2023/06/07(水) - 16:28
新緑が輝く4月上旬、スペシャライズドがトレイルビルダーをサポートするプログラムのSoil Searchingが開催された。YAMANASHI MTB山守人が整備するトレイルの作業を行い、ライドを楽しみ、トレイルビルダーによってマウンテンバイク遊びが支えられていることを実感した。
林道を登り切った先の頂上は視界が開け眼下には町並み、目線の高さには南アルプスの山容が広がり、山遊びの高揚感を掻き立ててくれる。ポカポカ陽気に包まれた山頂でダウンヒルの準備を整えていると、これからマウンテンバイカーが降ろうとするトレイルからハイカーが登ってくる。挨拶と「今日の天気と景色は最高ですね」など一言二言会話を交わし、山道をシェアする者同士で同じ瞬間に同じ景色や空気感を共有する時間は爽やかな気分にさせてくれる。
ここは山梨県のとある山中。南アルプスを中心にトレイル整備活動を行うYAMANASHI MTB山守人(以下、山守人)が、山梨県西八代郡の市川三郷町との地域活性化包括連携協定によって整備を行なっている山道だ。トレイルの入口と出口にはマウンテンバイクも利用することが記載された看板が立てられ、この山にマウンテンバイカーがいることを周知してくれているため、ハイカーの皆さんを驚かせることもなく、気持ちよくトレイルをシェアできるような場所となっている。
絶好のサイクリング日和に山梨の山に多くのマウンテンバイカーが集まったのは、山守人のトレイル整備活動をサポートするスペシャライズドのSoil Searchingというプロジェクトが開かれたからだ。また、この日が山守人と市川三郷町の協定調印日であり、市川三郷町長はじめとした様々な方がトレイルビルディングに触れた。
Soil Searchingとは先述したようにスペシャライズドがトレイルビルダーをサポートするプログラムでもあり、それを広く伝えるために開催されるイベントでもある。スペシャライズドは山守人の代表である弭間亮(はずま・りょう)さんの活動に賛同しており、その一環として今回のイベントが開催された。
イベントはディグデイ:トレイル整備とライドデイの二日間にわたるプログラム。ディグデイでは普段トレイル整備に参加していない人もトレイル整備を体験することでトレイルビルダーたちの貢献に気がつき、ライドデイでは自ら整備したトレイルを走り楽しみながら、トレイルビルディングの奥深さに触れるというというもの。
Soil Searchingに参加するメンバーが林道を登り切った山頂で一休みを挟み、いよいよトレイル整備がスタートする。この日の整備場所に移動するために、ダウンヒルを少しばかり楽しんだ後に、整備内容がディグリーダーから説明されて作業が始まった"ディグ(掘る)"という言葉からトレイルをイチから造成するような印象を受けると思うが、今回のDig Dayは既に山道として存在する道を整備する作業だ。
目的はトレイルの安全性を高めることと、持続性を高めること。具体的には木の根がいくつも露出した区間を土と石で埋め、なだらかな道を作り上げる。そして山道として既に道となっているものの水の流れが悪いことが原因で、道を泥濘ませたり、浸食したりする部分に水の通り道を造成する。
地味にも見えるこの作業がトレイルを守り、マウンテンバイクの楽しさを味わうために行うトレイルビルドは、マウンテンバイカーだけではなくハイカーなど山を利用する人々に恩恵をもたらす。YAMANASHI MTB山守人という団体名はそういった理念を体現している。
そして、今回のSoil Searchingには弭間さんの活動の初期から見守っているマット・ハンターとマティー・マイルズ(トレイルハンター/スペシャライズドアンバサダー)と、プロジェクトの中心人物でありスペシャライズドに勤務するファニー・クックも参加しており、一緒にトレイビルディングに勤しんだ。
彼らが言うにはトレイルビルディングで最も大事なことは「フロー」だという。マウンテンバイクにおいてはその言葉通りに流れるように走ることを意味しており、トレイルライドの楽しさの一つの要素だ。同時に「フローのあるトレイルは水も流れます。もし水が流れないトレイルでは水の侵食による溝などで地面にダメージが発生してしまい、結果として自然を壊します」と楽しさだけのためのフローではないともクックは説明する。
