2024/10/06(日) - 16:00
雨の中行われたジロ・デッレミリア・ドンネは、エリーザ・ロンゴボルギーニ(リドル・トレック)が終盤の下りでアタック。そのままサンルーカの激坂を単独で越えたイタリア王者が、2年振り4度目の勝利を手に入れた。
男子と同じ10月5日(土)に行われたジロ・デッレミリア・ドンネ(UCI1.Pro)。コースはヴィニョーラからサンルーカを結ぶ113.8kmで、最大勾配20%の激坂「サンルーカ」を2回登るレイアウト。男子よりも30分遅い午前11時45分にスタートが切られた。
雨降るコースを走り出したのは、前回大会を制したセシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、FDJスエズ)を含む120名の選手たち。優勝候補にはジュリエット・ラブース(フランス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)やエリカ・マニャルディ(イタリア、UAEチームADQ)が挙げられ、リドル・トレックは地元イタリア出身のエリーザ・ロンゴボルギーニとガイア・レアリーニを揃えた。
レース前半は逃げ形成に繋がる動きが生まれない、静かな立ち上がりとなった。そして中盤に入ると雨は強まり、残り43km地点でようやくトップガールズ・ファッサボルトロの2名がアタック。地元イタリアのコンチネンタルチームに所属するマルタ・パヴェシとキアラ・レギーニは2分のリードを得た。しかし1度目のサンルーカの登り(残り10km地点)で捉まり、集団はリドル・トレックの先導で登り返し(モンテ・アルバーノ)に入った。
徐々に絞られていくプロトンは残り7kmを過ぎ、リドルのロンゴボルギーニとレアリーニ、DSMフィルメニッヒ・ポストNLのジュリエット・ラブース(フランス)とニンケ・フィンケ(オランダ)の4名に絞られる。そして2度目のサンルーカに入る手前の下りで、イタリア王者であるロンゴボルギーニが仕掛けた。
そのまま単独先頭に立ったロンゴボルギーニはビッグギアを回しながらサンルーカの激坂を駆け上がる。後続のラブースは必死に追いかけたものの、ロンゴボルギーニに追いつくことはできなかった。
渾身のアタックを決めたロンゴボルギーニは、霧で覆われたフィニッシュに到着。両手を拡げながら勝利を喜んだ。
2015年、16年、22年に続き、自身4度目の優勝を飾ったロンゴボルギーニ。「いままでで最も嬉しかったのは1度目(2015年)。なぜなら当時はあまり勝てていなかったから。でも今日の勝利はサンルーカの登りではなく、下りで仕掛けて掴んだ勝利。これらが(エミリアと次戦シマック・レディース・ツアー)がリドル・トレックで走る最後のレースなので、可能な限り最良の結果を残したかった」と、来年UAEチームADQへの移籍が発表されているロンゴボルギーニは語った。
2位には9秒遅れでエヴィータ・ムジック(フランス、FDJスエズ)が入り、ラブースは3位で表彰台に上がっている。
男子と同じ10月5日(土)に行われたジロ・デッレミリア・ドンネ(UCI1.Pro)。コースはヴィニョーラからサンルーカを結ぶ113.8kmで、最大勾配20%の激坂「サンルーカ」を2回登るレイアウト。男子よりも30分遅い午前11時45分にスタートが切られた。
雨降るコースを走り出したのは、前回大会を制したセシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、FDJスエズ)を含む120名の選手たち。優勝候補にはジュリエット・ラブース(フランス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)やエリカ・マニャルディ(イタリア、UAEチームADQ)が挙げられ、リドル・トレックは地元イタリア出身のエリーザ・ロンゴボルギーニとガイア・レアリーニを揃えた。
レース前半は逃げ形成に繋がる動きが生まれない、静かな立ち上がりとなった。そして中盤に入ると雨は強まり、残り43km地点でようやくトップガールズ・ファッサボルトロの2名がアタック。地元イタリアのコンチネンタルチームに所属するマルタ・パヴェシとキアラ・レギーニは2分のリードを得た。しかし1度目のサンルーカの登り(残り10km地点)で捉まり、集団はリドル・トレックの先導で登り返し(モンテ・アルバーノ)に入った。
徐々に絞られていくプロトンは残り7kmを過ぎ、リドルのロンゴボルギーニとレアリーニ、DSMフィルメニッヒ・ポストNLのジュリエット・ラブース(フランス)とニンケ・フィンケ(オランダ)の4名に絞られる。そして2度目のサンルーカに入る手前の下りで、イタリア王者であるロンゴボルギーニが仕掛けた。
そのまま単独先頭に立ったロンゴボルギーニはビッグギアを回しながらサンルーカの激坂を駆け上がる。後続のラブースは必死に追いかけたものの、ロンゴボルギーニに追いつくことはできなかった。
渾身のアタックを決めたロンゴボルギーニは、霧で覆われたフィニッシュに到着。両手を拡げながら勝利を喜んだ。
2015年、16年、22年に続き、自身4度目の優勝を飾ったロンゴボルギーニ。「いままでで最も嬉しかったのは1度目(2015年)。なぜなら当時はあまり勝てていなかったから。でも今日の勝利はサンルーカの登りではなく、下りで仕掛けて掴んだ勝利。これらが(エミリアと次戦シマック・レディース・ツアー)がリドル・トレックで走る最後のレースなので、可能な限り最良の結果を残したかった」と、来年UAEチームADQへの移籍が発表されているロンゴボルギーニは語った。
2位には9秒遅れでエヴィータ・ムジック(フランス、FDJスエズ)が入り、ラブースは3位で表彰台に上がっている。
ジロ・デッレミリア・ドンネ2024結果
1位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、リドル・トレック) | 2:53:20 |
2位 | エヴィータ・ムジック(フランス、FDJスエズ) | +0:09 |
3位 | ジュリエット・ラブース(フランス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | |
4位 | ウルシュカ・ジガート(スロベニア、リブ・アルウラー・ジェイコ) | +0:16 |
5位 | マライレ・メイエリング(オランダ、モビスター) | +0:24 |
6位 | ニンケ・フィンケ(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | +0:36 |
7位 | モニカ・トリンカコロネル(イタリア、ビーピンク・ボンジョアンニ) | |
8位 | カトリーヌ・アーレルッド(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
9位 | マエヴァ・スクィバン(フランス、アルケアB&Bホテルズ) | +0:41 |
10位 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス、セラティツィット・WNTプロサイクリング) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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