2024/10/12(土) - 15:00
ピナレロを筆頭に数多くの有名ブランドを取り扱うカワシマサイクルサプライが展示会を開催。フィジークやエリート、フルクラムの新製品とともに、新規取扱のウェアブランドQ36.5を披露した。
ウォーターボトルでお馴染みのエリート、サドルとシューズなどを展開するフィジークなど名だたるブランドを揃えるカワシマサイクルサプライ。同社が開催する展示会は非常に多くのブランドが一堂に会すため非常に見応えがたっぷりで、全国から多くのショップスタッフが来場。このタイミングで新たな取り扱いブランドQ36.5のお披露目が行われた。
Q36.5はタイトルスポンサーを務めるプロチームと、ヴィンチェンツォ・ニーバリへのサポートの印象が強いブランド。加えて日本代表トラックチームのウェア開発も手掛けており、自転車競技大国イタリアらしいレースへの情熱を持っていることが特徴だ。
それもそのはずQ36.5は自由な実験とイノベーションを実現するラボとしてスタートしており、自社の研究チームと科学的なテスト、独自生地を活用し最先端ウェアを開発することに注力。それらのウェアはライダーがベストパフォーマンスを発揮できる体温36.5℃を維持できる機能を追求しており、プロダクトが最も過酷な環境で走るプロ選手へと供給されているのだ。そして、一般にも展開し、ホビーサイクリストにもハイクオリティのスペックウェアを届けている。
ラインアップ構成はグレガリアス、ドットレ、ユニークという3つに大きく分かれている。ユニークはQ36.5の新しいチャレンジを具現化したもので、プロトタイプのような存在。ドットレは定番製品としてのハイエンドに位置付けられ、グレガリアスは高品質なミドルグレードだ。
本格的な展開は2025年の春夏モデルからとなるとのことだが、実際に見る機会があれば手に取り、ユニークに使われている生地などをチェックしてもらいたい。
既存取り扱いブランドで大きなトピックは、イタリアのアクセサリーブランドとしてお馴染みのエリートがインドアトレーナーのラインアップを刷新したこと。ハイエンドモデルのJUSTOは第二世代のJUSTO 2へと進化。通信関係のアップデートを行い、ズイフトなどでネットワーク不良の発生を低減し、オンラインサイクリングが快適に行えるようになった。
JUSTO 2にはエリートがサポートするUAEチームエミレーツのタデイ・ポガチャルによるダブルツール達成を祝う特別モデルが登場している。マイヨジョーヌをイメージさせる黄色のボディと、ツールで着用したゼッケンナンバー11をあしらったスペシャルデザイン。日本国内には11台のみの展開予定。また、ダブルツールを祝うFLYボトルも登場しており、ポガチャルファンは要注目だ。
またJUSTO 2とDIRETO XRの間に位置付けられるミドルグレードとして、AVANTIという新作が追加されている。JUSTO 2の設計を踏襲しつつ、最大再現斜度やパワーキャパシティがミドルグレードらしい数値に最適化(最大斜度18%、パワー2100W)されており、ホビーサイクリストにうってつけのモデルだ。
DIRETO XRもアップデートが行われDIRETO XR-Tとなった。新モデルではフリーボディ部分がズイフトコグへと換装されており、バーチャルで変速するシステムへと変化。これによって変速による騒音の心配もなくなり、かつ自転車のコンポーネントに左右されなくなったことが美点だ。コンポーネントが異なる自転車を乗っている家族がスマートトレーナーをシェアするときに、カセットスプロケットを変更する必要がなくなっている。
エリートは定番ボトルケージの最新作CUSTOM RACE Xをリリース。基本的な造形は踏襲しつつ直線的でシャープな印象を与えるウィングへと進化を遂げた。またワイヤークロージャーを搭載し、太めの物もホールドできるケージSTRUKAも登場。ウォーターボトルだけではなくペットボトルや輪行袋などを持ち運ぶときに活躍してくれそうだ。
