2023/07/13(木) - 12:00
「選手の中で僕が一番の幸せ者」と、この日も圧巻のスピードで勝利したヤスペル・フィリプセンはコメント。悔しさを語るフルーネウェーヘンやヤコブセンの状態を伝えるモルコフなど、ツール第11ステージを終えた選手たちの言葉を紹介します。
区間優勝&マイヨヴェール(ポイント賞)ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)
レース直後インタビュー
ここまで信じられないほど素晴らしいツールになっている。また、この勝利によって全てが思い通りに進んでいると改めて認識することができた。とても誇りに思うし、自分の調子に満足している。特に今日は混沌とした最終盤を自らの力で越えていく、大きな挑戦となった。
―それに今日はマチュー・ファンデルプールに頼ることなく勝利を挙げた。
そうだね。彼がいなくとも勝てることを証明した。もちろん彼がいればより簡単に勝てるが、今日は自分で背後につく選手を探し、スプリントするスペースを見つることができた。混沌とした中で落車の危険もあったが、フルーネウェーヘンの背後につくことができ、彼が早めにスプリントを開始したおかげで勝つことができた。
スプリントの機会はあと3つ残されているが、逃げ切りを試みる選手もいるだろう。既に4勝を挙げ、パリまでこのマイヨヴェールを守りたい。最終的なジャージ獲得に向けてよいリードを築くことができ、来るアルプスに安心して臨むことができる。
表彰式後インタビュー
ここにいる選手の中で、僕が一番の幸せだ。ウノエックスはもちろん、ジェイコも良いリードアウトを見せた。そしてフルーネウェーヘンが結果的に僕を勝利へと導いてくれた。おそらくマチューは明日のために力を温存したかったのだろう。また調子が万全でないとも言っていた。もちろんそれによってプランに変更が加わった。また彼が不在のスプリントは難易度が上がるものの、何とか勝利することができた。
区間2位 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)
もちろん2位のために走っているわけではない。最終盤では集団の後方にいたものの、ルカ(メズゲッツ)が引き上げてくると信じていた。そして彼のリードアウトからクリストフの背後についたのだが、スピードが上がらなかったので自分でスプリントを開始した。フィニッシュまで距離があると思ったものの、スプリントを開始した瞬間「今日は僕らの日だ」と思った。だが、フィリプセンの方が速かった。
あと2、3つあるスプリントステージでは諦めることなく勝利を狙う。第3週目はスプリンターにとっては辛い1週間になるが、パリでの勝利を目指すよ。
区間3位 フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス)
正直、スタートから脚の調子は良くなかった。だが集中力が高まり、アドレナリンが出てくると次第にマシになっていた。今日のフレッド(ライト)は強く、ラスト1kmで僕をフルーネウェーヘンの後ろまで連れて行ってくれた。だが、やはり最終盤になっても脚はなかった。だから今日は3位が最良の結果だろう。
16位と勝負に絡むことができなかったヤコブセンについて語るミケル・モルコフ(デンマーク、スーダル・クイックステップ)
チームとしてまとまることができれば、ファビオ(ヤコブセン)はスプリント勝負に加わることができただろう。今日の彼はとても頑張ったと思うし、調子も良さそうだった。だから次の機会では再びスプリントに絡むことができるだろう。
前日のスタート前に”フィニッシュ直後にレースを去る”という噂が広まったワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)
噂の出処を突き止めないといけないとは思うが…正直、どうでもいい(笑)。僕はここにいるし、レースへのやる気に満ちあふれている。
誤解を招いたことを謝罪したマティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック)
馬鹿なことをしてしまい、申し訳なく思っている。第10ステージ直前のミーティングでそのこと(ファンアールトのリタイア)について話し合ったんだ。その後デンマークのTV取材に対し「ユンボ・ヴィスマはレースを去るファンアールトのために全力で勝利を狙いにくる」と発言してしまった。その後、彼(ファンアールト)からテキストメッセージが届き、僕もそれに返信をした。この後彼に謝罪することで、この問題が収束することを願っている。
