2023/05/15(月) - 17:02
チームブリヂストンサイクリングのメンバーも着用するウエイブワンのオーダーウェアラインアップから、ヒルクライム用に開発されたレーシングモデル"レジェフィットクレスト半袖ジャージ"と、非常に肌触りが柔らかく伸縮性に富む素材を使用したアウター"ウインドテックジャケット"をテストした。
ウエイブワン レジェフィットクレスト半袖ジャージ
ウェアにもエアロダイナミクスが求められるようになった近年。オーダーウェアを展開するウエイブワンは、トラック競技とロード競技どちらも素晴らしい成績を挙げるチームブリヂストンサイクリングとタッグを組み、パフォーマンスに優れるウェアの開発を進めている。
プロ選手が着用するウェアと同様の製品もオーダーウェアにラインアップされており、ホビーレーサーもオリジナルデザインで製作することが可能となっている。そのレジェフィットから今回はクレストジャージをピックアップしよう。
クレストはヒルクライム用として開発された1着であり、メッシュが多用されていることが特徴。近年はエアロと同時にツール・ド・フランスのような酷暑に対応する全面メッシュのジャージを選手たちが着用するようになったが、2018年にはすでにラインアップされており、ウエイブワンの先見の明が光るモデルだ。
レース用ウェアとして完成度を高めるためにアンダーウェアなどに用いられるフラットシーマ縫製を採用。スリムフィットに仕立てながらも縫製部分が肌面に干渉しないウェアとして作り上げることで快適な着用感を得られる1着を実現している。
使用する素材はレジェハニカムをメインとし、脇部分にメッシュに近いハバナが差し込まれている。これは非常に通気性に優れており、体から放出される熱を素早くウェア外に排出してくれる性能を実現。また、速度域が遅いシチュエーションでも風が体に当たりやすくクーリング性能にも優れていることが特徴。
また低めの襟で走行風でのバタ付きを低減したり、短めの着丈に設定することでファスナーによるダボつきを防ぎ、エアロダイナミクスを高めていることもポイントだ。価格は15,400円(税込)。
–インプレッション
袖を通した瞬間からわかるのは、レジェフィットクレストジャージがレースのために作られたウェアであること。どのレースモデルとも同じようにタイトなフィット感に仕立てられており、体にピタリと沿うようなフィーリングを覚えた。
タイトフィットながら窮屈感がないことがこのジャージの魅力であり、メッシュ生地はやや硬質なストレッチ感がありながらも、着用してみたら自然な感覚で着用することができ、かつダンシングなど体の動きをスムーズにフォローしてくれる性能を持っている。これは脇部分のメッシュ生地やパネリングの設計が良い影響を与えているようだ。
着用感で気になることがあるとすれば袖もタイトな作りのため、腕の太さによってはキツく感じてしまうかもしれない。そのためクレストジャージを検討している方は一度試着してみて、胴回りと腕周りのフィットを確認することが吉。
通気性に関しては見た目通りに優れた性能を備えている。特に熱が放出されやすい脇部分に目の大きなメッシュを配置していることも、放熱性を考えた設計であり、実際にここにメッシュが配置されることでライド中の不快感は軽減されている。胴回りのメイン生地も通気性に優れており、弱い風でも体に直接当たるような感覚があり、暑い真夏日でもウェア内の快適性を保ってくれる。風を受けにくい低速でヒルクライムに挑戦する人におすすめしたい1着だ。
ウエイブワン レジェフィットクレスト半袖ジャージ
男性サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、4L
女性:36、38、40
価格:15,400円(税込)
ウエイブワン ウインドテックジャケット
ウエイブワンのオーダーウェアラインアップの中でも魅力的なアウターが"ウインドテックジャケット"だ。いわゆるウインドブレーカーだが、肌触りがシャカシャカした薄手な一般的な生地ではなく、フレックスシールドという肌触りが柔らかな特殊な素材が用いられていることが特徴。
ストレッチ性にも優れていることがフレックスシールドも魅力であり、ピタリとしたフィット感で着用することが可能となっている。走行風でウェアがばたつきにくく、ダンシングのような動きにも柔軟に追従してくれるため、ライドを通して快適に過ごせるウェアを実現した。
