2023/09/10(日) - 11:45
フィニッシュ後に涙を流したレムコ・エヴェネプールは「ネガティブな考えを振り払い掴んだ勝利」と喜んだ。惜しくも敗れたバルデや勝者を称えるクスなど、ブエルタ第14ステージを終えた選手たちのコメントを紹介します。
区間優勝&山岳賞 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
レース直後インタビュー
昨日は難しい日となり、夜はあまり眠ることができなかった。ネガティブな考えにも思い悩まされたが、今朝は「とにかく行こう。ベストを尽くそう」と気合を入れた。今日のコースは総合争いにも重要なステージだったので試走していたんだ。だから登りのレイアウトも熟知しており、同時にその厳しさも知っていた。今大会2度目の勝利を飾ることができ、本当に嬉しいよ。
今日は序盤からフルガス(全力)で踏み、調子も良かった。だから逃げを狙う全ての動きに反応し、逃げ集団に入ることができた。最初は1人だったが、チームメイトのマティア・カッタネオも加わってくれ、最初の山岳で良い牽引を見せてくれた。
最初にフアン・ロペスがアタックし、僕はカウンターを仕掛けた。その後下りで後続との差を拡げ、(共に飛び出した)ロマン(バルデ)は本当に協力的だった。彼に「平坦路でローテーションを回ってくれるのであれば、登りは僕が牽く」と伝えた。最後は彼を引き離すことができるか分からなかったが、勝利を掴むことができた。
表彰式後インタビュー
昨日の難しい状況に合った僕を、妻とクレース(ローデヴィック監督)が励ましてくれた。大きな目標を失い落ち込む僕に、たくさん言葉をかけてくれた。特に妻の「チャンピオンはいつもペダルでその答えを示すもの」と言ってくれ、それがやる気に繋がった。
睡眠を十分に取ることができなかったが、レース前にバスで仮眠したんだ。それがパワーナップとなり身体に力を与えてくれた。更にこのブエルタでの走りは来年のツール・ド・フランスに繋がる。ステージを勝ち、山岳賞ジャージも獲得した。棄権せず走ったことが、それほど悪い選択ではなかったということだ。
レース後にエヴェネプールがSNSに投稿した文章
大事なのは何が起きたのではなく、それを受けどう行動するか。僕は決して諦めない。
区間2位 ロマン・バルデ(フランス、DSM・フィルメニッヒ)
一日を通してフルガスだった。チームは僕を逃げに送るべくサポートしてくれた。最初の山岳でレムコが仕掛け、僕はついていっただけ。僕らは協力してレースの先頭を走ることを楽しんだ。ここまで調子を落とし、苦しんだステージもあったんだ。だから彼と戦うことができるまで回復することができて嬉しかった。
この結果には全く落ち込んでいない。また力を尽くしたので後悔もない。単純にレムコの方が強かっただけ。彼はステージを通して力を使い、そんな彼に僕はついていくことができなかった。来週に訪れるであろうチャンスに向け、自信になる日となった。
山岳賞を狙い区間5位に入ったマイケル・ストーラー(オーストラリア、グルパマFDJ)
序盤からレースはとても速いスピードで進み、チームメイトの助けもあり逃げに乗ることができた。レムコが早い段階で仕掛けたことは驚いた。彼にはカッタネオもいたので予想外の動きだった。序盤の平坦路を走る彼のスピードは信じられないものだった。アタックの全てに反応し、普通の選手だったら登りの前に力が尽きるだろう。いままで見たこと無い走りだったよ。
(エヴェネプールがアタックした時)僕もロマン(バルデ)の後ろにつくことができればよかったが、どうせ最終山岳で引き離されていただろう。そうすればステージ3位は確保できたと思うが、ただ食らいつくだけだっただろう。調子自体は良いので来週、また狙いにいくつもりだ。
マイヨロホ セップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)
(エヴェネプールの走りは)本当に素晴らしい。前日からの見事な復活となった。彼の勝利は僕も嬉しいし、脱帽だよ。今日、彼が動いてくるだろうということは分かっていた。また逃げが活発化するステージとも予想していた。
2つ目のラッラウ峠で総合上位勢が仕掛けてくるだろうと思っていた。だから僕らは固まって走ることに集中していた。そして無事、集団が一つのままフィニッシュにたどり着くことができた。
総合4位&ヤングライダー賞 フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)
(エヴェネプールの勝利は)ロードの前世界王者しかできないカムバックの仕方。既に彼に祝福を伝え、彼の走りは見ていないが本当に素晴らしいよね。これほど早く復活できるなんてさすがチャンピオンだ。
とても強いユンボ相手にアタックするのは難しかったが、脚の調子が良かったので試してみた。僕らにできることは攻め続け、彼らのバッドデイなどを祈るのみだ(笑)。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
