日本勢が躍動するトラック世界選手権は3日目を迎え、女子スプリントで佐藤水菜が銅メダルを獲得。男子個人パシュートではジョナサン・ミラン(イタリア)が初優勝を飾ると共に、2年前のガンナを上回る世界記録を樹立した。



男子個人パシュートで18位だった松田祥位 photo:JCF

前日に男子ケイリンで山﨑賢人、男子スクラッチが窪木一茂で世界王者に輝いたUCIトラック世界選手権。3日目は女子スプリントや男子1kmタイムトライアル、男子個人パシュート、男子ポイントレース、女子オムニアムなどが行われた。

佐藤水菜が出場したのは、前日に準決勝進出を決めた女子スプリント。エマ・フィヌケイン(イギリス)を相手にした準決勝で佐藤は2本連続の先着を許し、銅メダルを懸けた3位決定戦に回ることとなった。そしてソフィー・カペウェル(イギリス)に対し2本先取した結果、見事銅メダルを獲得。優勝はヘッティ・ファンデルヴォウ(オランダ)を下したフィヌケインが飾っている。

女子スプリントの3位決定戦で勝利した佐藤水菜 photo:JCF

銅メダルを獲得した佐藤水菜 photo:JCF

男子1kmタイムトライアルに出場した窪木は15位で予選敗退。男子個人パシュートに臨んだ松田祥位も18位で予選敗退となった。

同じ予選では21歳の新鋭ジョシュ・チャールトン(イギリス)がフィリッポ・ガンナ(イタリア)がマークした3分59秒636を上回る、3分59秒304で世界記録を更新。しかし決勝でジョナサン・ミラン(イタリア)が世界記録を3分59秒153まで更に進め、初優勝を飾った。

男子個人パシュートで世界記録を更新し、優勝したジョナサン・ミラン(イタリア) photo:UCI

女子オムニアムに臨み、7位でフィニッシュした内野艶和 photo:JCF

男子ポイントレースでは兒島直樹が9位、女子オムニアムに挑んだ内野艶和は7位でレースを終えている。
トラック世界選手権2024 3日目結果
女子スプリント
1位 エマ・フィヌケイン(イギリス)
2位 ヘッティ・ファンデルヴォウ(オランダ)
3位 佐藤水菜
男子個人パシュート
1位 ジョナサン・ミラン(イタリア)
2位 ジョシュ・チャールトン(イギリス)
3位 ダニエル・ビガム(イギリス)
18位 松田祥位
photo:JCF

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