2024/05/24(金) - 12:26
「重要なポイントを把握していた」とレースを振り返ったのは、ジロ第18ステージを制したティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)。リードアウトを見失いながらも2位に入ったミランなど、レース後の選手コメントを紹介します。
区間優勝 ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
レース直後インタビュー
スペシャライズドのTarmac SL8とカステリ製のジャージという、市場で最も速い機材が僕を勝利へと導いてくれた。彼(アラフィリップ)と僕は最終盤のレイアウトでどこが大事なのかを把握していた。だから完璧ではなかったにしても、常に良い位置につくことができた。
2つのコーナーが設定された最終盤のハイスピードには驚かされたが、前の選手を迂回しながら自分のスプリントをすることができた。
―グランツールで初めてとなる複数勝利に加え、第18ステージという大会終盤に挙げた勝利について、自身の成長を感じているか。
僕のアンチはさぞ残念に思っているだろうね。
表彰式後インタビュー
ジロでは区間2勝目、またシーズンで9勝目なので本当に嬉しいよ。前回のスプリントステージで集団後方でスプリントを諦めたダイネーゼに対し「なぜトライしないんだ?」と話していたんだ。そして今回、彼は積極的なスプリントを見せた。
他の人には「なぜミランの背後につかないんだ」と意見されることがある。僕は誰か特定のスプリンターにフォーカスすることが好きじゃない。実際、このスプリントではそれをせずに勝つことができた。
区間2位&マリアチクラミーノ ジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
(リードアウトから)どこで離れてしまったのかは覚えていない。だが彼らの走りが完璧であったことは間違いない。だから勝てなかったのは僕のせいだし、チームメイトに申し訳なく思う。
最終コーナーからフィニッシュまでの距離が短いことは把握していたので、そこでの位置取りの重要さは分かっていた。だがまさにそこで失敗してしまった。
区間3位 カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
集団前方でスプリントを始めたいと思っており、その願いが叶った。しかしティム(メルリール)とジョナサン(ミラン)が強すぎた。それだけのことだ。
向かい風のなかスプリント開始のタイミングが早すぎたのかもしれないが、言い訳ができないほど周りの選手が速かった。僕はピュアスプリンターではないので、もう少し登りがあったほうが勝利には近づける。結果には満足していないものの、自分の脚の状態には概ね満足しているよ。
区間8位 カレブ・ユアン(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー)
残り400mのコーナーで集団は乱れ、チームメイトもいなかったので位置を下げてしまった。
逃げに乗ったミッケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、EFエデュケーション・イージーポスト)
今日のコースは良く知っている道だった。なぜなら僕はこの辺りに暮らし、家族も住んでいるのだからね。だから逃げに乗る特別なレースとなった。テクニカルなコースなので僕らは勝利を信じて逃げ続けた。
プロトンが1分以上のリードを与えてくれなかったので、皆と話し合いそのままのペースを保ったんだ。そうすれば誰かが加わってくれると思ったからね。そしたらエドアルド(アッフィニ)という強い選手が来てくれた。また昨日のステージで勝利したシュタインハウザーも、僕に逃げるモチベーションを与えてくれた。
マリアローザ タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
ジロも終盤に差し掛かり、皆疲れてきている。だからこそ今日は安全を優先した。スタート時は雨が降っていたが、フィニッシュの時は幸運にも止んでいた。雨が降っていればもっと混沌としたスプリントになっていただろうね。
明日のステージも易しくないが、集中しなければならないのは(第19ステージの)モンテ・グラッパ。そこまで良いコンディションを保たねばならない。
text:Sotaro.Arakawa
photo:RCS Sport
区間優勝 ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
レース直後インタビュー
スペシャライズドのTarmac SL8とカステリ製のジャージという、市場で最も速い機材が僕を勝利へと導いてくれた。彼(アラフィリップ)と僕は最終盤のレイアウトでどこが大事なのかを把握していた。だから完璧ではなかったにしても、常に良い位置につくことができた。
2つのコーナーが設定された最終盤のハイスピードには驚かされたが、前の選手を迂回しながら自分のスプリントをすることができた。
―グランツールで初めてとなる複数勝利に加え、第18ステージという大会終盤に挙げた勝利について、自身の成長を感じているか。
僕のアンチはさぞ残念に思っているだろうね。
表彰式後インタビュー
ジロでは区間2勝目、またシーズンで9勝目なので本当に嬉しいよ。前回のスプリントステージで集団後方でスプリントを諦めたダイネーゼに対し「なぜトライしないんだ?」と話していたんだ。そして今回、彼は積極的なスプリントを見せた。
他の人には「なぜミランの背後につかないんだ」と意見されることがある。僕は誰か特定のスプリンターにフォーカスすることが好きじゃない。実際、このスプリントではそれをせずに勝つことができた。
区間2位&マリアチクラミーノ ジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
(リードアウトから)どこで離れてしまったのかは覚えていない。だが彼らの走りが完璧であったことは間違いない。だから勝てなかったのは僕のせいだし、チームメイトに申し訳なく思う。
最終コーナーからフィニッシュまでの距離が短いことは把握していたので、そこでの位置取りの重要さは分かっていた。だがまさにそこで失敗してしまった。
区間3位 カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
集団前方でスプリントを始めたいと思っており、その願いが叶った。しかしティム(メルリール)とジョナサン(ミラン)が強すぎた。それだけのことだ。
向かい風のなかスプリント開始のタイミングが早すぎたのかもしれないが、言い訳ができないほど周りの選手が速かった。僕はピュアスプリンターではないので、もう少し登りがあったほうが勝利には近づける。結果には満足していないものの、自分の脚の状態には概ね満足しているよ。
区間8位 カレブ・ユアン(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー)
残り400mのコーナーで集団は乱れ、チームメイトもいなかったので位置を下げてしまった。
逃げに乗ったミッケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、EFエデュケーション・イージーポスト)
今日のコースは良く知っている道だった。なぜなら僕はこの辺りに暮らし、家族も住んでいるのだからね。だから逃げに乗る特別なレースとなった。テクニカルなコースなので僕らは勝利を信じて逃げ続けた。
プロトンが1分以上のリードを与えてくれなかったので、皆と話し合いそのままのペースを保ったんだ。そうすれば誰かが加わってくれると思ったからね。そしたらエドアルド(アッフィニ)という強い選手が来てくれた。また昨日のステージで勝利したシュタインハウザーも、僕に逃げるモチベーションを与えてくれた。
マリアローザ タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
ジロも終盤に差し掛かり、皆疲れてきている。だからこそ今日は安全を優先した。スタート時は雨が降っていたが、フィニッシュの時は幸運にも止んでいた。雨が降っていればもっと混沌としたスプリントになっていただろうね。
明日のステージも易しくないが、集中しなければならないのは(第19ステージの)モンテ・グラッパ。そこまで良いコンディションを保たねばならない。
text:Sotaro.Arakawa
photo:RCS Sport
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