サイクルモード東京2025では、トライスポーツのファクターやコリマ、iRCが開発中の「魔法のテープ」パンク防止材、クロモリフレームの新型ワンバイエスJFF #503など、各ブースで新製品が登場。超高級110万円のパーティントンホイールからデザイン性豊かなデローザまで、サイクリストの多様なニーズに応える最新製品が一堂に会した。
トライスポーツ - レーシングミク仕様のOSTRO VAMと110万円の超高級ホイール

OSTRO VAMのレーシングミク仕様は注目された
今回のサイクルモードは会場入り口が二箇所に分けられており、そのうちの一つを入った真正面に展開していたトライスポーツ。エンスーなプロダクトを国内に紹介したり、はたまた自社ブランドで展開することでお馴染みの代理店だ。
トライスポーツでホットなブランドといえばファクターだ。イスラエル・プレミアテックや、JCLチーム右京が使用していることと、非常に数多くの限定カラーをリリースしており、常に話題に事欠かない。
今回のサイクルモードではレーシングミクがあしらわれたOSTRO VAMをチェックする来場者は多かった。HANZO TRACKやRAIDENといったトラックバイクも並べられており、ファクターの先進的なバイク造形に感心した方は少なくないのではないだろうか。フレームのカットサンプルの前でも多くの方が足を止めていた。

TNIのLite Flyクランクセットがアセンブルされていた

ファクターのトラックバイクも徹底的に空力を追求した造形で注目された
そして、ファクターの展示バイクにはSUMCやTNIのパーツがアセンブルされており、バイクに装着した時のイメージを感じ取りやすく展示。特にTNIのカーボンクランク&チェーンリング「LiteFly」は質感がわかりやすく、実物を確認するメリットを感じられた。ちなみにLiteFlyクランクセットの価格は103,400円(税込)という設定だ。
今回のトライスポーツブースの奥まったところには、ファクターの新型と思しきバイクがベールを被った状態で置かれていた。このバイクの続報については、トライスポーツからのインフォメーションを座して待ちたい。

間も無く新型が登場する? またコリマの新型ホイールRシリーズはぜひチェックしてもらいたいモデルの一つだ。3月に発表されたRシリーズは62R、45R、35Rというリムハイト別の3種類で展開されるホイールだ。
このシリーズはコリマの新時代を切り拓くモデルであり、お馴染みのロゴではなく、非常にシンプルなロゴがあしらわれた。同時にブランドを象徴する織りカーボンで化粧されていたり、フレンチトリコロールのアクセントが加えられていたりと、アイデンティティも共存している。

シンプルなロゴだが、織りカーボンがコリマらしさをアピールする
設計面ではコリマではお馴染みのリム内部の発泡フォームを省略。その結果、45mmハイトの45Rでは1,395gという軽量性を実現している。税込264,000円というミドルハイの価格帯の新たな選択肢となるはずだ。
そしてトライスポーツは新たなホイールブランド、パーティントンの取り扱いを開始する。ラインアップされるR-SERIES MKII R39/44、R31/31の価格は1,100,000円(税込)というハイラグジュアリーな設定であり、様々な機材が高騰する中でもパーティントンはピナクルだ。

新しく取り扱いが開始されたパーティントン

カーボンスポークの設計は非常ユニークだ 
スポークは接着されている
パーティントンの扱いをスタートさせるにあたって、オーストラリアの本社まで訪問したのだという。パーティントンはほぼ全てのパーツをオーストラリア国内で開発から製造までを行い、それらの様子を視察して取り扱いの決断を行なったとのことだ。スーパーラグジュアリーホイールだが、こういう選択肢がサイクリングライフを豊かにしてくれるのかも知れない。
東京サンエス - リムブレーキ回帰のJFF #503とフレアハンドルで広がる選択肢

リムブレーキの新作JFF #503
オリジナルブランドのワンバイエスやグランジでお馴染みの東京サンエス。今年のサイクルモードでは試乗車は用意せず、展開が始まった製品や注目されている製品が中心の展示が行われた。
今回の展示で注目したいのはワンバイエスの新型ロードバイクJFF #503だ。ディスクブレーキ全盛の時代にあって、JFF #503はリムブレーキのクロモリフレームが今発売される。このバイクはフレーム由来のしなやかな走りを実現するために設計されており、随所にベンド加工が施されている。
それでいて最大30Cタイヤを許容するクリアランスが設けられており、コンフォートで走りの軽いタイヤを装備することも可能だ。このバイクはカラーオーダーに対応。ショップスタッフも注目する一台をチェックしてみてはいかがだろうか。

