2024/10/22(火) - 09:00
2024年のプロレース最終戦であるヴェネト・クラシックで、マグナス・コルト(デンマーク、ウノエックス・モビリティ)が逃げ切り。未舗装路の急坂で単独となったベテランが、9.8kmの独走勝利でシーズンを締めくくった。
レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・デスティニー)が総合優勝を決めたグリー・ツアー・オブ・グワンシー最終日と時を同じく、10月20日(日)に第4回ヴェネト・クラシックが行われた。本レースはイタリアを舞台にした2024年シーズンのプロレース最終戦。10月31日を持って締め切られる2024年シーズンのUCIポイント獲得のため、ワールドツアーに見紛う豪華メンバーが揃った。
191.7kmコースの前半は平坦基調で後半は9つの丘が登場。特に最後から2つ目のディーゼル・ファーム(距離1.4km/平均8.7%)とその下りは未舗装路となっているため、アタックを誘発する。過去優勝者であるダヴィデ・フォルモロ(イタリア、モビスター)とマルク・ヒルシ(スイス、UAEチームエミレーツ)、サムエーレ・バティステッラ(イタリア、アスタナ・カザクスタン)の全員が揃ったレースは、現地時間午後12時5分にスタートした。
序盤に逃げ集団を形成したのは、マグナス・コルト(デンマーク、ウノエックス・モビリティ)やアナス・フォレーヤ(デンマーク、ジェイコ・アルウラー)ら6名。その後はUAEチームエミレーツや地元イタリアのプロチーム、ポルティ・コメタがメイン集団を牽引し、4分弱のタイム差で展開をコントロールする。丘が連続するコース後半に入ると逃げから3名が遅れ、グルパマFDJの先導に代わったプロトンからヒルシが飛び出した。
残り42km地点からのアタックは決まらず、しかし一気にペースが上がったプロトンは30名程度に絞られる。ヒルシは残り30kmでも仕掛け、そのカウンターで飛び出したジョージ・ベネット(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック)ら5名が第1追走集団を形成。先頭を行くコルトとフォレーヤ、トビアス・バイヤー(オーストリア、アルペシン・ドゥクーニンク)の3名は1分のリードでディーゼル・ファーム(距離1.4km/平均8.7%)に突入した。
急坂であることに加え、道幅の狭い未舗装路に入りコルトがシッティングのままペースを上げる。昨年3大ツール全てでの区間優勝を果たしたベテランのスピードにはフォレーヤが先に遅れ、バイヤーもついていくことがいけない。未舗装路の登りと下りをクリアしたコルトが、そのまま独走体勢に入った。
コルトの約40秒後方では追走速度の上がらない集団からフィリッポ・ザナ(イタリア、ジェイコ・アルウラー)やロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJ)が飛び出し、合流を試みる。しかしコルトのペースは落ちることなく、逃げから9.8kmの独走を決めた。
「完璧な形でシーズンを締めくくることができた。主要なクラシックレースではないもののスペクタクルなレースとなり、自分の走りに喜びと誇りを感じているよ」と、今季3勝目を飾ったコルトは語った。
2位には17秒遅れでグレゴワールが入り、3位はクサンドロ・ムーリッセ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)だった。
レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・デスティニー)が総合優勝を決めたグリー・ツアー・オブ・グワンシー最終日と時を同じく、10月20日(日)に第4回ヴェネト・クラシックが行われた。本レースはイタリアを舞台にした2024年シーズンのプロレース最終戦。10月31日を持って締め切られる2024年シーズンのUCIポイント獲得のため、ワールドツアーに見紛う豪華メンバーが揃った。
191.7kmコースの前半は平坦基調で後半は9つの丘が登場。特に最後から2つ目のディーゼル・ファーム(距離1.4km/平均8.7%)とその下りは未舗装路となっているため、アタックを誘発する。過去優勝者であるダヴィデ・フォルモロ(イタリア、モビスター)とマルク・ヒルシ(スイス、UAEチームエミレーツ)、サムエーレ・バティステッラ(イタリア、アスタナ・カザクスタン)の全員が揃ったレースは、現地時間午後12時5分にスタートした。
序盤に逃げ集団を形成したのは、マグナス・コルト(デンマーク、ウノエックス・モビリティ)やアナス・フォレーヤ(デンマーク、ジェイコ・アルウラー)ら6名。その後はUAEチームエミレーツや地元イタリアのプロチーム、ポルティ・コメタがメイン集団を牽引し、4分弱のタイム差で展開をコントロールする。丘が連続するコース後半に入ると逃げから3名が遅れ、グルパマFDJの先導に代わったプロトンからヒルシが飛び出した。
残り42km地点からのアタックは決まらず、しかし一気にペースが上がったプロトンは30名程度に絞られる。ヒルシは残り30kmでも仕掛け、そのカウンターで飛び出したジョージ・ベネット(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック)ら5名が第1追走集団を形成。先頭を行くコルトとフォレーヤ、トビアス・バイヤー(オーストリア、アルペシン・ドゥクーニンク)の3名は1分のリードでディーゼル・ファーム(距離1.4km/平均8.7%)に突入した。
急坂であることに加え、道幅の狭い未舗装路に入りコルトがシッティングのままペースを上げる。昨年3大ツール全てでの区間優勝を果たしたベテランのスピードにはフォレーヤが先に遅れ、バイヤーもついていくことがいけない。未舗装路の登りと下りをクリアしたコルトが、そのまま独走体勢に入った。
コルトの約40秒後方では追走速度の上がらない集団からフィリッポ・ザナ(イタリア、ジェイコ・アルウラー)やロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJ)が飛び出し、合流を試みる。しかしコルトのペースは落ちることなく、逃げから9.8kmの独走を決めた。
「完璧な形でシーズンを締めくくることができた。主要なクラシックレースではないもののスペクタクルなレースとなり、自分の走りに喜びと誇りを感じているよ」と、今季3勝目を飾ったコルトは語った。
2位には17秒遅れでグレゴワールが入り、3位はクサンドロ・ムーリッセ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)だった。
ヴェネト・クラシック2024結果
1位 | マグナス・コルト(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) | 4:24:02 |
2位 | ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJ) | +0:17 |
3位 | クサンドロ・ムーリッセ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +0:19 |
4位 | マルク・ヒルシ(スイス、UAEチームエミレーツ) | +0:20 |
5位 | フィリッポ・ザナ(イタリア、ジェイコ・アルウラー) | +0:21 |
6位 | ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ) | +0:23 |
7位 | フィリッポ・バロンチーニ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | +0:39 |
8位 | フランチェスコ・ブザット(イタリア、アンテルマルシェ・ワンティ) | +0:41 |
9位 | ゲオルグ・シュタインハウザー(ドイツ、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:49 |
10位 | ダヴィデ・デプレット(イタリア、ジェイコ・アルウラー) | +0:54 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:Veneto Classic
photo:Veneto Classic
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