2024/10/30(水) - 13:50
10月29日(火)に発表された2025年ツール・ド・フランスについて、コースプレゼンテーションに出席したギルマイは「スプリンターにとってバランスは良い」と語った。選手の他にレースディレクターのプリュドム氏や、ヴィスマのゼーマン監督などの言葉を紹介する。
レースディレクターであるクリスティアン・プリュドム
第1週は平坦ステージが多いが、見た目に騙されてはいけない。15年に渡り平坦ステージの中に難所を設けようとしてきた。そして第1週のうち4つがパンチャー向けのフィニッシュとなった。
後半戦にツール・ド・フランスは山岳地帯に突入する。昨年(2023年大会)は中央山塊でのステージが個人的にベストだと思っている。ピュイ・ド・ドーム県は常に素晴らしい光景を見せてくれる。私たちにとってピレネーとアルプス山脈は(大会に)不可欠だが、それ以外の場所でもレースが展開することを示したい。
2024年大会のマイヨヴェール ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ)
スプリンターとしてバランスの良く、平坦ステージは6か7つ。だがいずれもピュアスプリンターよりも緩斜面を駆け上がるようなレイアウトだ。だから僕に適している。マイヨヴェールを守るのは難しいタスクだし、今年のようにクレイジーな走りができるかは分からない。だけどベストな走りを目指したい。
今年区間3勝を飾ったヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)
とても前向きになれるコースだった。またリースでの初日はマイヨジョーヌ獲得するチャンス。選手キャリアで数回しかない機会なのでクールだよ。
ヴァランタン・マドゥアス(フランス、グルパマFDJ)
第1週はスプリンターやパンチャーなど皆に勝利のチャンスがある。その後は山岳地帯に入り、勝利が格段に難しくなる。第6ステージのフィニッシュ地点であるヴィルは家族が住んでいる場所。だから道も良く知っており、獲得標高差3,500mのコースは僕に適したレイアウトだ。
ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)
美しく特別なコースとなった。個人的には開幕レースが平坦ステージなので、大きなチャンスとなる。勝てばマイヨジョーヌがついてくるので、特別な気持ちで臨む大会になるだろう。楽しみだよ。
ヴィスマ・リースアバイクのメーリン・ゼーマン監督
第一印象は美しく険しいルート。オータカム(第12st)やモンヴァントゥー(第16st)、ラ・ロズ峠(第18st)は我々にとって良い思い出のある山岳だ。それらは何のアドバンテージにもならないものの、精神的な小さなブーストには繋がる。獲得標高差55,000mはクライマー向きで、しかもその大部分が第2、3週に詰め込まれている。だからと言って第1週が簡単というわけではない。間違いなく僕らチームにとって魅力的なルートだ。
今日来ることができなかったヨナス・ヴィンゲゴーが喜ぶであろうルート。だがそれはポガチャルやログリッチ、エヴェネプールにとっても同じこと。またワウト・ファンアールトもインパクトを残すことができそうだ。この後は来るシーズンに向けて計画を立てる予定だ。2025年ツールが最高のものとするためにね。
text:Sotaro.Arakawa
レースディレクターであるクリスティアン・プリュドム
第1週は平坦ステージが多いが、見た目に騙されてはいけない。15年に渡り平坦ステージの中に難所を設けようとしてきた。そして第1週のうち4つがパンチャー向けのフィニッシュとなった。
後半戦にツール・ド・フランスは山岳地帯に突入する。昨年(2023年大会)は中央山塊でのステージが個人的にベストだと思っている。ピュイ・ド・ドーム県は常に素晴らしい光景を見せてくれる。私たちにとってピレネーとアルプス山脈は(大会に)不可欠だが、それ以外の場所でもレースが展開することを示したい。
2024年大会のマイヨヴェール ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ)
スプリンターとしてバランスの良く、平坦ステージは6か7つ。だがいずれもピュアスプリンターよりも緩斜面を駆け上がるようなレイアウトだ。だから僕に適している。マイヨヴェールを守るのは難しいタスクだし、今年のようにクレイジーな走りができるかは分からない。だけどベストな走りを目指したい。
今年区間3勝を飾ったヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)
とても前向きになれるコースだった。またリースでの初日はマイヨジョーヌ獲得するチャンス。選手キャリアで数回しかない機会なのでクールだよ。
ヴァランタン・マドゥアス(フランス、グルパマFDJ)
第1週はスプリンターやパンチャーなど皆に勝利のチャンスがある。その後は山岳地帯に入り、勝利が格段に難しくなる。第6ステージのフィニッシュ地点であるヴィルは家族が住んでいる場所。だから道も良く知っており、獲得標高差3,500mのコースは僕に適したレイアウトだ。
ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)
美しく特別なコースとなった。個人的には開幕レースが平坦ステージなので、大きなチャンスとなる。勝てばマイヨジョーヌがついてくるので、特別な気持ちで臨む大会になるだろう。楽しみだよ。
ヴィスマ・リースアバイクのメーリン・ゼーマン監督
第一印象は美しく険しいルート。オータカム(第12st)やモンヴァントゥー(第16st)、ラ・ロズ峠(第18st)は我々にとって良い思い出のある山岳だ。それらは何のアドバンテージにもならないものの、精神的な小さなブーストには繋がる。獲得標高差55,000mはクライマー向きで、しかもその大部分が第2、3週に詰め込まれている。だからと言って第1週が簡単というわけではない。間違いなく僕らチームにとって魅力的なルートだ。
今日来ることができなかったヨナス・ヴィンゲゴーが喜ぶであろうルート。だがそれはポガチャルやログリッチ、エヴェネプールにとっても同じこと。またワウト・ファンアールトもインパクトを残すことができそうだ。この後は来るシーズンに向けて計画を立てる予定だ。2025年ツールが最高のものとするためにね。
text:Sotaro.Arakawa
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