また3分割ポケットが備えられているため、補給食の携行もウインドテックジャケットで1日中過ごすことも可能。従来のウィンドブレーカーと同等の重量と体積に抑えられており、ジャージのポケットに入れて持ち運ぶこともできるため、ウインドテックジャケットの使い勝手は非常に優れていると言えそうだ。価格は17,050円(税込)。
–インプレッション
一般的なウィンドブレーカーとは異なり、長袖ジャージかのような肌触りの生地を使っていることが手に持った時から伝わり、着用してみれば明らかに着心地良いことがわかる1着。生地が肌に直接触れても不快な感覚は一切なく、ウェア内で汗をかいた状態でも生地が肌にピタリと張り付く不快感はないことが嬉しい。
非常に肌触りも心地よいため、一般的なウィンドブレーカーのように必要な時だけ着用するのではなく、このジャケットで一日過ごしても快適に過ごせそうだ。バックポケットが備えられていることも一日中着用することを後押ししてくれているよう。生地が少し厚手となっているため、ウィンドブレーカーでは寒さを感じるようなシチュエーションでもある程度の保温性を期待することもできる。マルチな使い方ができる面白いウェアだと感じる。
伸縮性はウィンドブレーカーというカテゴリーにおいては非常に優れているため、前傾姿勢を取った時も生地が突っ張りにくく、生地が体に馴染んでくれる。ウェアが風でばたつきにくい程度のスリムなフィット感でも快適に過ごせるのはありがたい。
また、ウィンドブレーカーなどは単色になるケースが多い中で、オーダーウェアとしてオリジナルのデザインで作れるのも嬉しい。ロングライドイベントなどで朝が早く、一枚羽織りたいシチュエーションでも、オリジナルウェアを着用できるのはライドの気分を高めてくれ、チーム員を発見しやすいなどのメリットも大きい。エマージェンシー用の使い方以外もできるこのジャケットを一枚用意しておくと、様々な場面で活躍してくれると思わせる便利な1着だった。
インプレッション:高木三千成
ウエイブワン ウインドテックジャケット
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、4L
価格:17,050円(税込)
ウエイブワン レジェフィットクレスト半袖ジャージ
ウェアにもエアロダイナミクスが求められるようになった近年。オーダーウェアを展開するウエイブワンは、トラック競技とロード競技どちらも素晴らしい成績を挙げるチームブリヂストンサイクリングとタッグを組み、パフォーマンスに優れるウェアの開発を進めている。
プロ選手が着用するウェアと同様の製品もオーダーウェアにラインアップされており、ホビーレーサーもオリジナルデザインで製作することが可能となっている。そのレジェフィットから今回はクレストジャージをピックアップしよう。
クレストはヒルクライム用として開発された1着であり、メッシュが多用されていることが特徴。近年はエアロと同時にツール・ド・フランスのような酷暑に対応する全面メッシュのジャージを選手たちが着用するようになったが、2018年にはすでにラインアップされており、ウエイブワンの先見の明が光るモデルだ。
レース用ウェアとして完成度を高めるためにアンダーウェアなどに用いられるフラットシーマ縫製を採用。スリムフィットに仕立てながらも縫製部分が肌面に干渉しないウェアとして作り上げることで快適な着用感を得られる1着を実現している。
使用する素材はレジェハニカムをメインとし、脇部分にメッシュに近いハバナが差し込まれている。これは非常に通気性に優れており、体から放出される熱を素早くウェア外に排出してくれる性能を実現。また、速度域が遅いシチュエーションでも風が体に当たりやすくクーリング性能にも優れていることが特徴。
また低めの襟で走行風でのバタ付きを低減したり、短めの着丈に設定することでファスナーによるダボつきを防ぎ、エアロダイナミクスを高めていることもポイントだ。価格は15,400円(税込)。
–インプレッション
袖を通した瞬間からわかるのは、レジェフィットクレストジャージがレースのために作られたウェアであること。どのレースモデルとも同じようにタイトなフィット感に仕立てられており、体にピタリと沿うようなフィーリングを覚えた。