バンテージシリーズのリムやハブにも新型が登場する

ジェイフィット フレアピークはトレンドにフィットするアルミハンドルだ
また、ディスナに用意されているアルミリムのバンテージシリーズには内幅25mmの新作が登場している。同時にディスクブレーキ(TA、QR)用と、リムブレーキ用の新しいハブも用意されており、幅が広がり続ける自転車遊びに対応できるラインアップとなった。
東京サンエスのオリジナルプロダクトの中でも独創的なアイデアが際立つのがハンドルだ。今シーズンの新作はトレンドにフィットしたロード用フレアハンドル「ジェイフィット フレアピーク」だ。ブラケット部の幅C-Cを330mm、エンドの幅を400m mもしくは、ブラケット350mm/エンド420mmという2種類が用意された、エアロポジションとスプリント時にフィットするハンドルだ。

ナロー30のショートノーズサドルも登場 
グランジの新型ハンドルもアドベンチャーで活躍してくれそうだ

東京サンエスのカタログは一つのメインコンテンツだ
他にもグランジのクロモリマウントバーなど新製品が登場している。数多のパーツ、自転車を用意する東京サンエスのラインアップに興味がある方は、ぜひ荒川沿いのKURUに訪問してもらいたい。
iRC - シーラント不要の「魔法のテープ」でチューブレスタイヤのパンクに革新を

おかださんとYUKARIさんのトークショーも注目された

「魔法のテープ」説明会には多くの人が集まった
iRCはサイクルモード会期前の告知で「魔法のテープ」なるものを展示すると告知しており、その存在を確認するべく数多くのサイクリストが足を運んだ。魔法のテープとは現在、日東電工と共同開発を進めているプロダクトであり、正式な名前はまだない。
魔法のテープとは簡単に説明すると、タイヤ内側に貼り付ける”チューブレスタイヤ”専用のパンク防止材だ。テープは粘性の高い素材が用いられており、タイヤに穴が開くと、テープがその穴に入り込み、パンクを塞ぐという特性を備えている。

厚み1mm以下のテープを予め貼っておく

非常に粘性の高いテープが、魔法のテープの正体だ

パンク部分にテープが入り込みエア漏れを防ぐ
役割としてはシーラントと同じだが、iRCは液体ではない代替品を求めてテープの開発に乗り出した。ちなみにオリジナルで開発しているため、このテープは他の用途で使われているものの流用でもないという。
空気保持を目的としたものではない、かつシーラントとの共存はできないため、ピュアチューブレス専用品となるということだ。タイヤ一本あたり30-35g程度の重量を想定しており、これはシーラント同等。製品としてどのように仕上げられるかや価格は今後も検討を続け、年末から来年の頭にかけての販売を視野に入れているという。

6.5世代として参考展示されていたFORMULA PRO
そして、iRCのロードタイヤ主力製品であるFORMMULA PROとASPITE PROにもまだ見ぬモデルが参考出品として登場した。こちらも6.5世代として告知されていたもので、現地のポップには低い転がり抵抗を追求したという内容が記載されていた。S-LIGHTとも、RBCCとも異なる新しいバージョンには期待がかかる。これから始まるグリーンシーズンに向けて正式な登場が待ち遠しい。
正式発表された新製品では、サポートアスリートのピーター・ステティナからの要望で生まれたグラベルタイヤの「BOKEN PRO」に注目。これまでラインアップされていたグラベルタイヤのケーシングから変えており、よりしなやかな高TPIのケーシング素材が採用されている。そのほかにも速く走るための設計が詰め込まれたレース向けの一本だ。

ピーター・ステティナの要望で生まれたBOKEN PRO

定番モデルのLIGHTバージョンもお披露目された 
TANKEN GEKKOTAのブラックカラーも登場する
また既にアナウンスされていたTANKEN GEKKOTAのブラックサイド版が展示されていた。これから始まるグリーンシーズンに向けて展開が発売されるとのことなので、パークで走る方はぜひチェックしてもらいたい。
スペシャライズド - TARMAC|勝利、ROUBAIX|挑戦、AETHOS|自由の3柱哲学