さらにハンターは「トレイル作業の魅力の一つは、トレイルを安全にすることができる」と言う。加えてクックは「トレイルビルディングのもう一つの素晴らしいところは、作業がコミュニティを形成することです。様々な人が集まり、同じ作業を進めることでお互いと環境のことを知ることができます」と教えてくれた。
彼らが語る内容はどれも山守人で弭間さんが実践してきたこと。山守人の活動は、南アルプスに住む方々とコミュニケーションをとり、地域に溶け込むことから始まった。トレイル整備を開始すると仲間が集まり、活動の範囲が拡大。ついには自転車活用推進功績者表彰、山梨県自転車活用推進計画が策定されるなど、大きな流れとして動き出している。今回の市川三郷町との協定も広がり始めた活動の一環だ。
特に南アルプスは人間と自然が共生することを目的とするユネスコエコパークとして承認されており、その場で活動を行えるというのは、トレイルビルディングが自然と人間の文化を持続可能なものにすると山守人の活動が認められたと言っても過言ではないだろう。そんな弭間さんの活動をスペシャライズドのメンバーは尊敬していることが節々に表れている。
実際の作業は小難しいことなんて考えず、安全で、山に優しく、楽しいトレイルが出来上がることを楽しみながら一心不乱に作業するだけ。瞬く間に整備区間は綺麗に整えられ、木の根が露出してガタガタしそうなところはスムースに、コーナーのアウトサイドが下がっている区間は土を盛って、タイヤが落ちないような区間となった。
ハンターたちが整えたカーブは見た目からもスムースなことが伝わってくるし、早く試したいという気持ちになってくる。参加メンバー全員が試していては日が暮れてしまうから、逸る気持ちは翌日のライドデイに持ち越した。
Soil Searchingのベースとなった山梨MTBベースオートキャンプ場に戻ってくると、Soil Searchingなどのフィルム上映の準備が着々と進められていた。弭間さんを取り上げたThe guardian of Mountain(山守人)と、Soil Searching: Whistlerのフィルムは、この日行った作業の理念を振り返るのには十分の内容だった。
そして、マウンテンバイクと同様に山を利用したスポーツであるトレイルランニングのパイオニア石川弘樹さんと弭間さんによるトークショーも開催された。石川さんも山で遊ぶこと、そして山を保全し共生することを目指して活動を続けている人物であり、弭間さんとの共通点は数多い。そんな石川さんと弭間さんのトークセッションでもトレイル文化について意見を交わすことで、お互いに進む道を確認しあった。
そんな夜を過ごしたら、いよいよ待ちに待ったライドデイだ。この日も小難しいことは横に置きつつ、ハイカーと共に山を利用することを念頭に入れてマウンテンバイクライドを楽しむだけだ。前日に引き続き晴天に恵まれたライドデイも、気分を最高に盛り上げてくれる。
同じトレイルを満喫しているハイカーと出会うと「安全に楽しんでね」など優しい声をかけてくれる。幸せなアウトドアアクティビティを楽しんでいる瞬間を共有し、気持ちよくマウンテンバイクを走らせられるのは最高のひとときだ。自転車を右に左に倒して、コーナーをクリアした先に前日作業を行った区間が現れる。
木の根でガタガタして不安があった部分はスムーズに流れ、その先に構えられた新しいバーム(角度のついたコーナー)は最高のフロー感で、その先も気持ちよく走り続けられる。実際に手を動かした方であれば、この楽しみはさらに上をいくのは想像に難くない。マウンテンバイクの楽しさに耽っているとあっという間にトレイルは終わってしまう。最高のトレイルライドの締めは仲間とのハイタッチで決まり。
でも一本のダウンヒルでは物足りないので、スペシャライズドのE-BIKE"Levo SL"の力に物を言わせ2本目、3本目へと繰り出してしまうのは仕方ない。トレイルヘッドまでは自走するのだが、その間にある林道のヒルクライムも仲間といれば楽しいし、E-BIKEがあれば苦労もそこそこ。トレイルライドの美味しいところをいただける魔法の機材だ。
