シーコン AEROJET　ポガチャルが着用するユニークなデザインのアイウェアが販売開始

タデイ・ポガチャルがレースで着用するシーコンのアイウェア”AEROJET TITANIUM”がついに販売開始となる。ニ眼式の球面レンズとリバース・セミリムフレームによってユニークなルックスに仕上げられたアイウェアを紹介しよう。

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春のクラシックとグランツールで圧倒的な活躍をみせるタデイ・ポガチャル（スロベニア）。彼が使用する機材、身につけるギアはどれも独自性の強いイタリアンブランドが多く、全世界が注目する存在となっている。その中の一つがアイウェアのシーコンだ。

ポガチャルが着用するアイウェアのデザインは独創的な物が多く、彼の存在感を強調していると言っても過言ではない。特に今回紹介するAEROJETは大型一眼のシリンドリカルレンズがトレンドのいま、あえて二眼式かつ球面レンズとユニークな形状のハーフリムが採用され、唯一無二のアイウェアとして輝いている。

AEROJET TITANIUMの開発には長年オークリーで製品デザイン統括に従事したピーター・イーが参加。「スポーツアイウェアとは何か」の再検討から開発が始まり、自転車の前傾姿勢のように前屈みになるビリヤードの選手が着用する眼鏡の研究からデザインのインスピレーションを得た。その結果生まれたのが、レンズ下部のみをサポートするリバース・セミリムフレームだ。

テンプルは戦闘機F35の滑らかなボディシェイプに着想を得たデザインで、素材をチタンとすることで軽量性を獲得。アイウェア全体で30gというシーコンラインアップでは最軽量の重量を達成している。

球面レンズには84個ものマイクロベンチレーションホールが備えられており、レンズが曇ることを防ぐ。またノーズパッドをつまむだけでレンズを取り外せるGRAVITYレンズロックシステムによって、付属するクリアレンズに簡単に変更することが可能だ。度付きレンズ用のRXクリップアダプター（別売・税込14,300円）にも対応。

AEROJETは昨年のツール・ド・フランスよりプロトタイプの試用を開始。レース期間中はシーコンのスタッフがチームに帯同し、選手からのフィードバックをイタリアのR&Dチームへ毎日報告していたという。そして、その意見を反映させた設計は、レース現場に持ち込んだ3Dプリンターでプロトタイプとなり、すぐさまレースに投入するという圧倒的なスピード感で進化を続けていった。

プロトタイプを着用したポガチャルは、ステージ勝利2回、マイヨブラン（新人賞）、総合2位という好成績を挙げた。そして今年のジロ・デ・イタリアでもAEROJETを着用し圧倒的な勝利を納めたのは記憶に新しい。そんなAEROJETがついに日本でも販売開始となる。

フレームカラーはCrystal Gloss、Metal White、Metal Blackの三種類。それぞれのフレームにMultimirror Red、Multimirror Blue、Multimirror Bronze、Multimirror Silverのレンズカラーが用意されている。またレンズは単体でも販売される。アイウェアの価格は34,000円（税込）、レンズは14,300円（税込）だ。

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シーコン AEROJET TITANIUM
フレームカラー：Crystal Gloss、Metal White、Metal Black
レンズカラー：Multimirror Red、Multimirror Blue、Multimirror Bronze、Multimirror Silver
価格：34,000円（税込）
レンズ単体価格：14,300円（税込）