2024/03/07(木) - 12:40
サバイバルな登りスプリントで争われたティレーノ~アドリアティコ3日目は、フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス)が勝利。新城幸也のアシスト実り、バーレーンがパリ〜ニース第4ステージの同日に勝利した。
ティレーノ~アドリアティコは3日目にしてティレニア海を離れ、アペニン山脈に至る平坦ステージ。距離は今大会最長かつミラノ〜サンレモ(3月16日)を意識するかのように長距離な225kmで、フィニッシュに向かって緩やかに上がる勾配がスプリントのアクセントとなった。
2日連続で逃げに乗ったヤン・ストックリ(スイス、コラテック・ヴィーニファンティーニ)とコンビを組んだのは、地元イタリア出身のサムエーレ・ゾッカラート(VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)。UAEチームエミレーツが先導するメイン集団に対し、最大11分差をつけた2人は順調に距離を消化していった。
寒空に加え時折雨が振りつけるなか、残り84.1km地点の中間スプリントを逃げの2人が4分50秒のリードで通過する。そして3番手通過はニールソン・パウレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)が総合首位のフアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)を退けて-1秒のボーナスタイムを獲得。その後前日の落車で左手首を痛めたクリストファー・フルーム(イギリス、イスラエル・プレミアテック)を含むプロトンは逃げを捉え、フィニッシュが引かれたグアルド・タディーノの街になだれ込んだ。
リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)を先頭にフィニッシュ手前の山岳カテゴリーのついた丘を通過し、前日勝者のヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)らスプリンターの位置取り争いが激しさを増す。フィニッシュライン手前1kmの登りと鋭角な左コーナーを越え、スーダル・クイックステップの隊列が崩壊するなかイスラエル・プレミアテックが先頭でトレインを組んだ。
フィル・バウハウス(ドイツ)のために集団先頭で人数を揃えたバーレーン・ヴィクトリアスが最後の左コーナーをクリアするなか、集団前方付近にいたフィリプセンが落車。それにより先頭は8名程度に絞られ、緩斜面でケヴィン・ヴォークラン(フランス、アルケアB&Bホテルズ)が踏み込む。しかしバウハウスがヴォークランを抜き、迫るジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)を退けた。
「今年最初の勝利であることはもちろん、2023年のツアー・ダウンアンダー以来1年振りの勝利だ。今日のスプリントは厳しかったものの、チームが僕の勝利を信じてくれた。チームメイトの力なしで勝つことはできなかった」とバウハウスは喜ぶ。またパリ〜ニースでサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)が勝利したため、この日バーレーンは両ワールドツアーで勝利を収めた。
2位にはミラン、3位にはヴォークランが入り、先頭と同タイムでフィニッシュしたフアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)が総合首位をキープした。
翌日はアルペン山脈を越え、アドリア海に至る207kmのステージ。コース前半の山岳以外は下りと平坦路のため、3日連続の集団スプリントが濃厚だ。
ティレーノ~アドリアティコは3日目にしてティレニア海を離れ、アペニン山脈に至る平坦ステージ。距離は今大会最長かつミラノ〜サンレモ(3月16日)を意識するかのように長距離な225kmで、フィニッシュに向かって緩やかに上がる勾配がスプリントのアクセントとなった。
2日連続で逃げに乗ったヤン・ストックリ(スイス、コラテック・ヴィーニファンティーニ)とコンビを組んだのは、地元イタリア出身のサムエーレ・ゾッカラート(VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)。UAEチームエミレーツが先導するメイン集団に対し、最大11分差をつけた2人は順調に距離を消化していった。
寒空に加え時折雨が振りつけるなか、残り84.1km地点の中間スプリントを逃げの2人が4分50秒のリードで通過する。そして3番手通過はニールソン・パウレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)が総合首位のフアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)を退けて-1秒のボーナスタイムを獲得。その後前日の落車で左手首を痛めたクリストファー・フルーム(イギリス、イスラエル・プレミアテック)を含むプロトンは逃げを捉え、フィニッシュが引かれたグアルド・タディーノの街になだれ込んだ。
リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)を先頭にフィニッシュ手前の山岳カテゴリーのついた丘を通過し、前日勝者のヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)らスプリンターの位置取り争いが激しさを増す。フィニッシュライン手前1kmの登りと鋭角な左コーナーを越え、スーダル・クイックステップの隊列が崩壊するなかイスラエル・プレミアテックが先頭でトレインを組んだ。
フィル・バウハウス(ドイツ)のために集団先頭で人数を揃えたバーレーン・ヴィクトリアスが最後の左コーナーをクリアするなか、集団前方付近にいたフィリプセンが落車。それにより先頭は8名程度に絞られ、緩斜面でケヴィン・ヴォークラン(フランス、アルケアB&Bホテルズ)が踏み込む。しかしバウハウスがヴォークランを抜き、迫るジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)を退けた。
「今年最初の勝利であることはもちろん、2023年のツアー・ダウンアンダー以来1年振りの勝利だ。今日のスプリントは厳しかったものの、チームが僕の勝利を信じてくれた。チームメイトの力なしで勝つことはできなかった」とバウハウスは喜ぶ。またパリ〜ニースでサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)が勝利したため、この日バーレーンは両ワールドツアーで勝利を収めた。
2位にはミラン、3位にはヴォークランが入り、先頭と同タイムでフィニッシュしたフアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)が総合首位をキープした。
翌日はアルペン山脈を越え、アドリア海に至る207kmのステージ。コース前半の山岳以外は下りと平坦路のため、3日連続の集団スプリントが濃厚だ。
ティレーノ〜アドリアティコ2024第3ステージ結果
1位 | フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス) | 5:25:51 |
2位 | ジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) | |
3位 | ケヴィン・ヴォークラン(フランス、アルケアB&Bホテルズ) | |
4位 | アルベルト・ベッティオル(イタリア、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
5位 | アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、デカトロンAG2Rラモンディアル) | |
6位 | シモーネ・ヴェラスコ(イタリア、アスタナ・カザクスタン) | |
7位 | ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
8位 | マリウス・マイヤーホーファー(ドイツ、チューダー・プロサイクリング) | |
9位 | ケヴィン・ヴェルマーク(アメリカ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | |
10位 | ニキアス・アルント(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス) |
個人総合成績
1位 | フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ) | 10:09:22 |
2位 | ジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) | +0:06 |
3位 | ケヴィン・ヴェルマーク(アメリカ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | +0:14 |
4位 | アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:17 |
5位 | ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:22 |
6位 | ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJ) | |
7位 | ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:24 |
8位 | ニールソン・パウレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:26 |
9位 | マックス・プール(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | |
10位 | レナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) |
その他の特別賞
ポイント賞 | ジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) |
山岳賞 | リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) |
ヤングライダー賞 | フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ) |
チーム総合成績 | UAEチームエミレーツ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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