日本オリジナルパッケージのウィリエール完成車を次々と用意する服部産業が、ミドルグレードのZERO SLにシマノULTEGRA DI2 R8150と機械式ディスクブレーキを組み合わせた特別仕様完成車をリリースした。輪行を頻繁に行う方などにぴったりなメンテナンスしやすい1台だ。



ウィリエール ZERO SL(機械式ディスクブレーキ特別仕様車) (c)服部産業 ※マヴィック KSYRIUM PRO UST

ウィリエールの国内正規代理店を務める服部産業が、GTR-Team Discに続き特別完成車を発表した。本国ラインアップにはない完成車を用意して国内ニーズに応える同社だが、今回発売されるのはミドルグレードのオールラウンドロードZERO SLをベースとし、機械式ディスクブレーキをあえて採用した一台だ。カーボン製ロードレーサーの完成車パッケージの多くが油圧ディスクブレーキとなっているため、この仕様は機械式でディスクブレーキを運用したい方にはまたとないパッケージとなっている。

この特別仕様車は服部産業のスタッフが、沖縄や大阪のサイクルショップからリクエストを受けたことや、実業団レーサーが機械式ディスクブレーキを使用しているというケースに触れたことがきっかけ。メンテナンス性やトラブルに対応できる可能性を大きくすることは、輪行遠征を多く行う人をはじめとした数多くのサイクリストのメリットだ。

ZERO SLに搭載されるブレーキシステムはジュインテック製のワイヤー引き、油圧制御の対向2ピストン搭載ディスクキャリパー「JuinTECH F1」。ワイヤーを引くデュアルコントロールレバーはシマノR8150系だ。これは電動変速/リムブレーキ仕様の最新世代で12速変速システムのため、最新コンポーネントと機械式ディスクブレーキのどちらも使いたい方にうってつけ。ドライブトレインももちろんシマノ ULTEGRA DI2 R8100系だ。

トップチューブ上部にはモデル名のレターがプリントされるトップチューブ上部にはモデル名のレターがプリントされる 新型の専用アルミステム、ステンマSLを採用 ケーブルは下から内装されるシステム新型の専用アルミステム、ステンマSLを採用 ケーブルは下から内装されるシステム


ほっそりとしたBBハンガー 過度なボリュームを持つことなく軽量化と剛性を両立した形状ほっそりとしたBBハンガー 過度なボリュームを持つことなく軽量化と剛性を両立した形状 幅広タイヤに対応するフロントフォーク クラウン部は外に張り出すワイドスタンスなデザイン幅広タイヤに対応するフロントフォーク クラウン部は外に張り出すワイドスタンスなデザイン


今回の限定車はマットブラック/レッドのフレームのみの展開。ホイールはDrais RX1.0で、価格は638,000円(税込)。またホイールはマヴィックのKSYRIUM PRO UST DISCにアップデートすることができ、価格は726,000円(税込)となる。用意された完成車は5台のみのため、気になる方は早めにチェックをしよう。

ZERO SLの詳細の情報とインプレッションはこちらの記事にて。



ウィリエール ZERO SL(特別完成車)
コンポーネント:シマノULTEGRA R8150
ブレーキ:JuinTECH F1(ワイヤー引き、油圧制御キャリパー)
ホイール:Drais RX1.0
カラー:マットブラック/レッド
サイズ:XS、S、M、L
価格:638,000円(税込)

オプション:マヴィック KSYRIUM PRO UST DISCホイール(アップチャージ:80,000円、税抜総額660,000円、税込総額726,000円)

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