ファニーは「E-BIKEはより多くの人をスポーツに誘ってくれる。例えば、時間が限られている人が多くの場所に足を運べるし、多くの経験ができるんだ」とE-BIKEを評価する。加えて、マットは「Levo SLはライドフィールが良いうえに、山に登るときに手助けしてくれるから、純粋に楽しいんだ」という。
「E-BIKEは先に進んでいきたいと思う人たちにとっては素晴らしいものです。例えば、少し疲れている人や体力に自信がない方と一緒にライドしていてもグループ全体のバランスがよくなります」とマティは言う。そんなE-BIKEで山を登れば、息を乱さずに会話を楽しみながら、トレイルまでたどり着く。
何回かトレイルを降っていると、ハンターらスペシャライズドのグループが後ろから迫ってきた。彼らは楽しいセクションでは声をあげて楽しさを仲間と共有するから、普段は静かな山の中も一気に明るく楽しくなる。普段は声をあげて走ることはないのだけど、きっと声を出して喜びを表現すれば、トレイルライドはさらに楽しくなるのだろう。
マット、マティ、ファニーは口を揃えてマウンテンバイクの楽しさは友達と走ること、新しい土地へ旅をすることにあるという。今回の彼らがまさにその言葉を体現している。Soil Searchingチームとの旅、そして日本での出会いとコミュニケーションを楽しみ、素晴らしいひと時を過ごしている。
彼らが楽しみながら、トレイル整備をサポートするのはマウンテンバイクを愛しているからだろう。イベントの最後にはSoil Searchingのチームから弭間さんに新型Levo SLと現行モデル、そして弭間さんのお子さんに自転車がプレゼントされ、トレイルビルダーへの最大級のリスペクトを感じさせられた。弭間さんの活動、スペシャライズドのマウンテンバイクにかける情熱を一気に感じられる2日間だった。
スペシャライズドは売上の一部をSoil Searchingの活動に寄付する特別モデルもあるため、このプロジェクトに賛同する方はチェックしてみても良いだろう。
text&photo:Gakuto Fujiwara
林道を登り切った先の頂上は視界が開け眼下には町並み、目線の高さには南アルプスの山容が広がり、山遊びの高揚感を掻き立ててくれる。ポカポカ陽気に包まれた山頂でダウンヒルの準備を整えていると、これからマウンテンバイカーが降ろうとするトレイルからハイカーが登ってくる。挨拶と「今日の天気と景色は最高ですね」など一言二言会話を交わし、山道をシェアする者同士で同じ瞬間に同じ景色や空気感を共有する時間は爽やかな気分にさせてくれる。
ここは山梨県のとある山中。南アルプスを中心にトレイル整備活動を行うYAMANASHI MTB山守人(以下、山守人)が、山梨県西八代郡の市川三郷町との地域活性化包括連携協定によって整備を行なっている山道だ。トレイルの入口と出口にはマウンテンバイクも利用することが記載された看板が立てられ、この山にマウンテンバイカーがいることを周知してくれているため、ハイカーの皆さんを驚かせることもなく、気持ちよくトレイルをシェアできるような場所となっている。
絶好のサイクリング日和に山梨の山に多くのマウンテンバイカーが集まったのは、山守人のトレイル整備活動をサポートするスペシャライズドのSoil Searchingというプロジェクトが開かれたからだ。また、この日が山守人と市川三郷町の協定調印日であり、市川三郷町長はじめとした様々な方がトレイルビルディングに触れた。
Soil Searchingとは先述したようにスペシャライズドがトレイルビルダーをサポートするプログラムでもあり、それを広く伝えるために開催されるイベントでもある。スペシャライズドは山守人の代表である弭間亮(はずま・りょう)さんの活動に賛同しており、その一環として今回のイベントが開催された。
イベントはディグデイ:トレイル整備とライドデイの二日間にわたるプログラム。ディグデイでは普段トレイル整備に参加していない人もトレイル整備を体験することでトレイルビルダーたちの貢献に気がつき、ライドデイでは自ら整備したトレイルを走り楽しみながら、トレイルビルディングの奥深さに触れるというというもの。
