2023/06/05(月) - 08:15
ツール・ド・フランスの前哨戦ことクリテリウム・デュ・ドーフィネが開幕。逃げ切り目前のヘレホーツをフィニッシュ手前25mでクリストフ・ラポルト(フランス、ユンボ・ヴィスマ)が捉え、初日勝者に輝いた。
ツール・ド・フランスの前哨戦として知られるクリテリウム・デュ・ドーフィネ(UCIワールドツアー)。シャンボン・シュル・ラックを発着する158kmで行われた初日は5つの4級山岳が詰め込まれたアップダウンコースで、獲得標高差は3,000mに迫る。後半は4級山岳ロシェ・ド・レーグル(距離1km/平均7.3%)を含む23kmコースを3周するため、決してスプリンター向きではない。
スタートして僅か10kmで逃げグループは形成された。ドリアン・ゴドン(AG2Rシトロエン)とドナヴァン・グロンダン(アルケア・サムシック)という地元フランスの2人が逃げ、そこにベルギー出身の3人が加わる計5名がエスケープ。グロンダンがカテゴリー山岳を連続でトップ通過しながら、ボーラ・ハンスグローエやユンボ・ヴィスマが牽引するメイン集団に最大2分40秒のリードを築いた。
雨が降っては止むを繰り返したこの日は、濡れた路面に残り81km地点で落車が発生する。巻き込まれたユーゴ・パージュ(フランス、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)が棄権を選び、この日の優勝候補であったイーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)も2度の落車でレースを去った。
グロンダンとファビオ・ファンデンボッセ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)が遅れ、3名となった逃げグループは残り2周回目に突入。それを追うプロトンは集団スプリントに持ち込みたいボーラ・ハンスグローエが牽引していたものの、そのエーススプリンターであるサム・ベネット(アイルランド)が遅れ、続いてディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)も脱落した。
最終周回に入り、メイン集団先頭ではジュリアン・アラフィリップ(フランス)を擁するスーダル・クイックステップが人数を集め、ユンボ・ヴィスマは新加入のハンガリー王者アッティラ・ヴァルテルを牽引に送る。その後プロトンは目視できるまで逃げ集団との差を詰めたものの、唯一ルネ・ヘレホーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)がそれに抗った。
一時は6秒差まで迫られたヘレホーツだったが、アップダウンを巧みに利用してタイム差を1秒ずつ積み重ねる。一方のメイン集団はスプリンターを失ったチームが牽引に加わらなかったため、ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)の安全確保とクリストフ・ラポルト(フランス)でのスプリント勝利を目指すユンボが牽引を継続する。そのためヘレホーツの差は思うように縮まらず、フラムルージュ(残り1km地点)を14秒差で通過した。
今年からアンテルマルシェに加入し、勝てば金星となる24歳のヘレホーツは単独で残り150mからの最終ストレートに突入。その後方ではヴィンゲゴーのリードアウトからラポルトがスプリントを開始し、ラポルトとマッテオ・トレンティン(イタリア、UAEチームエミレーツ)がフィニッシュ手前25mでヘレホーツをキャッチ。そのままラポルトは先頭でフィニッシュラインを通過し、ドーフィネ初日勝者に輝いた。
「難しく緊張感のあるステージだった。ヘレホーツが逃げ続ける中での下りは危険だったが、チームは僕とヨナス(ヴィンゲゴー)を集団先頭で守ってくれた。ヨナスのリードアウトは素晴らしく、最高の形で大会をスタートすることができた」と、ラポルトは今季3勝目を喜んだ。
一方、勝利を目前に敗れたヘレホーツは「全力を尽くしたので後悔はない。ユンボ・ヴィスマはすべてを賭けて勝利を狙ってきた。もちろんヴィンゲゴーのリードは余計だったが(笑)、区間3位とヤングライダー賞ジャージは嬉しい。でも、あと少しだけ力が残っていれば!」と、悔しさを素直に表現している。
翌日も3級と4級山岳を2つずつ越える丘陵ステージ。最後の4級山岳(距離1km/平均8%)がフィニッシュ手前8.7kmに登場するためピュアスプリンターには厳しいレイアウトのため、再び逃げとプロトンとの駆け引きが期待される。
ツール・ド・フランスの前哨戦として知られるクリテリウム・デュ・ドーフィネ(UCIワールドツアー)。シャンボン・シュル・ラックを発着する158kmで行われた初日は5つの4級山岳が詰め込まれたアップダウンコースで、獲得標高差は3,000mに迫る。後半は4級山岳ロシェ・ド・レーグル(距離1km/平均7.3%)を含む23kmコースを3周するため、決してスプリンター向きではない。
スタートして僅か10kmで逃げグループは形成された。ドリアン・ゴドン(AG2Rシトロエン)とドナヴァン・グロンダン(アルケア・サムシック)という地元フランスの2人が逃げ、そこにベルギー出身の3人が加わる計5名がエスケープ。グロンダンがカテゴリー山岳を連続でトップ通過しながら、ボーラ・ハンスグローエやユンボ・ヴィスマが牽引するメイン集団に最大2分40秒のリードを築いた。
雨が降っては止むを繰り返したこの日は、濡れた路面に残り81km地点で落車が発生する。巻き込まれたユーゴ・パージュ(フランス、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)が棄権を選び、この日の優勝候補であったイーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)も2度の落車でレースを去った。
グロンダンとファビオ・ファンデンボッセ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)が遅れ、3名となった逃げグループは残り2周回目に突入。それを追うプロトンは集団スプリントに持ち込みたいボーラ・ハンスグローエが牽引していたものの、そのエーススプリンターであるサム・ベネット(アイルランド)が遅れ、続いてディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)も脱落した。
