2023/06/08(木) - 12:15
ジロ・デ・イタリアで連日逃げ、総合敢闘賞に輝いたデレク・ジー(カナダ)がイスラエル・プレミアテックとの契約を更新した。2028年までの5年契約は、現時点でフアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)に並ぶプロトン最長だ。
プロ1年目のデレク・ジー(カナダ)がジロ・デ・イタリアでの活躍直後、5年という長期契約を掴み取った。「自転車界において5年契約は長いものの、チームメイトやスタッフ、監督、首脳陣が指し示す方向性が明確だったため新しい契約を結ぶことに迷いはなかった。これによってジロ以前では考えもしなかった選手としての新たな方向に、安心して挑戦することができる」と、ジーはコメントしている。
ジーはチームオーナーであるシルヴァン・アダムス氏と同じカナダ出身の25歳。ロードレースと並行して行っていたトラック競技では2017、18年のカナダ選手権で五冠を達成し、東京五輪にはマディソンとチームパシュートで出場した。その翌年にイスラエルの下部チーム加入後、カナダ国内TT選手権での優勝などが認められ今年トップチームに昇格した。
そして初出場となったジロでは7ステージで逃げに乗り、2位に4度入る活躍を見せたジー。その結果、山岳賞とポイント賞のランキングで2位に入り、総合敢闘賞を獲得するなど自転車界にその名が知れ渡った。
アダムス氏はジーについて「(マスターズで競い合った)彼の父親に連れられレースを見に来ていた時からデレク(ジー)のことは知っている。その彼をU23チームで獲得し、今年のジロではプロ選手たち相手でも賢くレースできることを証明した。我々のチームと同じように彼の物語は始まったばかり。近い将来、彼には大きな成果を期待している」と話している。
そしてジーは「今年からワールドツアーという名誉あるレースを走ることができ、素晴らしい経験を積んでいる。そしてチームが僕に寄せる信頼が自分への自信をより強くしてくれた。ジロでの結果は自分の予想を遥かに超えたものであり、この1週間でようやくその実感が湧いてきた」とコメント。「正直、どんな選手を目指せばいいのかまだわかっていない。だがジロで何度も2位になり、勝利への欲望が一層強くなった。このチームで過ごす5年間が楽しみだ」と今後について語った。
text:Sotaro.Arakawa
プロ1年目のデレク・ジー(カナダ)がジロ・デ・イタリアでの活躍直後、5年という長期契約を掴み取った。「自転車界において5年契約は長いものの、チームメイトやスタッフ、監督、首脳陣が指し示す方向性が明確だったため新しい契約を結ぶことに迷いはなかった。これによってジロ以前では考えもしなかった選手としての新たな方向に、安心して挑戦することができる」と、ジーはコメントしている。
ジーはチームオーナーであるシルヴァン・アダムス氏と同じカナダ出身の25歳。ロードレースと並行して行っていたトラック競技では2017、18年のカナダ選手権で五冠を達成し、東京五輪にはマディソンとチームパシュートで出場した。その翌年にイスラエルの下部チーム加入後、カナダ国内TT選手権での優勝などが認められ今年トップチームに昇格した。
そして初出場となったジロでは7ステージで逃げに乗り、2位に4度入る活躍を見せたジー。その結果、山岳賞とポイント賞のランキングで2位に入り、総合敢闘賞を獲得するなど自転車界にその名が知れ渡った。
アダムス氏はジーについて「(マスターズで競い合った)彼の父親に連れられレースを見に来ていた時からデレク(ジー)のことは知っている。その彼をU23チームで獲得し、今年のジロではプロ選手たち相手でも賢くレースできることを証明した。我々のチームと同じように彼の物語は始まったばかり。近い将来、彼には大きな成果を期待している」と話している。
そしてジーは「今年からワールドツアーという名誉あるレースを走ることができ、素晴らしい経験を積んでいる。そしてチームが僕に寄せる信頼が自分への自信をより強くしてくれた。ジロでの結果は自分の予想を遥かに超えたものであり、この1週間でようやくその実感が湧いてきた」とコメント。「正直、どんな選手を目指せばいいのかまだわかっていない。だがジロで何度も2位になり、勝利への欲望が一層強くなった。このチームで過ごす5年間が楽しみだ」と今後について語った。
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