フィジークのブースで注目されたのはSPDシューズ、TEMPO BEATだった。厚底のように見える大胆なラバーアウトソールと独特なカラーリングは一際目を引いたようだ。アッパーの素材が薄く、しなやかであり、写真で見るよりも軽やかなルックスにまとめ上げられていたのが印象深い。
プロファイルデザインからは、グラベルバイクやMTBなどでマルチポジションを実現するDHバー”52GMR EXTENSION”が登場。長距離グラベルライドやバイクパッキングを楽しむようなシチュエーションで活躍してくれる一品だ。
フルクラムのブースで見逃せなかったのは新型オールロードホイール”Shark”だ。波打つリムシェイプには来場者の多くが釘付けとなり、有機的な形の非対称リムを確認していた。Sharkは独特なルックスだけではなく、そのリム形状やスポークによるエアロや、リム内幅25mmによるワイドタイヤ対応などスペック面も特徴。
MTBトレイルライド向けホイールのMETALシリーズがモデルチェンジ。カーボンリムとアルミリムの2種類で、カーボンリムは内幅が32mmに設定されており、アルミリムの内幅は30mmで、太めのタイヤにフィット。どちらも確かな堅牢性と信頼性を備え、アグレッシブな走りをサポートしてくれるモデルだ。
そしてカンパニョーロには新型SUPER RECORD S WIRELESSが展示されており、通常のSUPER RECORD WIRELESSとの違いを聞くために来場者が集まった。価格を抑えるために行った最適化だけではなく、今回新たに54x39などビッグギアのチェーンホイールが加わったトピックなどに惹かれた方も多そうだ。
またカンパニョーロのフラッグシップホイール、BORA ULTRA WTOがブラッシュアップ。これまでリム幅が19mm(リムハイト45、65)、21mm(リムハイト33)と細めだったが23mmへと拡幅。タイヤのワイド化に適合するようなアップデートが施されており、高速化が進むプロトンでの戦闘力を高めた。
ロードレースやグラベルのトレンドを反映させた新製品が一堂に会したカワシマサイクルサプライの展示会。最先端を行く新製品はサイクリストにさらなる選択肢と可能性を拡げてくれそうだ。
ウォーターボトルでお馴染みのエリート、サドルとシューズなどを展開するフィジークなど名だたるブランドを揃えるカワシマサイクルサプライ。同社が開催する展示会は非常に多くのブランドが一堂に会すため非常に見応えがたっぷりで、全国から多くのショップスタッフが来場。このタイミングで新たな取り扱いブランドQ36.5のお披露目が行われた。
Q36.5はタイトルスポンサーを務めるプロチームと、ヴィンチェンツォ・ニーバリへのサポートの印象が強いブランド。加えて日本代表トラックチームのウェア開発も手掛けており、自転車競技大国イタリアらしいレースへの情熱を持っていることが特徴だ。
それもそのはずQ36.5は自由な実験とイノベーションを実現するラボとしてスタートしており、自社の研究チームと科学的なテスト、独自生地を活用し最先端ウェアを開発することに注力。それらのウェアはライダーがベストパフォーマンスを発揮できる体温36.5℃を維持できる機能を追求しており、プロダクトが最も過酷な環境で走るプロ選手へと供給されているのだ。そして、一般にも展開し、ホビーサイクリストにもハイクオリティのスペックウェアを届けている。
ラインアップ構成はグレガリアス、ドットレ、ユニークという3つに大きく分かれている。ユニークはQ36.5の新しいチャレンジを具現化したもので、プロトタイプのような存在。ドットレは定番製品としてのハイエンドに位置付けられ、グレガリアスは高品質なミドルグレードだ。
本格的な展開は2025年の春夏モデルからとなるとのことだが、実際に見る機会があれば手に取り、ユニークに使われている生地などをチェックしてもらいたい。
既存取り扱いブランドで大きなトピックは、イタリアのアクセサリーブランドとしてお馴染みのエリートがインドアトレーナーのラインアップを刷新したこと。ハイエンドモデルのJUSTOは第二世代のJUSTO 2へと進化。通信関係のアップデートを行い、ズイフトなどでネットワーク不良の発生を低減し、オンラインサイクリングが快適に行えるようになった。
