前日勝者のサム・ベネット(アイルランド、デカトロンAG2Rラモンディアール) photo:Le Tour de La Provence 南フランスのプロヴァンスで開催中のツール・ド・ラ・プロヴァンス(UCI2.1)は第2ステージを迎えた。この日はフォルカルキエから蛇行しながら、直線距離で南に20kmほどのところにあるマノスクを目指す167.3km。残り26.7km地点に1級山岳コル・ドゥ・レール・デイ・マスコ(距離6.3km/平均4.8%)の頂上が設定された丘陵ステージだ。
4名が逃げグループを形成した photo:Le Tour de La Provence 残り距離と共にタイム差は縮まっていき、残り49km地点の3級山岳もジラールが先頭を取る。そのため23歳のジラールは山岳賞ランキングで首位に立ち、1分差まで詰めたプロトンではフレッド・ライト(イギリス、バーレーン・ヴィクトリアス)がアタックを試みる。しかし決め手に欠き、1人また1人と遅れていく逃げた選手を吸収していった。
マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)とマテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス)が先頭に立つ photo:Le Tour de La Provence 1級山岳を越え、下り切ったところにある中間スプリントをピーダスンが先頭通過する。ボーナスタイム3秒を獲得し、追走集団が合流。直後にモホリッチが仕掛け、唯一ピーダスンが食らいついた。
モホリッチを退け、勝利したマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック) photo:Le Tour de La Provence 総合でも首位に立ったマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック) photo:Le Tour de La Provence 「今日は調子が良く、それにコースも僕に適していた。ラスト1kmからはスプリントになると分かっており、自分に有利な展開だと思っていた。だが最後まで何が起こるか分からないので集中していた」とレースを振り返ったピーダスン。総合でもモホリッチに13秒差をつけ首位に立った。