トーマス・ピドコック(イギリス)が今シーズンのシクロクロス不出場を明らかにした。イネオス・グレナディアーズからQ36.5プロサイクリングへ移籍したピドコックは、昨シーズン8レースに出場していた。



今季CX不出場を発表したトーマス・ピドコック(イギリス) photo:CorVos

ピドコックは「今シーズンはシクロクロスのレースには出場しない。新しいチームとチームメイトをよく知るために時間を使いたい。だが来シーズンは戻って来る予定だ」と、自身のインスタグラムに投稿した。

12月6日に4年所属したイネオス・グレナディアーズを離れ、Q36.5プロサイクリングとの3年契約を結んだピドコック。マウンテンバイクで東京&パリ五輪2大会連続の金メダルを獲得したと同時に、シクロクロスでも2022年の世界選手権で優勝したトップ選手だ。ライバルであるワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)とマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)が先にCXスケジュールを発表したため、ビッグスリーの1人であるピドコックの参戦予定が待たれていた。

来シーズンの復帰を約束したトーマス・ピドコック(イギリス) photo:CorVos

今月9日に五輪連覇を支えたピナレロとの3年契約が発表されたピドコック。Q36.5プロサイクリングのロードバイクはスコットのため、シクロクロスではどちらのバイクを使うかにも注目が集まっていた。

またイネオスの監督だったカート・ボガーツが、ピドコックと共にQ36.5に移籍することが明らかになった。ボガーツは2018年にピドコックが所属していたチーム・ウィギンス時代からコーチを務めており、長年の信頼関係を築いてきた人物。同じく今年イネオスを退団し、ヴィスマ・リースアバイクでロードに専念することになったポリーヌ・フェランプレヴォ(フランス)のコーチでもあった。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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