JUSTO 2にはエリートがサポートするUAEチームエミレーツのタデイ・ポガチャルによるダブルツール達成を祝う特別モデルが登場している。マイヨジョーヌをイメージさせる黄色のボディと、ツールで着用したゼッケンナンバー11をあしらったスペシャルデザイン。日本国内には11台のみの展開予定。また、ダブルツールを祝うFLYボトルも登場しており、ポガチャルファンは要注目だ。
またJUSTO 2とDIRETO XRの間に位置付けられるミドルグレードとして、AVANTIという新作が追加されている。JUSTO 2の設計を踏襲しつつ、最大再現斜度やパワーキャパシティがミドルグレードらしい数値に最適化(最大斜度18%、パワー2100W)されており、ホビーサイクリストにうってつけのモデルだ。
DIRETO XRもアップデートが行われDIRETO XR-Tとなった。新モデルではフリーボディ部分がズイフトコグへと換装されており、バーチャルで変速するシステムへと変化。これによって変速による騒音の心配もなくなり、かつ自転車のコンポーネントに左右されなくなったことが美点だ。コンポーネントが異なる自転車を乗っている家族がスマートトレーナーをシェアするときに、カセットスプロケットを変更する必要がなくなっている。
エリートは定番ボトルケージの最新作CUSTOM RACE Xをリリース。基本的な造形は踏襲しつつ直線的でシャープな印象を与えるウィングへと進化を遂げた。またワイヤークロージャーを搭載し、太めの物もホールドできるケージSTRUKAも登場。ウォーターボトルだけではなくペットボトルや輪行袋などを持ち運ぶときに活躍してくれそうだ。
フィジークのブースで注目されたのはSPDシューズ、TEMPO BEATだった。厚底のように見える大胆なラバーアウトソールと独特なカラーリングは一際目を引いたようだ。アッパーの素材が薄く、しなやかであり、写真で見るよりも軽やかなルックスにまとめ上げられていたのが印象深い。
プロファイルデザインからは、グラベルバイクやMTBなどでマルチポジションを実現するDHバー”52GMR EXTENSION”が登場。長距離グラベルライドやバイクパッキングを楽しむようなシチュエーションで活躍してくれる一品だ。
フルクラムのブースで見逃せなかったのは新型オールロードホイール”Shark”だ。波打つリムシェイプには来場者の多くが釘付けとなり、有機的な形の非対称リムを確認していた。Sharkは独特なルックスだけではなく、そのリム形状やスポークによるエアロや、リム内幅25mmによるワイドタイヤ対応などスペック面も特徴。
MTBトレイルライド向けホイールのMETALシリーズがモデルチェンジ。カーボンリムとアルミリムの2種類で、カーボンリムは内幅が32mmに設定されており、アルミリムの内幅は30mmで、太めのタイヤにフィット。どちらも確かな堅牢性と信頼性を備え、アグレッシブな走りをサポートしてくれるモデルだ。
そしてカンパニョーロには新型SUPER RECORD S WIRELESSが展示されており、通常のSUPER RECORD WIRELESSとの違いを聞くために来場者が集まった。価格を抑えるために行った最適化だけではなく、今回新たに54x39などビッグギアのチェーンホイールが加わったトピックなどに惹かれた方も多そうだ。
またカンパニョーロのフラッグシップホイール、BORA ULTRA WTOがブラッシュアップ。これまでリム幅が19mm(リムハイト45、65)、21mm(リムハイト33)と細めだったが23mmへと拡幅。タイヤのワイド化に適合するようなアップデートが施されており、高速化が進むプロトンでの戦闘力を高めた。
ロードレースやグラベルのトレンドを反映させた新製品が一堂に会したカワシマサイクルサプライの展示会。最先端を行く新製品はサイクリストにさらなる選択肢と可能性を拡げてくれそうだ。
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