5月25日に開催された「やわたはま国際MTBレース」で、新アジア王者の沢田時(宇都宮ブリッツェン)が勝利。女子エリートは川口うらら(TEAM TATSUNO)が圧勝した。



男子エリートレースがスタート。松本一成(TEAM RIDE MASHUN)がダッシュを決める photo:宇都宮ブリッツェン

日本国内のMTBシリーズ戦「Coupe du Japon」の中でも格式の高い、UCIクラス1戦「やわたはま国際MTBレース2024」が、愛媛県八幡浜市にある八幡浜市民スポーツパークで開催された。

激坂「桜坂」や木の根が露出した「ゴジラの背中」といったセクションを有するコースには、アジア選手権を制したばかりの沢田時(宇都宮ブリッツェン)が凱旋した他、開幕戦勝者の平林安里(TEAM SCOTT CHAOYANG TERRA SYSTEM)や、山本幸平が率いる「アジアユニオンTCSレーシングチーム」も参戦。女子エリートにもアジア選帰りの川口うらら(TEAM TATSUNO)らが参戦を果たした。

序盤戦、沢田時と平林安里、松本一成がレースを率いる photo:宇都宮ブリッツェン

好調を維持する沢田時(宇都宮ブリッツェン)がCJ八幡浜を制した photo:宇都宮ブリッツェン

男子エリートレースは「短いレースを予想していたので、序盤から積極的に前に行こうと決めていました」と言う沢田と平林、そして松本一成(TEAM RIDE MASHUN)がトップグループを組み、やがて後退した平林の代わりに宮津旭(OLIVE)が合流。しかし先頭グループ内にクラッシュが発生し、避けることができた沢田が独走に持ち込んだ。

全6周回のレースで、沢田は「3周目は少し抑えて落ち着いて走り、4周目からしっかり踏んでペース上げていけました」と確実にリードを構築。「アジア選手権にピークを合わせていたのでまだ踏めている状態です。次の全日本選手権まで調子を落とさずに頑張りたい」と言うアジアチャンピオンがCJ2連勝、アジア選手権を含めて3連勝をマークした。2位は猛追した竹内遼(MERIDA BIKING TEAM)、3位は宮津だった。

XCO男子エリート表彰台 photo:宇都宮ブリッツェン

5周回で争われた女子エリートで優勝したのは川口。アジアユニオンのSayu Bella Sukma DEWI(インドネシア)に1分02秒、U23全日本女王の石田唯(TRKWorks)に5分23秒差をつける走りで今季CJ戦初勝利をマークしている。また、男子U23は高橋翔(日本体育大学)、男子ジュニアは成田光志(OLIVE)、男子マスターズは岡本紘幸(NESTO FACTORY RACING)が勝利している。
XCO女子エリート結果
1位 川口うらら(TEAM TATSUNO) 1:11:01
2位 Sayu Bella Sukma DEWI(インドネシア、アジアユニオンTCSレーシングチーム) +1:02
3位 石田唯(TRKWorks) +5:23
XCO男子エリート結果
1位 沢田時(宇都宮ブリッツェン) 1:10:51
2位 竹内遼(MERIDA BIKING TEAM) +1:43
3位 宮津旭(OLIVE) +3:06

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