TARMACは非常に注目度の高いバイクだ

3 ICONSの展示がメインとなった
スペシャライズドのブースは言わずもがなロードの3 ICONSが中心。3 ICONSとはTARMAC|勝利、ROUBAIX|挑戦、AETHOS|自由の3本柱の総称で、それぞれに題字があてられているのも特徴だ。
特にエアロかつ乗り心地の良いバイクとして支持されているTARMACをチェックする方は多かったが、負けず劣らずAETHOSを注目する方もいたようだ。ROUBAIXは試乗している方が多く、フィーチャーショックの動きを体感していた。

Aethosのペイントを見て感嘆する来場者も

岸勇希さんのP.SERIESも並べられていた
ほかにもモデルチェンジが行われたE-BIKEのVADO SLについてスタッフに伺っている方も。そして、サポートアスリートの岸勇希さん仕様のダートジャンプバイクのP.Seriesが展示されていた。これは華やかなピンク色のバイクに仕上げられており、この色彩に惹きつけられた方もいたようだ。
日直商会/デローザジャパン - ピニンファリーナとコラボした艶麗なSettanta

辻善光さんが乗るSettantaも展示されていた

エスプレッソカップはファンにはたまらない
イタリア御三家の一角として名高い老舗バイクブランドのデローザ。今年のブースではフラッグシップモデル”Settanta”のみの展示となった。アンバサダーを務める辻善光さんも乗る実車も並べられていた。
Settantaはスーパーカーのデザインにも携わるピニンファリーナとコラボ最新作で、フレーム造形に艶かしさを感じる仕上がりが特徴だ。カラーリングもフレーム造形を活かすデザインとなっており、グラデーションやテキストリームカーボンが高級感を演出している。
またブースでの物販も行われており、デローザ印のエスプレッソカップやTシャツなどが販売されていた。デローザファンにとってはたまらないグッズばかりだったので、その場で購入していかれたサイクリストも少なくなかったようだ。
フカヤ/ミノウラ - 原点回帰の3本ローラーとストレージに注目

ミノウラブースでは3本ローラーにチャレンジする方も多かった

バイクタワーを中心にミノウラのストレージをチェックする来場者は非常に多かった
フカヤ/ミノウラも来場者が数多く足を止めた。注目された内容の一つが、3本ローラーの体験だ。バーチャルサイクリングやダイレクトマウント式のローラー台がポピュラーになった現在では、ライダーのスキルが求められるローラー台を試してみたいというサイクリストが試乗を行なっていた。
MOZ ROLLERなどは、初心者でも扱いやすいという設計が行われているためか、試乗している方がおっかなびっくりという感じではなく、スムーズに乗れていたことが印象に残った。3本ローラーに興味がある方はぜひフカヤ/ミノウラのWEBをチェックしてみてもいいかもしれない。
また、フカヤ/ミノウラのブースではバイクストレージの注目度が非常に高かく、使い勝手の良い室内保管の方法を検討しているサイクリストは少なくないようだ。定番のバイクタワーはもちろん、アタッチメントで様々なものを収納するホビータワーも注目された。
Report:Gakuto Fujiwara
トライスポーツ - レーシングミク仕様のOSTRO VAMと110万円の超高級ホイール

今回のサイクルモードは会場入り口が二箇所に分けられており、そのうちの一つを入った真正面に展開していたトライスポーツ。エンスーなプロダクトを国内に紹介したり、はたまた自社ブランドで展開することでお馴染みの代理店だ。
トライスポーツでホットなブランドといえばファクターだ。イスラエル・プレミアテックや、JCLチーム右京が使用していることと、非常に数多くの限定カラーをリリースしており、常に話題に事欠かない。
今回のサイクルモードではレーシングミクがあしらわれたOSTRO VAMをチェックする来場者は多かった。HANZO TRACKやRAIDENといったトラックバイクも並べられており、ファクターの先進的なバイク造形に感心した方は少なくないのではないだろうか。フレームのカットサンプルの前でも多くの方が足を止めていた。


