イタリアのロードナショナル選手権でジョナタン・ミランがスプリント勝利。ドイツの女子エリートではフランシスカ・コッホがTTに続き、ロードとの2冠を達成した。



集団スプリントを制したジョナタン・ミラン(リドル・トレック) photo:CorVos

日本では新潟県南魚沼市を舞台に、全日本自転車選手権ロードの各カテゴリーのマスターズ優勝者が決まった6月27日。遠く離れたイタリアでは男子エリートのナショナル選手権が開催された。

イタリア北西部のピエモンテ州で行われたレースは225kmで、終始平坦路だったため集団スプリントに持ち込まれ、ジョナタン・ミラン(リドル・トレック)が勝利。チームメイトのシモーネ・コンソンニらが途中棄権し、クライマーであるジュリオ・チッコーネに送り出されたミランは、トンマゾ・ダティ(チーム右京)やアレッサンドロ・ロメレ(XDSアスタナ)を下し、自身初となるナショナルジャージを手に入れた。

昨年はツール・ド・フランスに初出場し、区間2勝とともにマイヨヴェール(ポイント賞)を獲得したミラン。今年はジロ・デ・イタリアの最終ステージを制したものの、ピュアスプリンターにはチャンスの少ないと言われる今年のツールには出場しない模様だ。

自身初となるナショナル王者に輝いたジョナタン・ミラン(リドル・トレック) photo:CorVos

その他、この日はヨーロッパで女子エリートのロードレースが多く行われた。スペイン選手権を制したのは、2日前に個人タイムトライアルを制したミレイア・ベニト(AGインシュランス・スーダル)。TTで4連覇を達成したTTスペシャリストが、29歳にしてロードで初優勝。2冠を達成。またドイツでもフランシスカ・コッホ(FDJユナイテッド・スエズ)がTTとロードの2冠。5名の精鋭集団によるスプリントで、リアヌ・リッパート(モビスター)らを退けたコッホが、ロードレース3連覇を果たした。

フランスではプロ2年目の20歳、セリア・ジェリー(FDJユナイテッド・スエズ)が3.3kmを独走。強豪揃うフランスの若きロード王者に輝いた。スイスではシュテフィ・ヘベリン(SDワークス・プロタイム)が連覇を達成し、ポーランドではドミニカ・ヴウォダルチク(UAEチームADQ)が王座を奪還し、2年ぶりの優勝を決めた。

また、アジアの強豪カザフスタンではニコラス・ヴィノクロフ(XDSアスタナ)が、チームメイトで前年覇者であるエフゲニー・フェドロフらを小集団スプリントで下し、初戴冠を果たした。
各国ロードナショナル選手権2026優勝者
イタリア男子エリート ジョナタン・ミラン(リドル・トレック)
スペイン女子エリート ミレイア・ベニト(AGインシュランス・スーダル)
ドイツ女子エリート フランシスカ・コッホ(FDJユナイテッド・スエズ)
フランス女子エリート セリア・ジェリー(FDJユナイテッド・スエズ)
スイス女子エリート シュテフィ・ヘベリン(SDワークス・プロタイム)
ポーランド女子エリート ドミニカ・ヴウォダルチク(UAEチームADQ)
カザフスタン男子エリート ニコラス・ヴィノクロフ(XDSアスタナ)
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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