Soil Searchingに参加するメンバーが林道を登り切った山頂で一休みを挟み、いよいよトレイル整備がスタートする。この日の整備場所に移動するために、ダウンヒルを少しばかり楽しんだ後に、整備内容がディグリーダーから説明されて作業が始まった"ディグ(掘る)"という言葉からトレイルをイチから造成するような印象を受けると思うが、今回のDig Dayは既に山道として存在する道を整備する作業だ。
目的はトレイルの安全性を高めることと、持続性を高めること。具体的には木の根がいくつも露出した区間を土と石で埋め、なだらかな道を作り上げる。そして山道として既に道となっているものの水の流れが悪いことが原因で、道を泥濘ませたり、浸食したりする部分に水の通り道を造成する。
地味にも見えるこの作業がトレイルを守り、マウンテンバイクの楽しさを味わうために行うトレイルビルドは、マウンテンバイカーだけではなくハイカーなど山を利用する人々に恩恵をもたらす。YAMANASHI MTB山守人という団体名はそういった理念を体現している。
そして、今回のSoil Searchingには弭間さんの活動の初期から見守っているマット・ハンターとマティー・マイルズ(トレイルハンター/スペシャライズドアンバサダー)と、プロジェクトの中心人物でありスペシャライズドに勤務するファニー・クックも参加しており、一緒にトレイビルディングに勤しんだ。
彼らが言うにはトレイルビルディングで最も大事なことは「フロー」だという。マウンテンバイクにおいてはその言葉通りに流れるように走ることを意味しており、トレイルライドの楽しさの一つの要素だ。同時に「フローのあるトレイルは水も流れます。もし水が流れないトレイルでは水の侵食による溝などで地面にダメージが発生してしまい、結果として自然を壊します」と楽しさだけのためのフローではないともクックは説明する。
さらにハンターは「トレイル作業の魅力の一つは、トレイルを安全にすることができる」と言う。加えてクックは「トレイルビルディングのもう一つの素晴らしいところは、作業がコミュニティを形成することです。様々な人が集まり、同じ作業を進めることでお互いと環境のことを知ることができます」と教えてくれた。
彼らが語る内容はどれも山守人で弭間さんが実践してきたこと。山守人の活動は、南アルプスに住む方々とコミュニケーションをとり、地域に溶け込むことから始まった。トレイル整備を開始すると仲間が集まり、活動の範囲が拡大。ついには自転車活用推進功績者表彰、山梨県自転車活用推進計画が策定されるなど、大きな流れとして動き出している。今回の市川三郷町との協定も広がり始めた活動の一環だ。
特に南アルプスは人間と自然が共生することを目的とするユネスコエコパークとして承認されており、その場で活動を行えるというのは、トレイルビルディングが自然と人間の文化を持続可能なものにすると山守人の活動が認められたと言っても過言ではないだろう。そんな弭間さんの活動をスペシャライズドのメンバーは尊敬していることが節々に表れている。
実際の作業は小難しいことなんて考えず、安全で、山に優しく、楽しいトレイルが出来上がることを楽しみながら一心不乱に作業するだけ。瞬く間に整備区間は綺麗に整えられ、木の根が露出してガタガタしそうなところはスムースに、コーナーのアウトサイドが下がっている区間は土を盛って、タイヤが落ちないような区間となった。
ハンターたちが整えたカーブは見た目からもスムースなことが伝わってくるし、早く試したいという気持ちになってくる。参加メンバー全員が試していては日が暮れてしまうから、逸る気持ちは翌日のライドデイに持ち越した。
Soil Searchingのベースとなった山梨MTBベースオートキャンプ場に戻ってくると、Soil Searchingなどのフィルム上映の準備が着々と進められていた。弭間さんを取り上げたThe guardian of Mountain(山守人)と、Soil Searching: Whistlerのフィルムは、この日行った作業の理念を振り返るのには十分の内容だった。