タイトフィットながら窮屈感がないことがこのジャージの魅力であり、メッシュ生地はやや硬質なストレッチ感がありながらも、着用してみたら自然な感覚で着用することができ、かつダンシングなど体の動きをスムーズにフォローしてくれる性能を持っている。これは脇部分のメッシュ生地やパネリングの設計が良い影響を与えているようだ。
着用感で気になることがあるとすれば袖もタイトな作りのため、腕の太さによってはキツく感じてしまうかもしれない。そのためクレストジャージを検討している方は一度試着してみて、胴回りと腕周りのフィットを確認することが吉。
通気性に関しては見た目通りに優れた性能を備えている。特に熱が放出されやすい脇部分に目の大きなメッシュを配置していることも、放熱性を考えた設計であり、実際にここにメッシュが配置されることでライド中の不快感は軽減されている。胴回りのメイン生地も通気性に優れており、弱い風でも体に直接当たるような感覚があり、暑い真夏日でもウェア内の快適性を保ってくれる。風を受けにくい低速でヒルクライムに挑戦する人におすすめしたい1着だ。
ウエイブワン レジェフィットクレスト半袖ジャージ
男性サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、4L
女性:36、38、40
価格:15,400円(税込)
ウエイブワン ウインドテックジャケット
ウエイブワンのオーダーウェアラインアップの中でも魅力的なアウターが"ウインドテックジャケット"だ。いわゆるウインドブレーカーだが、肌触りがシャカシャカした薄手な一般的な生地ではなく、フレックスシールドという肌触りが柔らかな特殊な素材が用いられていることが特徴。
ストレッチ性にも優れていることがフレックスシールドも魅力であり、ピタリとしたフィット感で着用することが可能となっている。走行風でウェアがばたつきにくく、ダンシングのような動きにも柔軟に追従してくれるため、ライドを通して快適に過ごせるウェアを実現した。
また3分割ポケットが備えられているため、補給食の携行もウインドテックジャケットで1日中過ごすことも可能。従来のウィンドブレーカーと同等の重量と体積に抑えられており、ジャージのポケットに入れて持ち運ぶこともできるため、ウインドテックジャケットの使い勝手は非常に優れていると言えそうだ。価格は17,050円(税込)。
–インプレッション
一般的なウィンドブレーカーとは異なり、長袖ジャージかのような肌触りの生地を使っていることが手に持った時から伝わり、着用してみれば明らかに着心地良いことがわかる1着。生地が肌に直接触れても不快な感覚は一切なく、ウェア内で汗をかいた状態でも生地が肌にピタリと張り付く不快感はないことが嬉しい。
非常に肌触りも心地よいため、一般的なウィンドブレーカーのように必要な時だけ着用するのではなく、このジャケットで一日過ごしても快適に過ごせそうだ。バックポケットが備えられていることも一日中着用することを後押ししてくれているよう。生地が少し厚手となっているため、ウィンドブレーカーでは寒さを感じるようなシチュエーションでもある程度の保温性を期待することもできる。マルチな使い方ができる面白いウェアだと感じる。
伸縮性はウィンドブレーカーというカテゴリーにおいては非常に優れているため、前傾姿勢を取った時も生地が突っ張りにくく、生地が体に馴染んでくれる。ウェアが風でばたつきにくい程度のスリムなフィット感でも快適に過ごせるのはありがたい。
また、ウィンドブレーカーなどは単色になるケースが多い中で、オーダーウェアとしてオリジナルのデザインで作れるのも嬉しい。ロングライドイベントなどで朝が早く、一枚羽織りたいシチュエーションでも、オリジナルウェアを着用できるのはライドの気分を高めてくれ、チーム員を発見しやすいなどのメリットも大きい。エマージェンシー用の使い方以外もできるこのジャケットを一枚用意しておくと、様々な場面で活躍してくれると思わせる便利な1着だった。
インプレッション:高木三千成
ウエイブワン ウインドテックジャケット
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、4L
価格:17,050円(税込)
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