最終周回に入り、メイン集団先頭ではジュリアン・アラフィリップ(フランス)を擁するスーダル・クイックステップが人数を集め、ユンボ・ヴィスマは新加入のハンガリー王者アッティラ・ヴァルテルを牽引に送る。その後プロトンは目視できるまで逃げ集団との差を詰めたものの、唯一ルネ・ヘレホーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)がそれに抗った。
一時は6秒差まで迫られたヘレホーツだったが、アップダウンを巧みに利用してタイム差を1秒ずつ積み重ねる。一方のメイン集団はスプリンターを失ったチームが牽引に加わらなかったため、ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)の安全確保とクリストフ・ラポルト(フランス)でのスプリント勝利を目指すユンボが牽引を継続する。そのためヘレホーツの差は思うように縮まらず、フラムルージュ(残り1km地点)を14秒差で通過した。
今年からアンテルマルシェに加入し、勝てば金星となる24歳のヘレホーツは単独で残り150mからの最終ストレートに突入。その後方ではヴィンゲゴーのリードアウトからラポルトがスプリントを開始し、ラポルトとマッテオ・トレンティン(イタリア、UAEチームエミレーツ)がフィニッシュ手前25mでヘレホーツをキャッチ。そのままラポルトは先頭でフィニッシュラインを通過し、ドーフィネ初日勝者に輝いた。
「難しく緊張感のあるステージだった。ヘレホーツが逃げ続ける中での下りは危険だったが、チームは僕とヨナス(ヴィンゲゴー)を集団先頭で守ってくれた。ヨナスのリードアウトは素晴らしく、最高の形で大会をスタートすることができた」と、ラポルトは今季3勝目を喜んだ。
一方、勝利を目前に敗れたヘレホーツは「全力を尽くしたので後悔はない。ユンボ・ヴィスマはすべてを賭けて勝利を狙ってきた。もちろんヴィンゲゴーのリードは余計だったが(笑)、区間3位とヤングライダー賞ジャージは嬉しい。でも、あと少しだけ力が残っていれば!」と、悔しさを素直に表現している。
翌日も3級と4級山岳を2つずつ越える丘陵ステージ。最後の4級山岳(距離1km/平均8%)がフィニッシュ手前8.7kmに登場するためピュアスプリンターには厳しいレイアウトのため、再び逃げとプロトンとの駆け引きが期待される。
クリテリウム・デュ・ドーフィネ2023第1ステージ結果
1位 | クリストフ・ラポルト(フランス、ユンボ・ヴィスマ) | 3:43:30 |
2位 | マッテオ・トレンティン(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
3位 | ルネ・ヘレホーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) | |
4位 | アクセル・ジングレ(フランス、コフィディス) | |
5位 | マキシム・ファンヒルス(ベルギー、ロット・デスティニー) | |
6位 | ダニー・ファンポッペル(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ) | |
7位 | アンドレア・バジオーリ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | |
8位 | フレッド・ライト(イギリス、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
9位 | ロバート・スタナード(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク) | |
10位 | マルコ・ブレンナー(ドイツ、チームDSM) |
個人総合成績
1位 | クリストフ・ラポルト(フランス、ユンボ・ヴィスマ) | 3:43:20 |
2位 | マッテオ・トレンティン(イタリア、UAEチームエミレーツ) | +0:04 |
3位 | ルネ・ヘレホーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) | +0:06 |
4位 | アクセル・ジングレ(フランス、コフィディス) | +0:10 |
5位 | マキシム・ファンヒルス(ベルギー、ロット・デスティニー) | |
6位 | ダニー・ファンポッペル(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ) | |
7位 | アンドレア・バジオーリ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | |
8位 | フレッド・ライト(イギリス、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
9位 | ロバート・スタナード(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク) | |
10位 | マルコ・ブレンナー(ドイツ、チームDSM) |
その他の特別賞
ポイント賞 | クリストフ・ラポルト(フランス、ユンボ・ヴィスマ) |
山岳賞 | ドナヴァン・グロンダン(アルケア・サムシック) |
ヤングライダー賞 | ルネ・ヘレホーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) |
チーム総合成績 | UAEチームエミレーツ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
Amazon.co.jp
Choice GOLDEN WHEY (ゴールデンホエイ) ホエイプロテイン【鮮度を保つ真空パック】 [ 乳酸菌ブレンド/人工甘味料不使用 ] GMOフリー タンパク質摂取 グラスフェッド (プロテイン/国内製造) 天然甘
CHOICE NUTRITION ( チョイス ニュートリション )
¥5,980 (¥5,980 / 個)
Choice KETO PROTEIN (ケトプロテイン) MRP プロテイン ダブルココア 1.08kg【鮮度を保つ真空パック】 [ 人工甘味料 GMOフリー ] 食事代わり グラスフェッド 国内製造
CHOICE NUTRITION ( チョイス ニュートリション )
¥6,980 (¥6,980 / 個)
Choice GOLDEN ISOLATE ホエイプロテイン 1kg ゴールデンアイソレート 【鮮度を保つ真空パックにリニューアル】 [ 乳酸菌ブレンド/人工甘味料不使用 ] GMOフリー 天然甘味料 ステビア タンパク質 乳
CHOICE NUTRITION ( チョイス ニュートリション )
¥6,780 (¥6,780 / 個)