そして、ファクターの展示バイクにはSUMCやTNIのパーツがアセンブルされており、バイクに装着した時のイメージを感じ取りやすく展示。特にTNIのカーボンクランク&チェーンリング「LiteFly」は質感がわかりやすく、実物を確認するメリットを感じられた。ちなみにLiteFlyクランクセットの価格は103,400円(税込)という設定だ。
今回のトライスポーツブースの奥まったところには、ファクターの新型と思しきバイクがベールを被った状態で置かれていた。このバイクの続報については、トライスポーツからのインフォメーションを座して待ちたい。

このシリーズはコリマの新時代を切り拓くモデルであり、お馴染みのロゴではなく、非常にシンプルなロゴがあしらわれた。同時にブランドを象徴する織りカーボンで化粧されていたり、フレンチトリコロールのアクセントが加えられていたりと、アイデンティティも共存している。

設計面ではコリマではお馴染みのリム内部の発泡フォームを省略。その結果、45mmハイトの45Rでは1,395gという軽量性を実現している。税込264,000円というミドルハイの価格帯の新たな選択肢となるはずだ。
そしてトライスポーツは新たなホイールブランド、パーティントンの取り扱いを開始する。ラインアップされるR-SERIES MKII R39/44、R31/31の価格は1,100,000円(税込)というハイラグジュアリーな設定であり、様々な機材が高騰する中でもパーティントンはピナクルだ。



パーティントンの扱いをスタートさせるにあたって、オーストラリアの本社まで訪問したのだという。パーティントンはほぼ全てのパーツをオーストラリア国内で開発から製造までを行い、それらの様子を視察して取り扱いの決断を行なったとのことだ。スーパーラグジュアリーホイールだが、こういう選択肢がサイクリングライフを豊かにしてくれるのかも知れない。
東京サンエス - リムブレーキ回帰のJFF #503とフレアハンドルで広がる選択肢

オリジナルブランドのワンバイエスやグランジでお馴染みの東京サンエス。今年のサイクルモードでは試乗車は用意せず、展開が始まった製品や注目されている製品が中心の展示が行われた。
今回の展示で注目したいのはワンバイエスの新型ロードバイクJFF #503だ。ディスクブレーキ全盛の時代にあって、JFF #503はリムブレーキのクロモリフレームが今発売される。このバイクはフレーム由来のしなやかな走りを実現するために設計されており、随所にベンド加工が施されている。
それでいて最大30Cタイヤを許容するクリアランスが設けられており、コンフォートで走りの軽いタイヤを装備することも可能だ。このバイクはカラーオーダーに対応。ショップスタッフも注目する一台をチェックしてみてはいかがだろうか。


また、ディスナに用意されているアルミリムのバンテージシリーズには内幅25mmの新作が登場している。同時にディスクブレーキ(TA、QR)用と、リムブレーキ用の新しいハブも用意されており、幅が広がり続ける自転車遊びに対応できるラインアップとなった。
東京サンエスのオリジナルプロダクトの中でも独創的なアイデアが際立つのがハンドルだ。今シーズンの新作はトレンドにフィットしたロード用フレアハンドル「ジェイフィット フレアピーク」だ。ブラケット部の幅C-Cを330mm、エンドの幅を400m mもしくは、ブラケット350mm/エンド420mmという2種類が用意された、エアロポジションとスプリント時にフィットするハンドルだ。



他にもグランジのクロモリマウントバーなど新製品が登場している。数多のパーツ、自転車を用意する東京サンエスのラインアップに興味がある方は、ぜひ荒川沿いのKURUに訪問してもらいたい。
iRC - シーラント不要の「魔法のテープ」でチューブレスタイヤのパンクに革新を


iRCはサイクルモード会期前の告知で「魔法のテープ」なるものを展示すると告知しており、その存在を確認するべく数多くのサイクリストが足を運んだ。魔法のテープとは現在、日東電工と共同開発を進めているプロダクトであり、正式な名前はまだない。
魔法のテープとは簡単に説明すると、タイヤ内側に貼り付ける”チューブレスタイヤ”専用のパンク防止材だ。テープは粘性の高い素材が用いられており、タイヤに穴が開くと、テープがその穴に入り込み、パンクを塞ぐという特性を備えている。