text:Sotaro.Arakawa
photo:So Isobe, CorVos
区間優勝&マイヨヴェール(ポイント賞)ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)
レース直後インタビュー
ここまで信じられないほど素晴らしいツールになっている。また、この勝利によって全てが思い通りに進んでいると改めて認識することができた。とても誇りに思うし、自分の調子に満足している。特に今日は混沌とした最終盤を自らの力で越えていく、大きな挑戦となった。
―それに今日はマチュー・ファンデルプールに頼ることなく勝利を挙げた。
そうだね。彼がいなくとも勝てることを証明した。もちろん彼がいればより簡単に勝てるが、今日は自分で背後につく選手を探し、スプリントするスペースを見つることができた。混沌とした中で落車の危険もあったが、フルーネウェーヘンの背後につくことができ、彼が早めにスプリントを開始したおかげで勝つことができた。
スプリントの機会はあと3つ残されているが、逃げ切りを試みる選手もいるだろう。既に4勝を挙げ、パリまでこのマイヨヴェールを守りたい。最終的なジャージ獲得に向けてよいリードを築くことができ、来るアルプスに安心して臨むことができる。
表彰式後インタビュー
ここにいる選手の中で、僕が一番の幸せだ。ウノエックスはもちろん、ジェイコも良いリードアウトを見せた。そしてフルーネウェーヘンが結果的に僕を勝利へと導いてくれた。おそらくマチューは明日のために力を温存したかったのだろう。また調子が万全でないとも言っていた。もちろんそれによってプランに変更が加わった。また彼が不在のスプリントは難易度が上がるものの、何とか勝利することができた。
区間2位 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)
もちろん2位のために走っているわけではない。最終盤では集団の後方にいたものの、ルカ(メズゲッツ)が引き上げてくると信じていた。そして彼のリードアウトからクリストフの背後についたのだが、スピードが上がらなかったので自分でスプリントを開始した。フィニッシュまで距離があると思ったものの、スプリントを開始した瞬間「今日は僕らの日だ」と思った。だが、フィリプセンの方が速かった。
あと2、3つあるスプリントステージでは諦めることなく勝利を狙う。第3週目はスプリンターにとっては辛い1週間になるが、パリでの勝利を目指すよ。
区間3位 フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス)
正直、スタートから脚の調子は良くなかった。だが集中力が高まり、アドレナリンが出てくると次第にマシになっていた。今日のフレッド(ライト)は強く、ラスト1kmで僕をフルーネウェーヘンの後ろまで連れて行ってくれた。だが、やはり最終盤になっても脚はなかった。だから今日は3位が最良の結果だろう。
16位と勝負に絡むことができなかったヤコブセンについて語るミケル・モルコフ(デンマーク、スーダル・クイックステップ)
チームとしてまとまることができれば、ファビオ(ヤコブセン)はスプリント勝負に加わることができただろう。今日の彼はとても頑張ったと思うし、調子も良さそうだった。だから次の機会では再びスプリントに絡むことができるだろう。
前日のスタート前に”フィニッシュ直後にレースを去る”という噂が広まったワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)
噂の出処を突き止めないといけないとは思うが…正直、どうでもいい(笑)。僕はここにいるし、レースへのやる気に満ちあふれている。
誤解を招いたことを謝罪したマティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック)
馬鹿なことをしてしまい、申し訳なく思っている。第10ステージ直前のミーティングでそのこと(ファンアールトのリタイア)について話し合ったんだ。その後デンマークのTV取材に対し「ユンボ・ヴィスマはレースを去るファンアールトのために全力で勝利を狙いにくる」と発言してしまった。その後、彼(ファンアールト)からテキストメッセージが届き、僕もそれに返信をした。この後彼に謝罪することで、この問題が収束することを願っている。
text:Sotaro.Arakawa
photo:So Isobe, CorVos
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