村喬（天照CST）だった。

女子カテゴリーを制したのは2022、2023年の乗鞍女王である佐野歩（Infinity Style）。フィニッシュ前のゴールスプリントで三島雅世（Cycling-gym）を下し、12月末の出産から僅かな期間で見事なカムバックを果たした。3位は10分遅れでスタートを切り、一人淡々とタイムトライアルを続けた金子広美だった。