エアロロードバイクの最先端を行く名作、サーヴェロの「S5」がモデルチェンジを果たした。前作よりも空気抵抗を6.3W削減するなど、さらに速く、軽く、洗練されたレーシングバイクに仕上げられている。サーヴェロ本国のリリースから紹介する。

ヴィスマ・リースアバイクが運用する新型S5がついに正式デビューを飾った (c)Cervélo
世界最強チーム、ヴィスマ・リースアバイクがツール・ド・フランスに投入して話題を呼ぶサーヴェロの新型「S5」が遂に正式デビューを飾る。基本設計を引き継ぎながら、さらに進化した空力設計により、前作比で-6.3ワットの高速化と124gの軽量化を実現。世界最高峰のレースで培われた実戦的な改良が随所に詰め込まれており、エアロロードの最前線を再び塗り替える一台に仕上げられた。
最大の進化点はバイク前方の空力設計だ。フロントフォークとヘッドチューブは先代よりも深くボリュームのある形状となり、空気の流れを積極的にコントロール。加えて、シートチューブと後輪の非対称な形状の組み合わせも空気抵抗を削減する大きな要因となっているという。

前作比で-6.3ワットの高速化と124gの軽量化を実現 (c)Cervélo

シートチューブ形状も刷新。専用開発のリザーブホイールも3ワットを削減する (c)Cervélo 
フロントフォークとヘッドチューブはより深くボリュームのある形状に (c)Cervélo

「プラスフォー」コンセプトを採用したHB19コックピット (c)Cervélo
S5のアイコンでもあるVシェイプの一体型ハンドル&ステムは「プラスフォー」コンセプトに基づく「HB19」に進化した。「プラスフォー」コンセプトはフード部がドロップ部よりも4cm狭く設定されていることを意味するもので、例を挙げると38cm/42cmのようなサイズ構成となる(最新のUCI規則改定に準拠)。このフレア設計によってフードを握った際はより空気抵抗の少ないアグレッシブなポジションを、スプリントやダウンヒルでドロップポジションを取る際はより安定感を高めることができるという。
先述したようにバイク前方部分のボリュームが増したことで部分的に重量を増しているが、サーヴェロによればカーボンレイアップやパーツ構成を最適化することで124gもの軽量化に成功。前作比で-6.3ワットを削減したほか、ライバルモデルと比較して少なくとも5ワットは速い、とプレスリリースには自信溢れる言葉が並ぶ。

あらゆるシーンで速く、安定した走りが可能とサーヴェロは自信を覗かせる (c)Cervélo
そんなS5にさらなる速さを提供するのが、サーヴェロとサンタクルズが開発を行うリザーブの新型ホイール「57|64」だ。新型S5のために設計された専用モデルであり、リアホイールはシートチューブのカットアウトとシームレスに融合する左右非対称設計を導入している。新型の「57|64」は従来の52|63ホイールと比べて3ワット速く、それでいて重量は同じ(52|63はDTスイスのDT180ハブモデルでペア1,576g)という進化度合いを誇る。
新型S5はシマノのDURA-ACEもしくはULTEGRAの完成車と、フレームセットという3つのパッケージで販売される。完成車にどちらもリザーブの57|64が搭載され(DURA-ACEはDT180ハブ、ULTEGRAはDT240ハブ)、DURA-ACEは4iiiiのPrecision Proパワーメーターを搭載したハイスペックモデルに仕上げられている。フレームセットにはヴィスマのチームレプリカカラーも用意される模様。