役割としてはシーラントと同じだが、iRCは液体ではない代替品を求めてテープの開発に乗り出した。ちなみにオリジナルで開発しているため、このテープは他の用途で使われているものの流用でもないという。
空気保持を目的としたものではない、かつシーラントとの共存はできないため、ピュアチューブレス専用品となるということだ。タイヤ一本あたり30-35g程度の重量を想定しており、これはシーラント同等。製品としてどのように仕上げられるかや価格は今後も検討を続け、年末から来年の頭にかけての販売を視野に入れているという。

そして、iRCのロードタイヤ主力製品であるFORMMULA PROとASPITE PROにもまだ見ぬモデルが参考出品として登場した。こちらも6.5世代として告知されていたもので、現地のポップには低い転がり抵抗を追求したという内容が記載されていた。S-LIGHTとも、RBCCとも異なる新しいバージョンには期待がかかる。これから始まるグリーンシーズンに向けて正式な登場が待ち遠しい。
正式発表された新製品では、サポートアスリートのピーター・ステティナからの要望で生まれたグラベルタイヤの「BOKEN PRO」に注目。これまでラインアップされていたグラベルタイヤのケーシングから変えており、よりしなやかな高TPIのケーシング素材が採用されている。そのほかにも速く走るための設計が詰め込まれたレース向けの一本だ。



また既にアナウンスされていたTANKEN GEKKOTAのブラックサイド版が展示されていた。これから始まるグリーンシーズンに向けて展開が発売されるとのことなので、パークで走る方はぜひチェックしてもらいたい。
スペシャライズド - TARMAC|勝利、ROUBAIX|挑戦、AETHOS|自由の3柱哲学


スペシャライズドのブースは言わずもがなロードの3 ICONSが中心。3 ICONSとはTARMAC|勝利、ROUBAIX|挑戦、AETHOS|自由の3本柱の総称で、それぞれに題字があてられているのも特徴だ。
特にエアロかつ乗り心地の良いバイクとして支持されているTARMACをチェックする方は多かったが、負けず劣らずAETHOSを注目する方もいたようだ。ROUBAIXは試乗している方が多く、フィーチャーショックの動きを体感していた。


ほかにもモデルチェンジが行われたE-BIKEのVADO SLについてスタッフに伺っている方も。そして、サポートアスリートの岸勇希さん仕様のダートジャンプバイクのP.Seriesが展示されていた。これは華やかなピンク色のバイクに仕上げられており、この色彩に惹きつけられた方もいたようだ。
日直商会/デローザジャパン - ピニンファリーナとコラボした艶麗なSettanta


イタリア御三家の一角として名高い老舗バイクブランドのデローザ。今年のブースではフラッグシップモデル”Settanta”のみの展示となった。アンバサダーを務める辻善光さんも乗る実車も並べられていた。
Settantaはスーパーカーのデザインにも携わるピニンファリーナとコラボ最新作で、フレーム造形に艶かしさを感じる仕上がりが特徴だ。カラーリングもフレーム造形を活かすデザインとなっており、グラデーションやテキストリームカーボンが高級感を演出している。
またブースでの物販も行われており、デローザ印のエスプレッソカップやTシャツなどが販売されていた。デローザファンにとってはたまらないグッズばかりだったので、その場で購入していかれたサイクリストも少なくなかったようだ。
フカヤ/ミノウラ - 原点回帰の3本ローラーとストレージに注目


フカヤ/ミノウラも来場者が数多く足を止めた。注目された内容の一つが、3本ローラーの体験だ。バーチャルサイクリングやダイレクトマウント式のローラー台がポピュラーになった現在では、ライダーのスキルが求められるローラー台を試してみたいというサイクリストが試乗を行なっていた。
MOZ ROLLERなどは、初心者でも扱いやすいという設計が行われているためか、試乗している方がおっかなびっくりという感じではなく、スムーズに乗れていたことが印象に残った。3本ローラーに興味がある方はぜひフカヤ/ミノウラのWEBをチェックしてみてもいいかもしれない。
また、フカヤ/ミノウラのブースではバイクストレージの注目度が非常に高かく、使い勝手の良い室内保管の方法を検討しているサイクリストは少なくないようだ。定番のバイクタワーはもちろん、アタッチメントで様々なものを収納するホビータワーも注目された。
Report:Gakuto Fujiwara
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