そして、マウンテンバイクと同様に山を利用したスポーツであるトレイルランニングのパイオニア石川弘樹さんと弭間さんによるトークショーも開催された。石川さんも山で遊ぶこと、そして山を保全し共生することを目指して活動を続けている人物であり、弭間さんとの共通点は数多い。そんな石川さんと弭間さんのトークセッションでもトレイル文化について意見を交わすことで、お互いに進む道を確認しあった。
そんな夜を過ごしたら、いよいよ待ちに待ったライドデイだ。この日も小難しいことは横に置きつつ、ハイカーと共に山を利用することを念頭に入れてマウンテンバイクライドを楽しむだけだ。前日に引き続き晴天に恵まれたライドデイも、気分を最高に盛り上げてくれる。
同じトレイルを満喫しているハイカーと出会うと「安全に楽しんでね」など優しい声をかけてくれる。幸せなアウトドアアクティビティを楽しんでいる瞬間を共有し、気持ちよくマウンテンバイクを走らせられるのは最高のひとときだ。自転車を右に左に倒して、コーナーをクリアした先に前日作業を行った区間が現れる。
木の根でガタガタして不安があった部分はスムーズに流れ、その先に構えられた新しいバーム(角度のついたコーナー)は最高のフロー感で、その先も気持ちよく走り続けられる。実際に手を動かした方であれば、この楽しみはさらに上をいくのは想像に難くない。マウンテンバイクの楽しさに耽っているとあっという間にトレイルは終わってしまう。最高のトレイルライドの締めは仲間とのハイタッチで決まり。
でも一本のダウンヒルでは物足りないので、スペシャライズドのE-BIKE"Levo SL"の力に物を言わせ2本目、3本目へと繰り出してしまうのは仕方ない。トレイルヘッドまでは自走するのだが、その間にある林道のヒルクライムも仲間といれば楽しいし、E-BIKEがあれば苦労もそこそこ。トレイルライドの美味しいところをいただける魔法の機材だ。
ファニーは「E-BIKEはより多くの人をスポーツに誘ってくれる。例えば、時間が限られている人が多くの場所に足を運べるし、多くの経験ができるんだ」とE-BIKEを評価する。加えて、マットは「Levo SLはライドフィールが良いうえに、山に登るときに手助けしてくれるから、純粋に楽しいんだ」という。
「E-BIKEは先に進んでいきたいと思う人たちにとっては素晴らしいものです。例えば、少し疲れている人や体力に自信がない方と一緒にライドしていてもグループ全体のバランスがよくなります」とマティは言う。そんなE-BIKEで山を登れば、息を乱さずに会話を楽しみながら、トレイルまでたどり着く。
何回かトレイルを降っていると、ハンターらスペシャライズドのグループが後ろから迫ってきた。彼らは楽しいセクションでは声をあげて楽しさを仲間と共有するから、普段は静かな山の中も一気に明るく楽しくなる。普段は声をあげて走ることはないのだけど、きっと声を出して喜びを表現すれば、トレイルライドはさらに楽しくなるのだろう。
マット、マティ、ファニーは口を揃えてマウンテンバイクの楽しさは友達と走ること、新しい土地へ旅をすることにあるという。今回の彼らがまさにその言葉を体現している。Soil Searchingチームとの旅、そして日本での出会いとコミュニケーションを楽しみ、素晴らしいひと時を過ごしている。
彼らが楽しみながら、トレイル整備をサポートするのはマウンテンバイクを愛しているからだろう。イベントの最後にはSoil Searchingのチームから弭間さんに新型Levo SLと現行モデル、そして弭間さんのお子さんに自転車がプレゼントされ、トレイルビルダーへの最大級のリスペクトを感じさせられた。弭間さんの活動、スペシャライズドのマウンテンバイクにかける情熱を一気に感じられる2日間だった。
スペシャライズドは売上の一部をSoil Searchingの活動に寄付する特別モデルもあるため、このプロジェクトに賛同する方はチェックしてみても良いだろう。
text&photo:Gakuto Fujiwara
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