区間優勝&山岳賞 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
レース直後インタビュー
昨日は難しい日となり、夜はあまり眠ることができなかった。ネガティブな考えにも思い悩まされたが、今朝は「とにかく行こう。ベストを尽くそう」と気合を入れた。今日のコースは総合争いにも重要なステージだったので試走していたんだ。だから登りのレイアウトも熟知しており、同時にその厳しさも知っていた。今大会2度目の勝利を飾ることができ、本当に嬉しいよ。
今日は序盤からフルガス(全力)で踏み、調子も良かった。だから逃げを狙う全ての動きに反応し、逃げ集団に入ることができた。最初は1人だったが、チームメイトのマティア・カッタネオも加わってくれ、最初の山岳で良い牽引を見せてくれた。
最初にフアン・ロペスがアタックし、僕はカウンターを仕掛けた。その後下りで後続との差を拡げ、(共に飛び出した)ロマン(バルデ)は本当に協力的だった。彼に「平坦路でローテーションを回ってくれるのであれば、登りは僕が牽く」と伝えた。最後は彼を引き離すことができるか分からなかったが、勝利を掴むことができた。
表彰式後インタビュー
昨日の難しい状況に合った僕を、妻とクレース(ローデヴィック監督)が励ましてくれた。大きな目標を失い落ち込む僕に、たくさん言葉をかけてくれた。特に妻の「チャンピオンはいつもペダルでその答えを示すもの」と言ってくれ、それがやる気に繋がった。
睡眠を十分に取ることができなかったが、レース前にバスで仮眠したんだ。それがパワーナップとなり身体に力を与えてくれた。更にこのブエルタでの走りは来年のツール・ド・フランスに繋がる。ステージを勝ち、山岳賞ジャージも獲得した。棄権せず走ったことが、それほど悪い選択ではなかったということだ。
レース後にエヴェネプールがSNSに投稿した文章
大事なのは何が起きたのではなく、それを受けどう行動するか。僕は決して諦めない。
区間2位 ロマン・バルデ(フランス、DSM・フィルメニッヒ)
一日を通してフルガスだった。チームは僕を逃げに送るべくサポートしてくれた。最初の山岳でレムコが仕掛け、僕はついていっただけ。僕らは協力してレースの先頭を走ることを楽しんだ。ここまで調子を落とし、苦しんだステージもあったんだ。だから彼と戦うことができるまで回復することができて嬉しかった。
この結果には全く落ち込んでいない。また力を尽くしたので後悔もない。単純にレムコの方が強かっただけ。彼はステージを通して力を使い、そんな彼に僕はついていくことができなかった。来週に訪れるであろうチャンスに向け、自信になる日となった。
山岳賞を狙い区間5位に入ったマイケル・ストーラー(オーストラリア、グルパマFDJ)
序盤からレースはとても速いスピードで進み、チームメイトの助けもあり逃げに乗ることができた。レムコが早い段階で仕掛けたことは驚いた。彼にはカッタネオもいたので予想外の動きだった。序盤の平坦路を走る彼のスピードは信じられないものだった。アタックの全てに反応し、普通の選手だったら登りの前に力が尽きるだろう。いままで見たこと無い走りだったよ。
(エヴェネプールがアタックした時)僕もロマン(バルデ)の後ろにつくことができればよかったが、どうせ最終山岳で引き離されていただろう。そうすればステージ3位は確保できたと思うが、ただ食らいつくだけだっただろう。調子自体は良いので来週、また狙いにいくつもりだ。
マイヨロホ セップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)
(エヴェネプールの走りは)本当に素晴らしい。前日からの見事な復活となった。彼の勝利は僕も嬉しいし、脱帽だよ。今日、彼が動いてくるだろうということは分かっていた。また逃げが活発化するステージとも予想していた。
2つ目のラッラウ峠で総合上位勢が仕掛けてくるだろうと思っていた。だから僕らは固まって走ることに集中していた。そして無事、集団が一つのままフィニッシュにたどり着くことができた。
総合4位&ヤングライダー賞 フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)
(エヴェネプールの勝利は)ロードの前世界王者しかできないカムバックの仕方。既に彼に祝福を伝え、彼の走りは見ていないが本当に素晴らしいよね。これほど早く復活できるなんてさすがチャンピオンだ。
とても強いユンボ相手にアタックするのは難しかったが、脚の調子が良かったので試してみた。僕らにできることは攻め続け、彼らのバッドデイなどを祈るのみだ(笑)。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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