ダボスがNITTOとコラボしたブルムースバー”B907”をリリース。日本のニーズと現代のバイクジオメトリーにアレンジし、NITTOの技術力によって実現したカスタムパーツを紹介しよう。



ダボス B907 BULLMOOSE BAR (c)フカヤ

90年代に巻き起こったマウンテンバイクブームの際に合わせてトレンドとなったブルムースバー。コラムクランプ部から二股に分かれるステムとフラットバーがインテグレートされているハンドルバーが、オールドマウンテンバイクやグラベル/アドベンチャーの隆盛によって再び注目されつつあるという。

そこに着目したダボスがネオランドナー”D-604”や、オールテレイン”M-605”などと組み合わせるためにブルムースバー”B907”を発表。構想開始から4年の月日を経てついにラインアップされることとなった。

ダボスは日本が誇るパーツメーカーのNITTOとコラボし、日本のニーズに合わせたブルムースバーを実現させている。 これまでのブルムースバーはオールドマウンテンバイクに適した設計が行われてきたが、本作では現在のロングリーチを採用するジオメトリーに合わせて開発。

NITTO 902(上)との比較フラットバーとステムのスタイルが違うことがわかるだろう (c)フカヤ
バッグを取り付けやすいフラットスタイルとされている (c)フカヤ



具体的にはステム長を短く設定しており、ハンドルポジションが旧来のブルムースバーと同じ位置になるように考慮されている。これによって、これまでと同じような操作感を現代のバイクでも味わえるという。

さらにステムアングルは0°に設定しており、ハンドルを上下反転させることも可能。M-605のようなマウンテンバイクであれば表、D-604のようなバイクには裏側で組むことで、それぞれに適したポジションを出しやすくなっている。またクランプ部はオーバサイズのアヘッドタイプで、ハンドル前面はフラットとしてバッグを装着しやすくしていることも特徴だ。

B907はステム部分がワイドスタンスに広がっており、通常はステムとバーの隙間が正三角形となるところ、二等辺三角形にデザインされている。これを実現するのは NITTOの技術力とノウハウの賜物。クランプ部とステム/バーの溶接をTIGとフィレットを使い分けることで実用可能な耐久性を実現しているという。

ダボスがオリジナルバイクを一通り揃えた今、B907のようなパーツをラインアップすることで、ユーザーが愛車をカスタムする楽しみも一層引き立つはずだ。価格は14,300円(税込)。



ダボス B907 BULLMOOSE BAR
コラム径:28.6mm
ハンドル幅:720±6mm
ステム長:90mm
ライズ:28mm
バックスウィープ:18°
アップスウィープ:0°(ヘッド角72°の場合)
参考重量:760g
カラー:CPメッキ、ブラック
価格:14,300円(税込)
製品情報:https://fukaya-nagoya.co.jp/product/b907-bullmoose-bar/
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