サーヴェロ S5 Dura-Ace Di2完成車 (c)Cervélo

サーヴェロ S5 Ultegra Di2完成車 (c)Cervélo
引き続き、販売時期などの詳細が入り次第、続報をお届けしていく。
サーヴェロ 新型S5 販売ラインナップ
Dura-Ace Di2完成車
サイズ:48, 51, 54, 56, 58
コンポーネント:シマノ Dura-Ace R9200
パワーメーター:4iiii Precision Pro(両側計測)
ホイール:リザーブ 57|64 × DT Swiss 180
価格:2,299,000円(税込)
Ultegra Di2完成車
サイズ:48, 51, 54, 56, 58
ドライブトレイン:Shimano Ultegra R8100
ホイール:Reserve 57|64 × DT Swiss 240
価格:1,633,500円(税込)
フレームセット
サイズ:48, 51, 54, 56, 58, 61
フレームカラー:Five Black、Carnelian、Lithium、TVL Replica
価格:999,900円(税込)

世界最強チーム、ヴィスマ・リースアバイクがツール・ド・フランスに投入して話題を呼ぶサーヴェロの新型「S5」が遂に正式デビューを飾る。基本設計を引き継ぎながら、さらに進化した空力設計により、前作比で-6.3ワットの高速化と124gの軽量化を実現。世界最高峰のレースで培われた実戦的な改良が随所に詰め込まれており、エアロロードの最前線を再び塗り替える一台に仕上げられた。
最大の進化点はバイク前方の空力設計だ。フロントフォークとヘッドチューブは先代よりも深くボリュームのある形状となり、空気の流れを積極的にコントロール。加えて、シートチューブと後輪の非対称な形状の組み合わせも空気抵抗を削減する大きな要因となっているという。




S5のアイコンでもあるVシェイプの一体型ハンドル&ステムは「プラスフォー」コンセプトに基づく「HB19」に進化した。「プラスフォー」コンセプトはフード部がドロップ部よりも4cm狭く設定されていることを意味するもので、例を挙げると38cm/42cmのようなサイズ構成となる(最新のUCI規則改定に準拠)。このフレア設計によってフードを握った際はより空気抵抗の少ないアグレッシブなポジションを、スプリントやダウンヒルでドロップポジションを取る際はより安定感を高めることができるという。
先述したようにバイク前方部分のボリュームが増したことで部分的に重量を増しているが、サーヴェロによればカーボンレイアップやパーツ構成を最適化することで124gもの軽量化に成功。前作比で-6.3ワットを削減したほか、ライバルモデルと比較して少なくとも5ワットは速い、とプレスリリースには自信溢れる言葉が並ぶ。

そんなS5にさらなる速さを提供するのが、サーヴェロとサンタクルズが開発を行うリザーブの新型ホイール「57|64」だ。新型S5のために設計された専用モデルであり、リアホイールはシートチューブのカットアウトとシームレスに融合する左右非対称設計を導入している。新型の「57|64」は従来の52|63ホイールと比べて3ワット速く、それでいて重量は同じ(52|63はDTスイスのDT180ハブモデルでペア1,576g)という進化度合いを誇る。
新型S5はシマノのDURA-ACEもしくはULTEGRAの完成車と、フレームセットという3つのパッケージで販売される。完成車にどちらもリザーブの57|64が搭載され(DURA-ACEはDT180ハブ、ULTEGRAはDT240ハブ)、DURA-ACEは4iiiiのPrecision Proパワーメーターを搭載したハイスペックモデルに仕上げられている。フレームセットにはヴィスマのチームレプリカカラーも用意される模様。


引き続き、販売時期などの詳細が入り次第、続報をお届けしていく。
サーヴェロ 新型S5 販売ラインナップ
Dura-Ace Di2完成車
サイズ:48, 51, 54, 56, 58
コンポーネント:シマノ Dura-Ace R9200
パワーメーター:4iiii Precision Pro(両側計測)
ホイール:リザーブ 57|64 × DT Swiss 180
価格:2,299,000円(税込)
Ultegra Di2完成車
サイズ:48, 51, 54, 56, 58
ドライブトレイン:Shimano Ultegra R8100
ホイール:Reserve 57|64 × DT Swiss 240
価格:1,633,500円(税込)
フレームセット
サイズ:48, 51, 54, 56, 58, 61
フレームカラー:Five Black、Carnelian、Lithium、TVL Replica
価格:999,900円(税込)
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